【東京】サクッ! カリッ! と揚げた鶏肉を味わえる新店&定番店

【東京】サクッ! カリッ! と揚げた鶏肉を味わえる新店&定番店
食べごと放談 NEW&STANDARD
【東京】サクッ! カリッ! と揚げた鶏肉を味わえる新店&定番店
FOOD 2025.07.17
フードライター小石原はるかさんが、毎号、テーマに合わせて予算10,000円以下で、勢いに乗る注目の新店と「○○といえば」な納得の定番店とを紹介する連載。第11回は無性に食べたい揚げ鶏肉。
photo_Kaori Ouchi, text_Haruka Koishihara
小石原はるか

こいしはら・はるか/一度ハマるととことん偏りがちなフードライター。著書に『東京最高のレストラン』(ぴあ/共著)、『自分史上最多ごはん』(マガジンハウス)など。

【注目の新店】チキンカツに本気で取り組む専門店が堂々誕生!〈矢澤チキン〉/六本木

しっとりシルキーなささみとザクッと衣の対比に目を見張る。「矢澤プレート シングル(フィレカツ)」1,628円(ライス・スープ付き)。カツの部位はムネ、モモも選べる。特製のソースや自家製タルタルソース、藻塩で“味変”も。

ご存じの通り、とんかつ店は日本全国津々浦々にある身近な存在。そして牛かつ専門店は、目下訪日客を中心に大ブームだ。が、そういえば鶏肉のかつは今ひとつマイナーかも? とんかつ屋さんのサイドメニューで見かけることはあるけれど「当方、チキンカツが主役です!」というお店はあまりお目にかかれない。

そんな状況に一石を投じたのがハンバーグでおなじみの「ヤザワミート」グループ。〝チキンカツの概念を変えたい!〟と、その可能性を徹底的に追求する専門店を開いてしまった。

いち押しの「フィレ」は、秘密の下味をつけてから、粗挽きのパン粉を注文ごとにつけ、米油ベースの揚げ油でサクッと揚げている。脂肪の少ないささみとは思えない意表を突くふわっとなめらかな食感に、大げさではなく一瞬言葉を失った。来るか!? チキンカツブーム。

information
矢澤チキン
矢澤チキン

住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリアB1
TEL:03-6721-1229
営業時間:11:00~20:30LO
定休日:無休(施設に準ずる)
席数:カウンター14席、テーブル15席
instagram:@yazawa.chicken

※予算1人約2,000円~。予約不可。

テーブルのほか、ひとり向きのカウンターも。

【納得の定番店】名物フライドチキンを片手に、気軽に飲めるバル。〈ポロフリg〉/虎ノ門ヒルズ

ポロフリg
独自ブレンドのスパイス が香る、自慢の味を。「オリジナルフライドチキン」1,150円(3ピース)。骨付き胸肉、ドラムなど、どの部位がくるかはお楽しみ。1ピースから注文可能。

店名の「ポロフリ」は、スペイン語の〝Pollo(鶏)〟と〝Frito(揚げる)〟が合体したもの。なぜスペイン語で? と思ったら、こちらは20年以上の歴史を持つ五反田〈スペインバル・ジローナ〉が開いたお店だから。

看板メニューの「オリジナルフライドチキン」は、まず鶏肉がそんじょそこらのものじゃない。五反田が誇る鶏肉専門店〈信濃屋〉から仕入れた新鮮な丸鶏を、お店で捌いて使っているのだ。ゆえに、いろいろな部位を楽しめるのも魅力。それを20種類以上のスパイスと調味料で味付けして牛脂をブレンドした植物油で揚げているから、コク深い仕上がりに。熱々のうちにかじれば、香辛料の風味とジューシーな肉汁が口いっぱいに広がって……これはあらゆるドリンクのベストパートナー! 手羽中、砂肝などのメニューもあって、揚げた鶏づくしが叶う。

〈ポロフリg〉
虎ノ門ヒルズ
虎ノ門ヒルズ
お店は「虎ノ門横丁」の寄合席に面している。

住所:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー3F
TEL:03-6811-1086
営業時間:12:00~14:00、17:00~22:00LO(土日祝12:00~21:00LO)
定休日:無休
席数:カウンター5席(ほか、「虎ノ門横丁」共通の寄合席あり)
instagram:@pollofrito_g

※予算1人昼約1,000円~、夜約2,500円~。予約不可。

Videos

Pick Up