芥川賞作家・九段理江さんが「またすぐ再訪します」と唸った〈とり 難波〉

芥川賞作家・九段理江さんが「またすぐ再訪します」と唸った〈とり 難波〉
芥川賞作家・九段理江さんが「またすぐ再訪します」と唸った〈とり 難波〉
FOOD 2024.12.31
2024年の東京フードシーンを沸かせたお店をHanakoが大調査! 芥川賞を受賞した『東京都同情塔』で、ファン層をぐぐっと拡げた小説家の九段理江さんと一緒に今話題の焼鳥店へ行きました。
photo_Yoichi Nagano text_Hikari Torisawa
profile
九段理江
(小説家)

くだん・りえ/2021年「悪い音楽」で文學界新人賞を受賞しデビュー。『Schoolgirl』で芸術選奨新人賞、『しをかくうま』で野間文芸新人賞、『東京都同情塔』で芥川賞を受賞。

とり 難波/麻布十番

とり 難波で食事をする九段理江さん

「『東京都同情塔』にも〝焼き鳥屋〞の4文字を書き込んだくらい、焼鳥は大好物です。食事は毎日の生活のリズムを作るうえで欠かせないものなので、小説が書けなくて苦しいときも、筆がのっているときも、ごはんは毎日きっちり食べるようにしています。自炊が好きで、それだけに外食では自分では作れないものを選ぶタイプ。究極の味に出合って五感を拡張したい!と心をめらめらに燃やしてカウンターに座ります」

東京、いや日本でも指折りの焼鳥激戦区、麻布十番にオープンした〈とり 難波〉でも迷わずカウンター席をセレクト。中目黒、恵比寿、麻布十番の夜の人口を変動させた人気店〈中目黒いぐち〉を離れた井口勝広さんの新たなチャレンジと、火入れの凄技を間近に堪能する。

「平飼いで育った水郷赤鶏などの銘柄鶏を、ヨーグルト味噌に漬け込んでから焼いています」という大将に、味噌の種類や割合、漬ける時間をすかさず質問。

「お任せコースの締めの〝一口TKG〞が気になって仕方ないので、すぐ再訪します!」

じゅわりと旨み広がる串6本の特別コース。

水郷赤鶏をはじめとする鶏5本+選べる野菜串1本に、スープ、前菜、難波特製磯辺焼きがつくショートコース5,500円(サービス料10%別途)。17時開始の予約限定で提供する90分コースで、人気店の味をカジュアルに楽しめる。

information
とり 難波
とり なんば

住所:東京都港区麻布十番3-10-5 ザ・シティ麻布十番Ⅱ CROSS 5F
TEL:050-5592-5804
営業時間:17:00~22:30LO
定休日:不定休
席数:14席

銘柄鶏×ヨーグルト味噌×大将の熟練の技! スタンダードなお任せコースは9,900円。

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