銀座も日比谷も徒歩圏内。 【有楽町】でほっと一息つくなら。落ち着く空間でゆったりできる喫茶&カフェ3選
駅前にはショッピングビルが立ち並び、銀座や日比谷は徒歩圏内。お洒落さと気軽さが入り混じる有楽町は、オンの日もオフの日も訪れたい街。買い物やランチの後にホッと一息つきたくなった時におすすめの、カフェ&喫茶をご紹介します。
1.コーヒーの美学を伝える店。〈十一房珈琲店〉
1978年創業、ネルドリップ&自家焙煎のスタイルを貫く店。オープン時の〈カフェ ベシェ〉から移転を機に現在の店名に。店内は真空管アンプからジャズの名盤が静かに流れる。
2年前から店主を務める長谷川能一さんのドリップは見惚れるほど繊細で、一滴ずつ丹念に湯を落とし、一杯の抽出に実に4分を要する。ウェッジウッドのカップに注いだコーヒーはとろりと滑らかで、清く澄んだ味わい。
長谷川さんが焙煎する豆は20種ほど、ブレンドだけでライトローストからイタリアンローストまで5種そろう。
日本を代表する焙煎機「フジローヤル」の前身「フジ」時代の3.5㎏釜を愛用。香ばしい香りとともに艶やかに輝く深煎り(イタリアンロースト)が焼きあがる。
(Hanako1142号掲載/photo : Kiyoko Eto text & edit : Yoko Fujimori)
2.大人の過ごし方を楽しめる、新しいスタバ。〈スターバックス コーヒー 有楽町ビル1階店〉
場所は有楽町駅前。休日なら昼からワインもアリ。国内で3店舗しかない、アルコールメニューを用意した〈スターバックス イブニングス〉の一軒。
ワインとスイーツのペアリングのほか、カクテルや国内外のクラフトビールも楽しめる。ビールにシェイクしたエスプッソを注ぐ「シェイクン エスプレッソ・ブリュー」900円
17時を過ぎると照明が緩やかに落とされ、お酒が似合う空間になる。ワインはグラス600円から。看板メニューは「ワイン&タルトレット」。
(Hanako1142号/photo : Kiyoko Eto text & edit : Yoko Fujimori)
3.昭和な空間広がる。疑似タイムスリップを味わえる喫茶店。〈喫茶ローヤル〉
有楽町駅を降りるとすぐ目の前にあるビル、交通会館の地下にある喫茶店。古くから有楽町を訪れる人々から愛されてきたここは、開店当時の昭和の趣が今も色濃く残っている。
ここで是非食べてほしいのがサンデー。「フルーツ」800円(税込)は、サンドイッチ用の皿に、甘さ控えめなバニラアイスを豪快に盛り付け。不思議と懐かしい気分に浸ることが出来る。
(Hanako1138号掲載:photo : Megumi Uchiyama, Noriko Yoneyama, Reiko Touyama, Motokazu Hara,text : Ayano Sakai, Y P.062 ui Asabayashi (verb))