コーヒーラヴァーが傍らに置く、自宅喫茶のおともたち。
Part1
自宅で充実のコーヒーライフを送っているコーヒー通たちに、その日常と愛してやまないおやつについて教えてもらいました。
手動のミルで挽いた豆を、 ネルドリップするのが朝の儀式。
本誌はもちろんTVに書籍にと活躍中の冷水さん。日々様々な料理を手掛ける彼女の一日は、必ずコーヒーから始まる。「まずは手動のミルで豆を挽いて、挽きたての豆をネルドリップで淹れて。いつもはブラックで飲みますが、濃すぎたものや飲み切れず時間が経ったものは牛乳を入れたりして楽しんでいます」と、一杯を丁寧に淹れおいしくする工夫を怠らない。コーヒーのおやつのセレクトも、繊細な味を大切にする彼女ならではのラインナップ。
〈 デルベア 〉のバウムクーヘン
中煎りくらいのまろやかなブレンドと。
無添加素材だけを厳選。ドイツの伝統製法で丹念に生地を作ったバウムクーヘンは現在4〜5年待ちという人気ぶり。「素材へのこだわりがわかる、後からじんわりくる味」。4,500円。
https://www.derbar.jp/
〈 中将堂本舗 〉の中将餅
深煎りだけど苦くないコーヒーと。
餅米とヨモギはほぼ自社栽培というこだわりの品。「甘すぎないあんの下に、ヨモギがぐっと香る柔らかな餅が。いくらでも食べられそう」。12個入り1,200円。
電話or FAX
https://www.chujodo.com/
目覚めは夫の淹れる一杯から。 一日中コーヒーが傍にある生活。
数年前まで神奈川県葉山にアトリエを構えていた渡部さん。「夫婦ともに自宅で仕事をするので、一日中コーヒーは欠かせません。そこで飽きのこない味をと葉山町のコーヒー店にオリジナルでブレンドしてもらい、現在もそれを愛飲しています」とコーヒーへのこだわりもたっぷり。朝は、早起きの夫が淹れたドリップコーヒーで目覚めるのが習慣。移住先である長野県安曇野の水を使ったコーヒーがおいしく、仕事のスイッチになるのだそう。
〈 豊島屋 〉の小鳩豆楽
ビターなコーヒーとコントラストを楽しむ。
鎌倉を代表する銘菓。「豆粉と和三盆でできた、ほんのりとした甘さがやさしい落雁。ひとつ口の中に入れてコーヒーとあわせるとホロリとほどけてとても美味」。紅白2缶1,296円。
https://www.hato.co.jp/
〈 開運堂 〉の白鳥の湖
シナモン風味なので、モカと一緒に。
明治17年創業の、松本にある老舗の銘菓。「スペインの修道院で考案されたポルボローネという口どけの優しいシナモン風味のクッキー。斬新なおいしさです」。1缶1,836円。
https://www.kaiundo.co.jp/
「まぁ座ってコーヒーでも飲みぃ」と誘う先代の影響ですっかり虜に。
先代の家元である祖父の影響もあり「朝、ティータイム、夜と、少なくとも1日3回はいただきます」とコーヒー好きを自認する笹岡さん。「特にラテが好きでミルクフォーマーを活用しています。最近はドリップコーヒーも愛飲。よほど暑くない限りほぼ年中ホットで」。教室や講演と忙しく飛び回る中のささやかなコーヒーブレイクは彼にとって至福の時間。「コーヒーと生け花は似ています。ほっと心が潤う、素敵なものだと感じます」
〈 グランマーブル祇園 〉のマーブルデニッシュ翠
ミルキーなカフェラテが 丹波栗の甘さとマッチ。
「翠(すい)」は祇園店の限定品。「生地に丹波栗がたっぷり。香ばしくトーストしたデニッシュにコーヒーは欠かせません」。1箱7,560円。電話で注文すれば地方発送可。
https://grandmarble.com/gion/
〈 LAVOITURE 〉のタルトタタン
りんごの酸味と合う カフェラテで。
「ふじ」「サンふじ」など季節のりんごを惜しみなく使ったタルトタタン。「プレーンヨーグルトをかけていただくとさらにおいしいです」。ホール6,100円のみ通販可。
https://voiture.buyshop.jp/