スペインバルのあさりごはんは、本場を上回るおいしさ!? あの人気モデルもリコメンド!食堂ラヴァーズが通うお店と、そのおすすめメニューとは?
肩肘張らずに、デイリーに使える食堂。モデルから写真家まで、食堂好きのあの人が通うお店とその一押しメニューを教えてもらいました。
1.写真家・日置武晴さんリコメンド!〈バル エンリケ〉/中目黒
「通い続けて10年以上、毎回必ず注文するのが『バスク地方のあさりごはん』。あさりの汁をお米がしっかり吸っていて、アクセントに加えたニンニクのバランスも丁度いい。塩加減が何とも絶妙で、素材の味を生かしつつぴしりと塩をきかせてる。スペインでも食べたことがあるけれど、本場を上回るおいしさです。家族で来ることもよくあって、息子も大のお気に入り。どんなにお腹がいっぱいでも、〆に食べずにいられない。何度食べても飽きることのない、愛してやまない一品です」
〈バル エンリケ〉
日置さんにとってはここも食堂。オープンして今年で20年、素朴で優しいスペイン料理で人気を博す。スペイン産ワインも各種そろう。
■東京都目黒区上目黒2-10-4
■03-3791-3023
■17:30~23:00 日祝休(金か土が祝の場合営業)
■20席/禁煙
日置武晴/ 1964年生まれ。婦人生活社、柴田書店の社員カメラマンを経てフリーに。雑誌や書籍の料理撮影を中心に活躍中。
2.モデル・伽奈さんリコメンド!〈みんみん〉/吉祥寺
「初めて店に来たのは4~5年前、テレビで『あさりチャーハン』を見て“おいしそう!”とひと目惚れ。餃子好きの友人を誘って早速食べに来てみたら、あさりがごろごろ入ってて思った通りすごくおいしい! チャーハン目当てで来たものの、実は餃子が有名で、一緒に食べると本当に幸せ。モデルさんの中には炭水化物を控えている人も多いけど、私は絶対にムリですね。“食べ過ぎたかも?”というときは、野菜をいっぱい摂取して、罪悪感を帳消しにするようにしています(笑)」
〈みんみん〉
吉祥寺駅のほど近く、ハモニカ横丁にある行列ができる有名店。店頭ではテイクアウト用の生餃子5個入り460円(税込)を販売しており、こちらも人気。
■東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-9
■0422-22-5015
■11:00~21:00 無休
■20席/喫煙
伽奈/福井県出身。2005年モデルデビュー。09年には映画『プール』で女優デビューを果たし、幅広く活躍を続けている。
3.ブックディレクター・鈴木めぐみさんリコメンド!〈浅草 水口〉/浅草
生アジフライ630円(税込)は生アジがある時だけ。アジを店で捌き、サクッと揚げた自慢の品。
「食堂に行くのは食事というより飲み目当て。居酒屋だとちょっと忙しないけれど、食堂だったらひとりでも気を遣わないしゆっくりできる。何より真っ昼間から堂々と飲めるのがいいところ(笑)。私のイチ押し食堂は、浅草の老舗〈水口〉さん。近所で働く知り合いに『浅草で飲める食堂だったらここ!』と教わり、以来お気に入りの一軒に。おすすめメニューは『生アジフライ』で、生のアジを使っているのでふわふわサクサク。酒の肴にもぴったりで、思わずビールも進むおいしさです」
〈浅草 水口〉
浅草で70年近く続く老舗食堂。定食から一品料理、スパゲッティに丼ものまで、幅広いメニューが楽しめる。2階にも席あり。
■東京都台東区浅草2-4-9
■03-3844-2725
■10:00(土日9:00)~21:30(21:00LO) 水休
■90席/喫煙
鈴木めぐみ/食雑誌編集者を経て、料理書専門のブックディレクターに。近著に『料理書のデザイン』(誠文堂新光社)がある。
(photo : Tomo Ishiwatari text:Etsuko Onodera edit : Kahoko Nishimura)