気軽な立ち飲みバルから、粋な小料理屋さんまで。 鎌倉観光を完璧に〆てくれる。小町にあるおいしい飲みスポット4選
鶴岡八幡宮へ向かう2つの通りは観光客で、いつも大にぎわい。しかし脇道に入れば、地元住人御用達の穴場がそこかしこに。今回は、新鮮な地魚が楽しめる海鮮料理店をはじめ、鎌倉・小町のおいしい飲みスポット4選をご紹介します。
1.〈Femme de Bateau Aoki〉店主自ら舟に乗って海に出る。だから活〆の天然地魚がうまい!
小町通り最初の脇道を入ると気になる看板が。店先には獲れたての地魚料理を書き並べた品書きが貼り出され、飲み心を誘ってくる。店名はフランス語で“青木丸”。小坪の漁師とともに舟に乗って海に出ている青木園子さん。
懇意の舟から仕入れる地魚は鮮度も旨味も抜群。魚介にうるさい地元住人も足繁く通ってくる。刺身をひと切れ噛みしめたときの甘みとかすかな磯の香り!日本酒が進むこと間違いなし。
〈Femme de Bateau Aoki〉
■神奈川県鎌倉市小町1-5-9
■0467-53-8339
■17:30~22:00 水木休
■13席/喫煙
2.〈テンスケ〉数十種ある強炭酸のハイボールでワイワイとにぎやかに夜は更けて。
夕方からにぎわうキャッシュオンデリバリー&立ち飲みのバル。鎌倉観光帰りの一見さんも、毎日のように現れる常連さんも互いに垣根なく、昭和歌謡をBGMにのんびりくつろいで飲んでいる。
ここで飲むべきは、のどごしスッキリ爽やかなハイボール。料理上手なスタッフが作る酒のアテも見逃せない。
〈テンスケ〉
■神奈川県鎌倉市小町2-11-11大谷ビル2F
■070-2178-0088
■17:00(冬期)~23:00 不定休
■喫煙
3.〈ペリカン食堂〉小町裏で大阪のソウルフードにハマる。
急な階段の先、うなぎの寝床のようなカウンターに立つのは、2016年12月にこの店をオープンした大阪生まれのツーランさん。子供の頃から食べ慣れた粉もんが店の看板だ。
キャベツと天かす多め、紅生姜の効いたたこ焼きはカリッと香ばしく、中はトロリ。
関西じゃよくある紅生姜天ぷらや、店主地元のローカルフード「ペタ焼き」もクセに。大阪から取り寄せた甘辛スパイシーなソースのトリコになりそう。
〈ペリカン食堂〉
■神奈川県鎌倉市小町2-9-22 2F
■17:00~24:00 木休
■9席/分煙
4.〈よしろう〉割烹着も粋な女将さんが待つ小料理屋。
丁寧にこしらえた煮あずきで評判の〈甘処あかね〉が、夕暮れとともに燗酒の似合う小料理屋に。カウンターに立つのは白い割烹着の女将、姫田あかねさんだ。
下ごしらえからじっくり手間ひまかけた炊き合わせや煮浸し、柑橘の香りも爽やかなぬたなど気の利いた手料理で飲めば、ちょっと大人の仲間入りした気分になれる。憧れの飲み処だ。
〈よしろう〉
■神奈川県鎌倉市小町2-10-10 1F
■17:30~23:30 *13:00(土日祝12:00)~16:30は〈甘処あかね〉として営業 木休
■10席/禁煙
(Hanako特別編集『最新鎌倉 おいしいものと、花の寺めぐり。』掲載/photo:Kanako Nakamura, Shin-ichi Yokoyama, Yoko Tajiri, Yumi Saito, Michi Murakami, Misa Nakagaki, Yoichi Nagano, Kayoko Aoki, Kaoru Yamada, Mariko Tosa, Shinji Serizawa(ROOSTER), Yusei Fukuyama text:Mutsumi Hidaka, Riko Saito, Hiroko Yabuki, Mao Adama, Yumiko Ikeda, Yoko Fujimori, Emi Tomoi, Mick Nomura(photopic))