【京都】味も雰囲気も超最高!一度は行きたい町家レストラン4選

【京都】味も雰囲気も超最高!一度は行きたい町家レストラン4選
【京都】味も雰囲気も超最高!一度は行きたい町家レストラン4選
FOOD 2024.10.25
京都でのディナータイムに一度は行っておきたいのが、町家を利用したレストラン。近年は、気負わずに過ごせる雰囲気のなかで多彩なジャンルの料理を味わえるお店が増加中。好みの一軒を見つけてみて。
photo_Haruka Kuwana text_Awa☆Moriko
オススメ町家レストラン

1. Syn

7mの大カウンターで和歌山食材を活かしたイノベーティブ料理を。

京都 Synの京赤地鶏とパクチーの蒸し餃子レモングラスソース
京赤地鶏とパクチーの蒸し餃子 レモングラスソース。和歌山〈小川農園〉のレモングラスが爽やかに香るココナッツ風味のソースが主役。ジューシーな餃子と共に余さず味わおう。1,250円。

客席は大きな一枚板のカウンターのみ。店主の吉田伸介さん・祐未さん夫妻は「お客さんとの距離が近い店にしたくて」と話す。その言葉通り、次々とお皿を仕上げる伸介さんと、にこやかにサーブする祐未さんの自宅でもてなされているような穏やかな空気感だ。

京都 Syn(シン)の青海苔バターとカラスミのおつまみパン
青海苔バターとカラスミのおつまみパン。丸パンに青海苔バターをたっぷりと含ませ、カラスミパウダーをふりかけた万能おつまみ。常連客に人気の定番メニュー。750円。

料理はイタリアンをベースに和食やエスニックのテイストもプラスした創造性豊かなスタイル。祐未さんの故郷・和歌山から届く鮮魚や野菜、ハーブなどを巧みに取り入れ、素材合わせの妙で魅了する。ワイン、和歌山などの地酒やクラフトジンと合わせて楽しんで。

京都 Syn(シン)の店内

薪ストーブを配したエントランスは開放感のある吹き抜けで、入口から中庭まで見渡せる。

information
Syn(シン)

住所:京都府京都市上京区大宮通丸太町上ル1-847
TEL:075-406-0899
営業時間:16:00~22:00LO
定休日:水休ほか不定休あり
席数:12席
「和歌山直送のソデイカと塩レモン魚醤バター」1,800円などのパスタ、熊野牛や鹿肉の炭火焼きもおすすめ。

2. 洋食屋なかご

骨太でクラシカルな洋食を満腹必至のボリュームで。

京都 洋食屋なかごの黒毛和牛すね肉のビーフシチュー。
黒毛和牛すね肉のビーフシチュー。箸でスッと割れるほど柔らかなすね肉は旨みたっぷり。4,500円。奥は「山田ファームの無農薬野菜と自家製ロースハムのサラダ」2,300円。

築100年以上の京町家が9軒立ち並ぶ「もみじの小路(こみち)」の路地奥にある洋食店。オーナーシェフの松本奈火吾(なかご)さんは、ホテルフレンチでの修業を経て、今はなき名店〈ビストロセプト〉の料理長などを務めた後に独立。ハンバーグやエビフライ、グラタン、ナポリタンなどのなじみ深い洋食を丁寧な調理で“日常のご馳走”に仕立てている。

京都 洋食屋なかごの高坂地鶏のカツレツ
高坂地鶏のカツレツ。身に弾力があり旨みが濃い「高坂地鶏」のムネ肉とモモ肉を両方味わえる。ビターなデミグラスソースとタルタルソース添え。3,400円。

希少な「高坂地鶏」や「幸福豚」、〈山田ファーム〉の無農薬野菜といった、自身が惚れ込んだ上質な食材を惜しみなく使う豪快さも魅力。ポーションが大きめなので、しっかりとお腹を空かせて訪問するのがおすすめだ。

京都 洋食屋なかごの店内


1階はカウンター8席、2階のテーブル席は貸切りも可能。

information
洋食屋なかご

住所:京都府京都市下京区石不動之町682-4
TEL:075-600-9655
営業時間:11:30~売切れ次第終了、17:30~21:00LO
定休日:月休
席数:20席
ディナーは旬の魚などを使った「本日のおすすめ」も。ランチはハンバーグセット2,200円など。

3. 沐 moku

ハイレベルな料理とサービスを肩肘張らずに満喫できる大人店。

京都 沐 mokuのジューシーな鴨ロース玉葱ソースと和がらしで
ジューシーな鴨ロース 玉葱ソースと和がらしで。メニュー名に偽りなしのジューシーさで、スッと噛み切れる柔らかさが絶妙。玉ネギソースをくるりと巻いて辛子をちょい、でどうぞ。1,600円。

森を思わせるグリーンのタイルが印象的な、品よき高級感が漂う町家空間。それでいてお品書きにはイタリアンやフレンチの一品と「どて煮」や「揚げたてコロッケのポテサラ」「〆のカレーライス」などが並ぶうれしいギャップに心掴まれる。

京都 沐 mokuのどて煮
どて煮。必ず食すべき名物。通常はスジ肉で作るところ、イタリアン仕様に牛頬肉を使用。味噌ベースのスープで煮込み、ほろりとほどける食感に。800円。

割烹やリストランテ、渡仏を経た経験豊富な料理人・古村光平さんと、名リストランテでサービスを担当した森口さくらさんが目指したのは、「クオリティの高い料理をアラカルトで楽しめて、オールラウンドに使える一軒」。しっかりディナーはもちろん、ちょい飲みやはしご酒使いも歓迎。その懐深さに甘えたい。

京都 沐 moku(もく)の店内

8mの一枚板カウンターに幅広い年代の客が集う。

information
沐 moku(もく)

住所:京都府京都市東山区音羽町325
TEL:090-6734-8956
営業時間:15:00~21:30LO
定休日:不定休
席数:12席
お酒は森口さんが得意とするクラシックワイン(グラス1,000円~)を中心に、ウイスキー、日本酒、焼酎、酎ハイなどが揃う。

4. 割烹料理 福やす

季節を映した繊細な和食をアラカルトで気軽に楽しむ。

京都 割烹料理 福やの鱧と松茸の小鍋
鱧と松茸の小鍋。名残のハモと旬の松茸の組み合わせは京都人の大好物。ふんわり柔らかなハモに、松茸の風味が移ったダシが染みた秋のご馳走。2,500円。

元染物屋の町家を改装した店内にはおくどさん(かまど)が今も残り、ご飯を炊いたり蒸し物をしたりと活躍中。店主の福安雅己さんは京都の割烹で腕を磨き、「和食をもっと気楽に味わってもらいたい」と夜はアラカルトを中心にした店を構えた。生麩田楽やにしん茄子といった京都らしい一品に加え、旬の食材を盛り込んだ小鍋や野菜たっぷりのせいろ蒸し、焼き物などが50品前後揃うので、好きなものを好きなだけ味わえるのがうれしい。

京都 割烹料理 福やの本日のあら炊き
本日のあら炊き。写真は高級魚のアコウ3,000円。上品な脂がのった身をお酒に合うあっさりめの味付けに仕上げている。10月頃はクエやタイなどが登場予定。

カウンター席のほか、2人掛けのテーブルや中庭に臨む掘りごたつ式の座敷席もあり、いろんなシーンで利用しやすい。

京都 割烹料理 福やすの店内
カウンター席は女性ひとりでも利用しやすい雰囲気。
information
割烹料理 福やす

住所:京都府京都市中京区夷川通衣棚東入ル花立町274
TEL:075-200-2361
営業時間:11:00~13:30LO、17:00~21:00LO
定休日:不定休
席数:16席
季節替わりの地酒1合900円~。ランチ1,850円~は全メニューおばんざい八寸付き。

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