自然のパワーを感じに! 東京の楽園【伊豆諸島・三宅島】へ。島グルメを堪能できる美味しいカフェ・レストラン4軒
三宅島で味わう島産の食材は、再生の思いを込めた島民たちの努力のたまもの、エネルギーが満ちている!どの店にも島特有ののんびりした時間が流れ、誰もがゆったりと過ごせる。島グルメを堪能出来るとっておきのお店を選びました。
1.とれたて野菜が盛り盛り! 森の入り口のレストラン。〈Island style 飲み屋 リターノ〉
都道を少し外れた小道を進むと、ほっこりとかわいらしい佇まいの一軒家が見えてくる。菊地健一郎さんが地産の野菜と魚でもてなすこの店は、島民からも厚い信頼を受ける。野菜は、店の隣で両親が営む〈菊地農園〉から。パクチーやレタスなど、店で使う野菜をリクエストして作ってもらう、なんとも幸せなシェフだ。料理の直前に収穫される野菜は新鮮そのもの。魚の旨味に負けないのは、その風味の高さゆえ。
「菊地農園産春キャベツのオイルサーディン挟みオーブン焼き」素材の味を活かすため、調理工程はとてもシンプル。春キャベツは、サッとオーブンに入れるだけでも芯まで丸ごと食べられる。キャベツ本来の甘みに、黒オリーブやオイルサーディンがアクセント。600円。
2.リピート必至の海の滋味。〈ペンション・ダイビングショップ サントモ〉
女性スタッフが切り盛りするこのペンションでは、宿泊者以外でもランチを食べられる。日替わりランチに登場する地魚や野菜は、島産のものを中心に扱う。島の岩場に生息する甲殻類「カメの手」は、凝縮した旨味が絶品で「カメの手味噌汁」はリピー ターに大人気。
宿泊者のみに提供する夜メニューには、島産食材がさらにたっぷり。
3.テイクアウトして海辺でピクニック。〈サバサンドカフェ〉
甘辛いタレに絡めたサバにタマネギドレッシングをかけ、坪田地区の〈築穴製パン〉のコッペパンに挟む。テイクアウトして、景色のいい所でランチにしよう。
4.家族で作る三宅島のスイーツ。〈ギャラリーカフェ Canon〉
店主・大宜味詩野さんの父、穴原甲一郎さんが描く三宅島の風景画が壁を飾り、気持ちのいい風が通るカフェで休憩を。
漁師でもある甲一郎さんがとったテングサで作るところてんを寒天がわりにし、詩野さん手作りの明日葉アイスを添えた親子共作の 「ところてん入りCanonあんみつ」500円(税込)
(Hanako1136号掲載/photo : MEGUMI(DOUBLE ONE)text & edit : Chiyo Sagaetext : Kahoko Nishimura )