スイーツ天国・香港! 香港のおすすめ伝統デザート3選【プリン・エッグタルト・亀ゼリー】
スイーツ天国・香港で必食のデザートとは?濃厚なカスタードが堪らないエッグタルトから、漢方ベースのヘルシーな亀ゼリーまで、香港で必食の伝統スイーツをご紹介します。
1.香港土産のテッパン菓子店〈奇華茶室〉のティールームでプリンを。/灣仔
1938年創業の、香港の老舗菓子店〈奇華餅家〉。灣仔に1年ほど前にオープンした旗艦店はティールームと料理教室が併設されている。ビルの2階、自然光が差し込むリラックスしたムードのティールーム〈奇華茶室〉のおすすめは、香港の伝統的なスイーツ「蓮蓉西米布甸」。
蓮の実をペーストにした上品な甘さの餡に、プチプチとしたサゴ(ヤシの実からとれたデンプンを粒状にしたもの)がアクセントになった濃厚なプリン。オーブンで焼かれて熱々の状態で提供されるホットスイーツだ。ゆったりとお茶を楽しんだあとは、1階のショップでゆっくりお土産を選び、買って帰るのもいい。
〈奇華茶室(ケイワー チャーサッ)〉
店のキッチンで焼いた〈奇華餅家〉のできたてのパンやスイーツが店頭で買えるのはこちらだけ。
■灣仔皇后大道東188號1樓
■2148-3388
■11:00~22:00 無休
■80席
2.〈泰昌餅家 中環擺花街店〉パクッと片手で食べられる小さめ絶品エッグタルト。/中環
街歩きに疲れたら、香港内に多数の支店を持つ人気店〈泰昌餅家〉のエッグタルトでエネルギーチャージ。イギリス植民地時代の1945年に創業した老舗は、今でも1日2,000個を売り上げているのだとか。
サクサクと軽いクッキー部分の香ばしさと、とろりと滑らかで濃厚な卵の味が絶妙なバランス。マカオのエッグタルトと違って、卵部分の表面が焼かれていないのが香港流だ。店内にイートインスペースはないものの、小さめのサイズなので、気軽にパクッと食べられるのもうれしい。熱々はもちろんだけど、冷めてもおいしい逸品。自分用と、お土産用に、多めにテイクアウトしていこう。
〈泰昌餅家 中環擺花街店
エッグタルトのほかに、しょっぱい系のチキンパイなどもあるので、甘党以外もぜひ訪れてみて。
■中環擺花街35號地下
■8300-8301
■7:30(日祝8:30)~21:00 無休
3.〈春回堂藥行〉ローカルに交じってつるりと健康に。/中環
整腸作用がありデトックス効果が期待できるといわれ、ローカルの人々が体の不調を感じたときや暑い日が続くときなどに食べているという「亀ゼリー」。香港の漢方薬局や専門店で食べられる。〈春回堂藥行〉は1916年創業の老舗。店の前では漢方茶なども売っているが、奥には小さなイートインスペースが。
名前の通り、「亀ゼリー」には亀をはじめ28種類の漢方素材が使われ、毎日この店舗の上階で作られている。かすかに漢方薬の香りは感じるものの癖は強くなく、ほぼ味はついていないので、シロップをかけていただく。これなら元気がない日でも食べられて、元気になること間違いなし!
〈春回堂藥行〉
一人で来店し、サッと亀ゼリーを食べていくローカルの人も多い。香港の人の健康を支える伝統的な習慣だ。
■中環閣麟街8號
■2544-3518
■9:00~20:00 日休
■10席
(Hanako1166号掲載/photo : MEGUMI (DOUBLE ONE) text : Rio Hirai)