アイナ・ジ・エンド「アオイちゃんのごはんは世界でいちばんおいしい」
ソウルメイトの2人が贈り合ったとっておきのギフト
FOOD 2024.01.22
アイナ・ジ・エンドさんがリリースしたシングル『Red:birthmark』のMV共演をきっかけに親交を深めたアイナ・ジ・エンドさんとアオイヤマダさん。2人の交流の場はもっぱらアオイさんの自宅だそう。ステージを通じて心通わすふたりに、お互いに食べてもらいたい、とっておきのおいしいものを選んでもらいました。
二人で会うときはアオイちゃんの家でこうしてごはんを作ってもらっているんです。アオイちゃんのごはんは世界でいちばんおいしいと思っています。
いつもそう言ってたくさん食べてくれます。
私、料理できないからね。
そう言うけどね、アイナっちは、味に敏感だから絶対いい素材をきちんと使えばお味噌汁も作れるよ?
私の作るお味噌汁、ちっともおいしくないんですよ……。
いつもそう言って嘆いているので今日は私の故郷、信州のお味噌を贈りたいと思って用意しました。〈石井味噌〉さんは私が小学生のとき工場見学へ行ってはじめて味噌造りをした思い出のお味噌屋さん。15歳で上京したので、しばらく手にいれることができなかったんだけど、つい最近、祖母が送ってくれて。久しぶりに使ったらやっぱりおいしい。それで、アイナっちにも贈りたいと思いました。
このお味噌で味噌汁を作れば憧れの味に辿り着けるってことだ。
きっと、おいしく作れるよ。一年味噌と三年味噌の2種類があるから熟成度合いの違いも楽しんでほしい。
今回、何を贈り合うか相談したわけじゃないのに、アオイちゃんが味噌で、私が米。すごくいいコンビになっているね。私が選んだのは〈伊藤米店〉さんの「伊藤の米」です。私、お味噌汁は上手に作れないけれど、米にはうるさいんです(笑)。そんな私がここのお米はおいしい! と思ったお米屋さん。新米をぜひ食べてほしくて。
アイナっちは私の米の炊き方も褒めてくれる(笑)。一緒に新米を食べましょう!
あと、アオイちゃんが踊っている「野菜ダンス」みたいに「お米ダンス」もしてもらいたいとも思いました。アオイちゃんのダンスが本当にかっこよくて大好きなんです。パフォーマンスをみて一緒に踊りたいと私のMVに参加してもらったのがきっかけで意気投合したんだよね。
それ以前からSNSでいつもコメントをくれていたのがとっても励みになってたんです。当時、私のパフォーマンスを「きもい」とか言う人たちもいたから。受け入れられないんだと落ち込んでしまったときにアイナっちの言葉にどれだけ救われたか!
はじめてパフォーマンスを一緒にしたときは震えたよね。
相談せず即興で踊ったんですが、お互い自由に動いても一切ぶつからない。自然とぴったり呼吸が合ったんです。いつも私はひとりで踊っているのでこんなに気持ちよく合う人と出会えるんだって驚いたし、感動した。
その実感が二人でパフォーマンスを重ねれば重ねるほど増していくんです。魂の共鳴ってこれなんだって。上っ面だけでは到底辿り着けないところにアオイちゃんとなら行ける。二人で日々を紡いでいけば唯一無二の極みにもなれるって私は信じてるんだよ。
こうやって言葉にして引っ張ってくれるのが本当に素敵なんです。
ステージ以外だとアオイちゃんのほうが知性も品もあって大人なんだけどね。私、しめじなのかエノキなのかキノコの種類もよくわからんし。
そのギャップがいいんだよ。
年齢も性別も関係なく付き合える感覚がある。女友達というより生き物同士って感じ。心の色味がピタッと合う関係。そう思っています。
アイナ・ジ・エンドさんセレクト〈伊藤米店〉の四代目 伊藤の米「蔵」
明治34年から続く老舗米店。全国から選んだ米をブレンドした厳選米は「苗」「俵」「蔵」の3種類。最上級「蔵」は山形県庄内のコシヒカリ、はえぬきに会津のコシヒカリをプラス。手軽に試せる3合パック(400円)も。
伊藤米店
住所:神奈川県横浜市南区八幡町36
TEL:045-261-4691
営業時間:9:00~18:30(おにぎりの販売は火・木・土)
定休日:日祝、第3月休
「伊藤の米」をつかったおむすびも店頭にて日替わりで販売。
アオイヤマダさんセレクト〈石井味噌〉の信州味噌
老舗味噌蔵の伝承の製法を用い、地大豆と湧水で仕込んで杉桶に寝かせた三年味噌は信州銘品のひとつ。それと米麹の旨味が詰まった一年熟成の白味噌を詰め合わせにした樽詰めセット。名入れもでき、贈答品におすすめ。
石井味噌
住所:長野県松本市埋橋1-8-1
TEL:0120-141-302(8:00~17:00)
HP:https://www.misogura.jp/
味噌蔵見学や味噌を堪能する蔵元ランチも人気(要予約)。
photo_Yutaro Yamane styling_Ai Suganuma (AiNA THE END) hair & make_KATO (AiNA THE END),Noboru Tomizawa (Aoi Yamada) text & edit_Kana Umehara