下北沢の魅力#2 ほっと一息つけるカフェ&バー3選

下北沢の魅力#2 ほっと一息つけるカフェ&バー3選
TOWN&CITY GUIDE
下北沢の魅力#2 ほっと一息つけるカフェ&バー3選
FOOD 2024.12.04
ここ数年の再開発で、駅前が大変身。街の景色は変われど、東西南北に分かれた商店街や狭い路地にも個性的な店がひしめきあい、気ままにホッピングする人たちのにぎわいは不変。グルメもディープに楽しめる、サブカルの街をアテンド。今回は、下北沢のほっと一息つけるカフェ&バーを3軒をピックアップ。

photo_Hikari Koki, Kanta Torihata, Miu Yasuda / illustration_Yosuke Yamauchi / text_Ayano Sakai, Kaori Sakurai (verb)
紹介する街
下北沢
多文化、多国籍、多様性。絶えず変化を続けるサブカルワンダーランド。

書店や多国籍な飲食店が入る複合施設〈ミカン下北〉や、全長約1.7㎞に及ぶ小田急線の線路跡地〈下北線路街〉には、複合施設の〈NANSEI PLUS〉や〈BONUS TRACK〉、〈reload〉などの新スポットも誕生している。

1. 半世紀近くジャズ好きとコーヒー好きを魅了する、伝説のジャズ喫茶。〈ジャズ喫茶マサコ〉

1953年に開店し、街の再開発に伴い2009年に惜しまれつつも閉店したが、元スタッフのmoeさんによって2020年に復活。旧マサコ時代のスピーカーや約2,000枚のレコードを引き継ぎ、当時ののれんやソファを配した空間が広がる。

Information
ジャズ喫茶マサコ
喫茶店

住所:東京都世田谷区北沢2-31-2 大久ビル201
TEL:なし
営業時間:12:00〜22:00(日〜19:30)
定休日:木休
席数:16席

2. シモキタからサードウェーブコーヒーを発信する先駆者。〈BEAR POND ESPRESSO〉(ベアポンド エスプレッソ)

2009年におよそ6坪の古民家を改装してオープン。当時日本で珍しかった、スペシャルティコーヒーを使ったエスプレッソの専門店のスタンド。日本におけるサードウェーブ発信地となった。丁寧な焙煎と正しい抽出による本格的な一杯にうなる。

Information
BEAR
BEAR POND ESPRESSO(ベアポンド エスプレッソ)
カフェ

住所:東京都世田谷区北沢2-36-12
TEL:03-5454-2486
営業時間:11:00〜17:30
定休日:火休
席数:12席

3. 著名な文化人たちから愛される伝説のジャズバー。〈LADY JANE〉(レディ・ジェーン)

吟醸酒ベースの「枯山水」1,650円(左)、テキーラにポートワインを加えた「東京ローズ」1,650円(右)。

茶沢通り沿いに立つ店は、外観から貫禄たっぷり。昭和50年に創業し、常連客には俳優の松田優作や歌手の中島みゆきなど著名人が名を連ね、中島みゆきが店名を曲のタイトルにつけたことも有名な話。不定期でライブも開催。惜しくも来春、閉店予定。

Information
LADY
LADY JANE(レディ・ジェーン)
ジャズバー

住所:東京都世田谷区代沢5-31-14
TEL:03-3412-3947
営業時間:18:00〜翌2:00
定休日:月火休
席数:33席

各スポットを紹介してくれた下北沢の案内人

Profile
後藤宏尚・麻里奈
〈abill〉店主

町中華からフレンチまで、下北沢はおいしい店が百花繚乱。

「下北沢は町中華からナチュラルワイン、大衆酒場にフレンチまで、無いものが無いと言えるほどおいしいグルメが百花繚乱。友達のお店や穴場のお店もおすすめがたくさんあるので、〈abill〉に来たら気軽に聞いてくださいね」

Profile
中川紀彦
〈本屋B&B〉スタッフ、『下北沢経済新聞』編集長

町中華もパン屋も、庶民的で飾らない名店がたくさんある。

「〈珉亭〉〈新雪園〉〈新台北〉の町中華3トップもいいですが、バンドマン打ち上げ会場の定番〈餃子の王将 下北沢店〉もシモキタの顔。〈mixture〉の豆乳クリームパンも絶品です。庶民的で飾らない名店がシモキタにはたくさんあります」

下北沢の魅力をもっと知る

下北沢の魅力#1 グルメが唸るおいしいお店7選
下北沢の魅力#3 センスがいい飲み屋5選
下北沢の魅力#4 注目スポット7選

▶︎ここでしか読めない話がある。Hanakoのメルマガ「ハナコさんのオフレコでお願いします。」

Videos

Pick Up