【鎌倉】都心から1時間かかっても食べに行く価値があるコース料理2選
1. GRAPEREPUBLICINC. VINERIA SALONE(グレープリパブリック ヴィネリアサローネ)
2024年8月8日、有機農法のブドウ作りに取り組む山形県南陽市のワイナリー〈グレープリパブリック〉が、初となるレストランをオープンした。ワイン(ヴィーノ)とイタリア郷土料理を居酒屋(オステリア)のようにカジュアルに楽しむ〝ヴィネリア〞スタイルは、すこぶる使い勝手がいい。昼はパスタが中心、夜は単品もあるが、コース料理とワインのフリーフローを組み合わせて過ごすのがおすすめだ。
料理の担当は神奈川・横浜のリストランテ〈SALONE2007〉の系列店でシェフを務めた栗山義臣さん。「軽やかな味、香り、色のワインに寄りそう料理を心がけています」。牛乳をふんだんに使い、マンマが作るようなやさしい味わいに仕上げたラザニアは、すでにファンが多いそう。
ガラス張りで開放的なワインバーも併設しているほか、2024年秋頃には自社ワインの販売もスタート予定。鎌倉へ出かける新たな目的になる一軒の誕生だ。
住所:神奈川県鎌倉市小町2-6-28
TEL:0467-55-8295
営業時間:11:30~14:30(14:00LO)、17:30~22:30(21:00LO)
定休日:無休
席数:30席
ワインのフリーフロー(2時間制)は、2,750円と4,950円がある。
2. Pondichéry(ポンディシェリー)
ホテルの副料理長やフレンチのシェフを経て、2023年6月、生まれ育った鎌倉に自店を構えた、オーナーシェフの本多健比古さん。これまでに世界各地を旅した経験から、「食事中の会話が弾むようなジャンルレスの料理を創作していきたい」と話す。
たどり着いたのが、フレンチの技法をベースに、南インドのスパイスや食材を巧みに使った品々だ。たとえば、ベサン(ヒヨコ豆)粉の生地をギーで焼いたクレープ風のひとくち前菜や、インド産の赤ワイン「SULA」とコリアンダーシードを使った爽やかなソースで仔羊を煮込んだメイン料理など。スパイスをアクセントに用いるのではなく、ほんのりと芳しい香りをまとわせ、軽やかな味わいに仕上げていく。スパイスをしのばせた、香りゆたかなオリジナルモクテルも、ぜひご一緒に!
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-2-3
TEL:0467-84-7610
営業時間:11:30~15:00(13:30LO)、17:30~21:00(19:30LO)
定休日:火、第1・3・5水休
席数:36席
コースの内容は約2カ月半で替わる。写真は夏のメニュー。スープも付く。