【SDGs A to Z: G (Green) 】自分で植物を育てる、使う。 (前編)

FOOD 2023.06.16

庭やベランダで育てて、欲しい時に欲しい分だけ収穫する。食品ロスを減らせるし、旬の新鮮な味と香りが気軽に手に入る。種まきから収穫後のアレンジまでをクリエイティブに楽しんで。

後編はこちら

虫刺されや日焼けに使えるどくだみの花のティンクチャー。

5~7月に咲くどくだみの小さな花は、摘み取って抗菌・殺菌作用のあるティンクチャー(チンキ)に。焼酎に1カ月ほど漬けて漉せば完成。「虫刺されのかゆみ止めには原液で、日焼け後の肌には精製水で6倍ほどに希釈して使っています」

みずみずしい香りが爽やかな笹の葉を巻いたさっぱり寿司。

防腐効果や殺菌作用がある笹の葉。「ふちが白い葉はかたいので、初夏の青々としたやわらかい葉を使いました」。食べやすい大きさに握った酢飯に、昆布じめした白身魚のお刺身やみょうがをのせて、笹の葉でくるっと巻くだけ。

アレンジ自在のイタリアンパセリバター。

「イタリアンパセリの葉をみじん切りにして、常温でやわらかくしたバターと混ぜるだけ。そのままパンにつけるのはもちろん、肉や魚のソテーにもおすすめ」。バターは塩気が感じられる有塩で。すりおろしたニンニクを入れてもおいしい。

ミントとレモンバーベナのリフレッシュウォーター。

ミントは整腸作用や美容効果など、レモンバーベナは鎮静作用や消化促進などが期待できる。好みのハーブを摘んで洗い、ガラス瓶に入れて炭酸水を注ぐ。「3~4時間ほど冷蔵庫で冷やすと、より爽やかな味と香りを感じられます」

photo : Aya Sunahara text : Shino Iisaku edit : Nao Yoshida

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