【予算約5,000円】食べて飲んで大満足の居酒屋6選【東京】

【予算約5,000円】食べて飲んで大満足の居酒屋6選【東京】

FOOD 2024.12.25

名店やその出身者が手がけた新しい酒場は味も価格も〝レベチ〞！　飲んで食べて、だいたい予算5,000円のお店をご紹介。日常に、会食に、目的で使い分けて。
※飲み物2杯、前菜、メイン、シメでオーダーした場合を想定しています。
※ORDER SHEETにはお通しや席料は含まれていません。

photo_Kanako Nakamura, Michi Murakami　text_Kimiko Yamada, Riho Nakamori

1. Gastronomia／学芸大学

上質の食材をシンプルに手軽に、〈Cignale（チニャーレ）〉最新店は超穴場。

予約の取れない神泉の人気店〈Cignale〉の新展開は、予約不要なカウンター居酒屋。系列店と同様に仕入れた、とびきりの肉や野菜、鮮魚を、小さな店内でシンプルに調理し、手早く提供する。黒板メニューには、「鱒子の醤油丼」や「雪室ジャガイモで作ったフレンチフライ」などイタリアンにこだわらない全国の美味が季節ごとに続々と登場。来るたびに違う旬の味があるのも楽しみの一つだ。「食材の長所を活かしただけの簡単メニューばかり」と笑うマネージャーの荒川瑞紀さん。こうした料理におすすめなのはナチュラルワイン。生花とキャンドルの炎が絶えないクラシックな店内は心地がよく、隣り合う客同士も自然と仲良くなれるから不思議だ。

2. 渋谷きんぼし／渋谷

青果店が目利きした旬野菜の美味を味わう和食居酒屋。

〈渋谷マークシティ〉の南側エリアに、いま話題の酒場が集まっている。野菜のおばんざいが名物の〈渋谷きんぼし〉もその一つだ。代表・池上善史さんの義実家である〈保坂青果〉が目利きした、秋田伝統野菜や希少な天然の山菜を使った季節替わりの料理が並ぶ。カツオと昆布からとっただしに野菜をくぐらせるしゃぶしゃぶは系列店でもここだけ。あきたこまちともち米を半々の配合で炊き上げ、鮭やイクラなどをのせた「わっぱごはん」も人気だ。豊富に揃う日本酒や焼酎とともに味わいたい。

3. OMA／池尻大橋

お酒好きの人の理想を叶えた池尻の隠れ家。

クラフトジンをはじめ、ワインやウイスキー、日本酒まで100種にも及ぶお酒の品揃えを誇る店。「だからこそ料理はすべてお酒との相性を第一に用意しました」とオーナーの榊原祐樹さん。メニューを考案しグリンたのは、新宿御苑〈GRIN〉の佐々木幸治シェフ。築地から仕入れた鮮魚や旬の果物も、チーズやカルパッチョにと少しだけひねりを利かせて。かつての同僚だった料理人たちとアイデアを出し合った料理は、1軒目はもちろん、2軒目遣いにも、深夜の一人飯にも使えるのが魅力的。

4. 寄／参宮橋

寄り合いがコンセプトの食とカルチャーのセレクトショップ。
リエイティブディレクターの南貴之さんが手がける角打ちスタンド。京都の立ち食いそば店〈SUBA（すば）〉や富山県の〈ミッちゃん餃子〉など、全国から選りすぐった逸品が揃う。お酒は福岡県糸島の〈川久保酒店〉から仕入れる焼酎をはじめ、クラフトビールやワインなど種類豊富で購入も可能。生産者とのコラボイベントも好評だ。〈Graphpaper TOKYO（グラフペーパー トウキョウ）〉〈Vektorshop（ベクター ショップ）〉も併設し、アパレルや雑貨、レコードも販売している。

5. 赤星／三軒茶屋

令和の時代へアップデートされたビールの「赤星」が似合う大衆酒場。

歳烏山〈酒場アカボシ〉の2号店が三軒茶屋を席巻中。肉豆腐やお造りなど酒場の定番メニューを置きつつも、丸めてジューシーに仕上げた鶏の唐揚げや、蒸し鶏にたっぷりのパクチーとピーナッツをのせた「パク鶏」など、ひとひねり利いた料理も酒好きの心を捉えている。長時間じっくり煮込んだ肉豆腐は牛肉とタマネギの自然な甘さがたまらない。安くて旨い、深夜営業も行う大衆酒場界の新スターだ。

6. 氵／東長崎

燗酒をさらにおいしくする、センスが光る創作料理の数々。

日本料理の名店〈六雁（むつかり）〉で腕を磨いた店主の鈴木淳さん。彼が代々木八幡〈酒坊主〉で熱燗に魅了され、自身も熱燗を主役にした店をオープン。料理は得意の和食を基本に「真鯛のカルパッチョ」や、「手羽中のスパイス唐揚げ」など、酒との相乗効果をもたらす料理が季節替わりで登場。また豆やチキンなど日替わりで登場するカレーは、14種のスパイスを使った逸品。その香りがまた食欲をそそり、ついつい杯が進む。