【35th anniversary Hanako Sweets History Book】 【総集編】Hanakoを彩ってきたスタースイーツたち。創刊35年変わらない、スイーツトレンドの中心地。
創刊当時から、「都会に暮らす女性たちの求めるもの」の象徴としてスイーツ特集を組み、数々のトレンドやブームを作り出してきた。中でもインパクトを与えたスタースイーツをここに紹介。
トレンドに敏感で〝本物〞を求める女性たちに。
Hanakoが一大旋風を巻き起こしたスイーツといえば、〝ティラミス〞。今やコンビニにも並ぶティラミス、それまでは「イタリアンにたまにある、ちょっと地味なローカルスイーツ」だった。1990年にHanakoが「いま都会的な女性は、おいしいティラミスを食べさせる店すべてを知らなければならない」というセンセーショナルなタイトルで、都内のティラミスを扱うイタリアンを紹介した、たった8ページの特集。瞬く間にティラミスブームを巻き起こし、今や定番スイーツとして日本中で食べられるように。
ナタデココ、タピオカ、台湾スイーツ…。各地で愛される〝ローカルスイーツ〞の発掘はもちろん、ビーントゥバーなど新たな波をいち早く
キャッチし、このおいしさをみんなに知ってほしい!と投げかける姿勢は、ティラミスブームから30年以上を経た今も変わらない!
1. 1990-ティラミス Tiramisù
Hanakoがブームを作った記念すべき初スイーツ。
都内に本格的なイタリアンレストランが次々開業した1990年。Hanakoが注目したのは、シメのドルチェとして供される多彩なティラミスだった。イタリアンレストランに、連日ティラミスを求めて人が押し寄せるという大を受け、本国でのティラミス取材なども。
2. 1990-タピオカ Tapioca
中華料理店のひそやかな品が輝くスターに大変身!
中華街を中心とした横浜特集内で、「中華スイーツ界の楊貴妃」としてHanako初登場。数ある中華料理店で出される、ココナッツミルクに入ったクリアで小粒なタピオカデザートが2ページでフィーチャーされ、プチプチと食感の楽しさも相まって大人気に。
3. 1991-クレームブリュレ Crème Brûlée
ブーム前のローカルな品が話題沸騰のスイーツに。
スイーツブームをけん引する存在となったHanakoが注目した、第3のスイーツがクレームブリュレ。翌年のトレンド予想としてフィーチャーしたところ、パリッと香ばしくカラメリゼされた表面と、とろりとした中のクリームの食感の違いが大ブームを巻き起こした。
4. 1993-ナタデココ Nata de Coco
コリコリの食感がやみつきに!日本中にファンを生み出した。
ローカルスイーツを発掘し、日本の情報通たちに届けるのもHanakoの得意技。そうして注目した次なるデザートが、フィリピン発祥のナタデココ。“デザート界のおてんば娘”として総力特集したところ、当時少しずつ広まりかけていたナタデココが全国区の大人気者に。
5. 1995-台湾スイーツ Taiwan Sweets
初登場は90年代の台湾特集。現在まで続くムーヴメント。
台湾カステラ、パイナップルケーキ、マンゴーかき氷。今やおなじみの品もいち早く取り上げた。1995年に台湾を特集した中で、豆花(トウファ)、タピオカミルクティー、仙草ゼリーなどを出す現地のお店を紹介。現在も旬の台湾スイーツ情報をピックアップ中。
6. 2012-パンケーキ Pancake
ふわふわ流行りもキャッチ。多様なスタイルを紹介。
昔ながらの“ホットケーキ”はもちろん、リコッタチーズを使ったふわふわタイプ、巨大な一枚&軽いクリームで味わうハワイアンスタイルなど、その時々の最先端のパンケーキを新定番として取材。喫茶店の定番、朝食として…などあらゆるスタイルを特集中。
7. 2015-ビーントゥバーチョコレート Bean to Bar Chocolate
人気のチョコレートの中の大きな動きをいち早く掲載。
カカオ豆から板チョコになるまで、豆の仕入れ、選定、焙煎、加工などの一連の工程を一貫して行うスタイル。アメリカに端を発したムーブメントは日本各地に作り手を生んだ。Hanakoもいち早く2015年に注目、バレンタイン時期には必ずフィーチャーする定番企画に。
8. 2016-ギルトフリースイーツ Guilt Free Sweets
コラボスイーツも開発。今や定番化した新ジャンル。
近年ぐぐっと登場頻度の増したキーワードが、“ギルトフリー”。健康は気になるがおいしいスイーツは食べたい…! という声に応え、体に良い素材を使う、糖質を抑える…などに着目。“ギルトフリー”をテーマにしたコラボスイーツなども製作。