「魔法のラーメン」など、注目メニューも多数! デートや一人ごはんにもおすすめ!静岡のおしゃれなラーメン店〈ラーメンやんぐ〉とは?
ちょっと足をのばしてゆっくり味わいたい、おいしいラーメン店とは?デートや一人ごはんにもおすすめな居心地の良い空間の、静岡・三島の人気ラーメン屋さん〈ラーメンやんぐ〉をご紹介します。
1人でもデートにも、心奪われる多彩な麺。
「近所に市役所があって大学もあって7割が女性客。昼はこのあたりで働くOLさんが多いですね」と話すのは店主の高梨哲宏さん。静岡県清水町にある兄のラーメン店〈ろたす〉を経て2017年7月にオープンした〈ラーメンやんぐ〉は、三島でも繁華街エリアをあえて外した、三嶋大社まで徒歩10分の場所にある。
散歩中に思いがけず見つけて決めたという店舗は、日当たりも風通しもよく、明るく爽やか。伊豆で「イズヤングフェス」を主催するなどミュージシャンとして活躍した高梨さんのセンスが、ラーメン屋にこれ以上ないほどのポップさとキャッチーさをもたらした、居心地のいい店だ。「女性に来てもらいたかったというよりも、自分が本当に心地いい空間を作りたくて。はい、女子力が高いと言われがちです(笑)」と高梨さん。
入口付近は催し物スペース。この日は雑貨店〈MONDAYSTORE〉のポップアップストア。
店主のセンスそのままのインテリア。棚にはTシャツなどオリジナルグッズも。
厨房のステンレス機器はピカピカに磨き上げられ、カウンターの椅子は肘掛け背もたれ付き。美濃焼の器にはSTOMACHACHE.がデザインした「young」の文字が入り、手洗い場には〈Aeˉ sop〉のハンドクリームが置かれている。しかしどこにも気負った様子はなく、どれも自然な佇まい。店主の自宅に招かれたようなこの空間は、彼の等身大の店なのだ。
「今日は薄味を食べたいとか、今日は濃いものを食べたいとか。その日の気分に合わせて選べるように」との理由から、メニューはあっさりからこってりまで、幅広い守備範囲。基本となるスープは、鶏でダシをとってから魚介を入れ、さらに鶏を追加することでまろやかさをアップしたもの。三島にある〈秋山製麺所〉から仕入れる麺は、細麺、中太、太麺を味により使い分けている。
期間限定で時々登場する「生搾りレモンラーメン」は、オーダーを受けてからレモン1個分の果汁を搾り入れる香り高き一杯。
「魔法のラーメン」は、鶏白湯スープを使い、「こってりとあっさりの両方を食べられる魔法みたいなラーメン」だとか。
赤い具材はローストトマト。
心地よさとは裏腹に個性派ぞろいのメニューたち。そのギャップに心を奪われて、また足を運びたくなる。
〈ラーメンやんぐ〉
三島田町駅前すぐ。
■静岡県三島市北田町6-21
■055-939-8622
■11:30~15:00、17:30~20:30LO 日木休
■9席/禁煙
(Hanako1161号掲載/photo : Maruo Kono text : Junya Hirokawa)