たまにはゆっくりひとり旅。 保存すべし!知る人ぞ知る、東京の隠れた人気コーヒー専門店を巡る旅。
コーヒー好きな方必見。東京にあるコーヒー専門店の中から、今回は、一度は訪れたい雰囲気抜群のコーヒー専門店をピックアップしました。おひとりさまの休日にぴったりなお店、今すぐマップに保存すべし。
1.自家焙煎のコーヒー豆を一杯一杯ハンドドリップで淹れる〈江古田珈琲焙煎所〉/新江古田
「自分たちが通いたいと思えるお店に」と、工藤巨樹(なおき)さん・清子さん夫婦が開業。
ドリップの速度や湯温にこだわり、理想とする「後味のキレイなコーヒー」を、リーズナブルな価格で提供する。湯を注ぐと、ぷわーっと豆が膨らむのは、焙煎したて&挽きたての証拠。
パンは奥様の手作り。店名を冠したブレンドコーヒーは、芯のある苦みと甘み、酸味が絶妙。
壁には店主が撮影した写真が。
(Hanako1150号掲載/photo : Yoko Tajiri text : Mikiko Okai)
2.本と陶磁器に囲まれた一軒家喫茶〈サロン ことたりぬ〉/若林
若林駅からすぐ近くの一軒家。ガラス扉が目印で、1階部分が喫茶サロンになっている。店主の弦間友裕さんは、「使い方は、お客さんが決めればいいと思っているんです」とにっこり。その言葉の通り、コーヒーを飲みながら仕事や読書をする人、お酒を楽しむ人と、ここではみんな思い思いの時間を過ごしている。
金継ぎを教わることができたり、作家の展示が行われたりと多目的に利用できる若林の小さな憩いの場。店内の書籍や陶器は一部販売中。ニレブレンド500円、トーストセット300円
(Hanako1143号掲載/photo : Ikuko Yamada,Yutaro Tagawa,Jiro Fujita illustration:Taku Bannai text : Kayo Yabushita,Makoto Tozuka,Rio Hirai)
【移転情報有り】3.コーヒーとチョコレートが紡ぐ豊かな時間が過ごせる〈蕪木〉/蔵前
蔵前駅から徒歩7分。入り口側の漆喰の壁に窓はなく、表にはとても控えめな看板のみ。コーヒーの焙煎師であり、チョコレート技師の蕪木祐介さんが開いたこの店は、ネルドリップのコーヒーと自家製チョコレートが楽しめる場所。
小さなドアノブを引いて中に入ると、採光を最小限に抑えたほの暗い空間が広がる。目の前のコーヒーとチョコレートの風味に集中し、和音のように織りなすブレンドの香味やチョコレートの芳潤な果実味が驚くほど響いてくる。
ブレンドは3種。珈琲豆800円~、板チョコレート1,200円
(Hanako1150号掲載/photo : Satoshi Nagare text : Yoko Fujimori)