【東京】お酒がはかどるスパイス料理酒場の定番店&新店
こいしはら・はるか/一度ハマるととことん偏りがちなフードライター。著書に『東京最高のレストラン』(ぴあ/共著)、『自分史上最多ごはん』(小社刊)等。
ひとりでサクッと、もウェルカム、激戦区・幡ヶ谷の新星。〈お酒とスパイス カンテラ〉/幡ヶ谷
いつの頃からだろうか。すっかり定着した「スパイス呑み」という単語(いや、造語か?)。オリジナリティあるスパイス料理とさまざまなお酒を一緒に楽しめるお店が、本当に増えた。京王線幡ヶ谷駅北口から徒歩約1分!の路地裏に開店した〈お酒とスパイス カンテラ〉もそんな一軒。
店を切り盛りする店長の田尻さんは、人気のカレー店の立ち上げや間借りカレーのお店を経て、こちらで腕をふるうことに。インド・欧風といった既存のカテゴリーに縛られず、お酒に合う独自のスパイス料理とカレーを紡ぎ出している。
店を切り盛りする店長の田尻さんは、人気のカレー店の立ち上げや間借りカレーのお店を経て、こちらで腕をふるうことに。インド・欧風といった既存のカテゴリーに縛られず、お酒に合う独自のスパイス料理とカレーを紡ぎ出している。
南インドでポピュラーな「チキン65」という鶏の唐揚げと、名古屋名物の「手羽先」をフュージョンさせた逸品を筆頭に、田尻さん流のひと捻りを加えた香り豊かなおつまみで、ビールやスパイスカクテル、ワインetc.が進むこと。飲み過ぎ注意!
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-12-18
TEL:03-4363-1809
営業時間:11:30〜14:30、18:00〜22:30LO
定休日:不定休
席数:12席(カウンター6席、テーブル6席)
Instagram:@canterahatagaya
※予算1人約昼1,100円〜、夜4,000円〜。
スパイスアレンジで味の経験値を高めてくれる。〈Spice飯店〉(スパイス飯店)/西荻窪
スパイス」と「飯店」。それぞれの単語はなじみがあるのに、2つが組み合わさるとなんとも新鮮味があり、興味をかきたてられる。いい店名だなあ……と感心してから、もう5年以上経つのか!
〝飯店〟と付いてはいるが、フードはチャイニーズのみにあらず。メニューには、中国の「福建料理」をベースに独自の発展を遂げた台湾料理を下敷きに、スパイスを効かせたもの多数。台湾でポピュラーなバジルを使った料理もそのひとつだ。一方、オープン以来の定番である青山椒油香る「ピータンウフマヨ」は、実に独創性に満ちた名品。
旅が好きで「旅先では未知の料理に挑戦する」という店主の岡本さん。だから、お店のメニューにも謎を少々ちりばめて。合わせるお酒は、スパイスや発酵食品に負けない燗酒と自然派ワインが中心。好奇心をそそる料理とのびやかに楽しんで。
住所:東京都杉並区西荻南2-19-5 サニーサイド弐番館1F
TEL:03-4400-7785
営業時間:17:00〜23:00(土日祝15:00〜22:00)
定休日:火休ほか不定休あり
席数:11席(カウンター7席、テーブル4席)
Instagram:@spicehanteng
※予算1人約6,000円〜。