料理家の樋口直哉さんと考える お悩み解決⑤「友人を呼んだ時に振る舞える、 華やかな料理の レパートリーがない」
料理が嫌いなわけではではないけど、苦手な"あの作業"や億劫な"あの工程"を思うと、つい腰が重くなってしまう…。そんな読者が抱える料理の悩みを、作家・料理家の樋口直哉さんが課題別に解決します!
お悩み⑤「友人を呼んだ時に 振る舞える、 華やかな料理の レパートリーがない」
[Data of Hanako Lab.]
Q・どんな料理を作れるようになりたい?
「友達に振る舞えるおしゃれな料理」「人前に出せるような華やかな料理」「ちょっとしたおもてなし料理」
つけあわせ、ソース、メインが同時にできるのがいい料理。
人が来ても料理にかかりきりでゆっくり話せないのは避けたいところ。
もてなし料理は、ホットクッカーや電子レンジといった、コンロ以外の熱源を有効活用すべし。
例えばトースターもそう。焼くことに特化しているから失敗がないし、つけあわせ、ソース、メインを同時に作れるスグレモノだ。チーズと前菜を出して、あとはおしゃべりしながら、出来上がるのを待つ。
狭いキッチンに数人で立つ必要もないから、もてなしにはピッタリ。
HOW TO COOK
チキンとパプリカのトレイ焼き
〈 材料 〉3~4人分
鶏もも肉…2枚
塩…総重量の0.8%
オリーブオイル…大さじ2
にんにく(みじん切り)…1片
黒胡椒…適量 ミニトマト…1パック
パプリカ…1個
いんげん…1袋
バジル…1パック
1.鶏もも肉は一口大に切り、分量の塩とオリーブオイル大さじ1、にんにくを絡める。
2.ミニトマトといんげんは半分に切り、パプリカはざく切りに。トレイに入れ、オリーブオイル大さじ1を絡める。
3.野菜のトレイの上に、鶏もも肉を並べる。焼くまで冷蔵庫に入れておいてOK。焼く直前に胡椒を振る。
4.10分後に一度取り出して、半量のバジルを手でちぎり、具材の隙間に入れる。トースターに戻し、10分焼く
5.焼き色がついたら、残りのバジルを手でちぎり、上にのせて完成。
完成!
加熱したバジルとフレッシュなバジル、ふたつの香りがごちそう感を高める一皿。残ったソースはバゲットにつけたり、〆のパスタやリゾットに活用を。
POINT
トースターは最高温度(約230度)に設定し、まず10分焼く。