【京都】味も雰囲気も超最高!一度は行きたい町家レストラン4選
1. Syn
7mの大カウンターで和歌山食材を活かしたイノベーティブ料理を。
客席は大きな一枚板のカウンターのみ。店主の吉田伸介さん・祐未さん夫妻は「お客さんとの距離が近い店にしたくて」と話す。その言葉通り、次々とお皿を仕上げる伸介さんと、にこやかにサーブする祐未さんの自宅でもてなされているような穏やかな空気感だ。
料理はイタリアンをベースに和食やエスニックのテイストもプラスした創造性豊かなスタイル。祐未さんの故郷・和歌山から届く鮮魚や野菜、ハーブなどを巧みに取り入れ、素材合わせの妙で魅了する。ワイン、和歌山などの地酒やクラフトジンと合わせて楽しんで。
薪ストーブを配したエントランスは開放感のある吹き抜けで、入口から中庭まで見渡せる。
住所:京都府京都市上京区大宮通丸太町上ル1-847
TEL:075-406-0899
営業時間:16:00~22:00LO
定休日:水休ほか不定休あり
席数:12席
「和歌山直送のソデイカと塩レモン魚醤バター」1,800円などのパスタ、熊野牛や鹿肉の炭火焼きもおすすめ。
2. 洋食屋なかご
骨太でクラシカルな洋食を満腹必至のボリュームで。
築100年以上の京町家が9軒立ち並ぶ「もみじの小路(こみち)」の路地奥にある洋食店。オーナーシェフの松本奈火吾(なかご)さんは、ホテルフレンチでの修業を経て、今はなき名店〈ビストロセプト〉の料理長などを務めた後に独立。ハンバーグやエビフライ、グラタン、ナポリタンなどのなじみ深い洋食を丁寧な調理で“日常のご馳走”に仕立てている。
希少な「高坂地鶏」や「幸福豚」、〈山田ファーム〉の無農薬野菜といった、自身が惚れ込んだ上質な食材を惜しみなく使う豪快さも魅力。ポーションが大きめなので、しっかりとお腹を空かせて訪問するのがおすすめだ。
1階はカウンター8席、2階のテーブル席は貸切りも可能。
住所:京都府京都市下京区石不動之町682-4
TEL:075-600-9655
営業時間:11:30~売切れ次第終了、17:30~21:00LO
定休日:月休
席数:20席
ディナーは旬の魚などを使った「本日のおすすめ」も。ランチはハンバーグセット2,200円など。
3. 沐 moku
ハイレベルな料理とサービスを肩肘張らずに満喫できる大人店。
森を思わせるグリーンのタイルが印象的な、品よき高級感が漂う町家空間。それでいてお品書きにはイタリアンやフレンチの一品と「どて煮」や「揚げたてコロッケのポテサラ」「〆のカレーライス」などが並ぶうれしいギャップに心掴まれる。
割烹やリストランテ、渡仏を経た経験豊富な料理人・古村光平さんと、名リストランテでサービスを担当した森口さくらさんが目指したのは、「クオリティの高い料理をアラカルトで楽しめて、オールラウンドに使える一軒」。しっかりディナーはもちろん、ちょい飲みやはしご酒使いも歓迎。その懐深さに甘えたい。
8mの一枚板カウンターに幅広い年代の客が集う。
住所:京都府京都市東山区音羽町325
TEL:090-6734-8956
営業時間:15:00~21:30LO
定休日:不定休
席数:12席
お酒は森口さんが得意とするクラシックワイン(グラス1,000円~)を中心に、ウイスキー、日本酒、焼酎、酎ハイなどが揃う。
4. 割烹料理 福やす
季節を映した繊細な和食をアラカルトで気軽に楽しむ。
元染物屋の町家を改装した店内にはおくどさん(かまど)が今も残り、ご飯を炊いたり蒸し物をしたりと活躍中。店主の福安雅己さんは京都の割烹で腕を磨き、「和食をもっと気楽に味わってもらいたい」と夜はアラカルトを中心にした店を構えた。生麩田楽やにしん茄子といった京都らしい一品に加え、旬の食材を盛り込んだ小鍋や野菜たっぷりのせいろ蒸し、焼き物などが50品前後揃うので、好きなものを好きなだけ味わえるのがうれしい。
カウンター席のほか、2人掛けのテーブルや中庭に臨む掘りごたつ式の座敷席もあり、いろんなシーンで利用しやすい。
住所:京都府京都市中京区夷川通衣棚東入ル花立町274
TEL:075-200-2361
営業時間:11:00~13:30LO、17:00~21:00LO
定休日:不定休
席数:16席
季節替わりの地酒1合900円~。ランチ1,850円~は全メニューおばんざい八寸付き。