史上最熱の大人気！アフタヌーンティーをお茶から選んでみた。

イギリス発祥だから紅茶がメインではあるものの、日本のアフタヌーンティー界では近頃〝和〞が一大テーマに。スイーツジャーナリストからの評判も高い〈フォーシーズンズホテル東京大手町〉では、ティーセレクションの主力を日本茶にしている。〈パレスホテル東京〉で9月に始まったメニューでは、季節に合わせた抹茶が最初に登場。世界各国に展開する〈ラルフズ コーヒー〉で唯一アフタヌーンティーがある京都店でも、玄米茶やほうじ茶が選ばれている。
お茶の種類は中国茶やインドティーにも広がり、そのおいしさに初めて触れる機会にも。飲み方や茶葉の種類も一気に知れるから、ビギナーにうってつけなのだ。

エグゼクティブペストリーシェフの青木裕介さんが作るスイーツだけでなく、セイボリー（惣菜系）も細密で美しい。通常のプランに＋1,000円すると三年番茶や和紅茶など7種の日本茶が加わった特別なティーコースに。お茶を選ぶのは〈八雲茶寮〉や〈櫻井焙茶研究所〉を手がける〈茶方薈（さぼえ）〉。日本の伝統技術が見られる湯呑みもお茶に合わせて選ばれ、上質な茶器でいただく楽しみも体験できる。11月30日までは、シャインマスカットアフタヌーンティー8,800円を提供中。通常19種（日本茶プランは＋7種）、ポット提供。

〈THE LOUNGE〉
住所：東京都千代田区大手町1-2-1 フォーシーズンズホテル東京大手町39F　
TEL：03-6810-0655　
営業時間：11：00～20：00LO（提供時間は11：00～、13：30～、16：00～の2時間制）　
定休日：無休

ロビーラウンジ〈ザ パレス ラウンジ〉のアフタヌーンティーが、10周年を機に一新。石を割ったような形の輪島塗漆器には、水面に浮かぶ紅葉やススキなど日本の四季を感じさせる美しいフードがのせられ、しっとりとした
和のムードに浸れる。セットが登場する前に導入の一杯でいただくのが丁寧に点てられた抹茶だ。11月30日までの秋のメニューには、東京の日本茶専門店〈寿月堂〉から軽やかな味わいの「初昔」が選ばれている。抹茶もシーズンごとに変更され、それも楽しみに。8,000円（サ別）。25種以上、カップ提供。

〈THE PALACE LOUNGE〉
住所：東京都千代田区丸の内1-1-1 1F　
TEL：03-3211-5309、アフタヌーンティー予約専用ダイヤル　03-3211-5370　
営業時間：11：00～22：00（提供開始時間11：00～17：30、2時間半制）　
定休日：無休

世界で唯一、京都で展開する〈ラルフズ コーヒー〉のアフタヌーンティー。カフェの奥のリアホールと呼ばれるアフタヌーンティー専用ルームで楽しめるとあって、贅沢さもひときわ。セイボリーにはチーズトースト、スイーツにはNYチーズケーキ、紅茶はNY発〈ハーニー＆サンズ〉とアメリカらしさを感じさせる内容に。ユニークなのは宇治の有機緑茶園で栽培された〈KOTOSHINA〉のほうじ茶と玄米茶がラインナップされていること。日本茶で癒されつつ味わいたい。5,500円。8種類、紅茶ポット提供、ほかカップ提供。

〈Ralph's Coffee Kyoto BAL〉
住所：京都府京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL 2F
TEL：075-223-0508　
営業時間：11：00～20：00（アフタヌーンティーは前日16：00までの完全予約、2時間入替制）
定休日：不定休

料理がコース仕立てで提供され、その後にスイーツセットが運ばれてくる形式は、驚きの連続。柑橘のフレーバーが爽やかなアールグレイのアイスティーで料理を楽しんだら、ホットティーでリセットしてデザートに臨むのがおすすめコースだ。紅茶やユニークなハーブティーは、ドイツの高級メーカー〈ロンネフェルト〉から。10月6日から11月30日までは〈クリスチャンルブタン〉とコラボし、見た目も味わいもミステリアスなコースが登場予定。7,600円（週末8,850円）。15種、カップ提供。

〈MAISON MARUNOUCHI〉
住所：東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内 フォーシーズンズホテル丸の内 東京7F
TEL：03-5222-5880　
営業時間：6：30～21：30LO（提供時間11：30～16：30LO）　
定休日：無休

ステーキやエッグベネディクトといったセイボリー、モンブランパフェやアップルパイなどのスイーツがボリュームたっぷりなトワイライトハイティー。スイーツには、〈ベッジュマン&バートン〉によるホテルオリジナルブレンドのフレーバーティーが合う。「エバーラスティング ストーリー」はブラックティーにチョコレートやオレンジなどが香る味わい。乾杯にはオリジナルティーソーダかシャンパーニュを。平日6,980円～、第1・2月火6,500
円～、金土日祝7,380円～。写真の内容は11月10日まで。14種、ポット提供。

〈THE LOBBY LOUNGE〉
住所：東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ステーションホテル　
TEL：03-5220-1260　
営業時間：8：00～20：00（金土・祝前日～21：00、提供開始時間17：00～18：00、金のみ～19：00の2時間制）　
定休日：無休

大のお茶好きでもある“鉄人”脇屋友詞シェフが初めて手がけたアフタヌーンティーが8月からスタート。旨味たっぷりのスープで炊いたお粥と手作り点心に続き、大根パイの白鳥仕立てや杏仁豆腐などがのったタワーが届けられる。お茶は、さっぱりとしたジャスミンティー、凍頂烏龍茶、独特の発酵香が魅力のプーアール茶などを、脇屋さんが中国やヨーロッパから集めた茶器で。グラスでいただく工芸茶は、目からも癒しを与えてくれる。価格は3,800円～と、ランチやディナーに対してリーズナブル。秋のコースは10月末まで。8種、ポットや中国茶器などでお茶ごとに変更して提供。

〈Wakiya 一笑美茶樓〉
住所：東京都港区赤坂6-11-10　
TEL：03-5574-8861　
営業時間：11：30～14：00、17：30～21：00（提供時間11：30～14：00LO）　
定休日：無休

日本の旬の素材でインドのモダンキュイジーヌを作り出す〈SPICE LAB TOKYO〉の味が、アフタヌーンティーに凝縮。スパイスを随所に効かせたフランス菓子や、インドの郷土菓子が並べられている。ダージリンやカシミールなどのストレートティーにも茶葉の味を引き立てるスパイスがブレンドされ、じんわり温まり体に優しい。ミルクチャイは最初でもシメでも、自分なりのタイミングを熟考して。人気のビリヤニがセイボリーで提供される秋のコースは、初めに自家製ラッシーが付いて5,200円。11月30日まで（一時期ハロウィン仕様）。6種、ポット提供。

〈THE GREY ROOM〉
住所：東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS 11F　
TEL：03-6274-6023　
営業時間：11：30～22：30LO（日～22：00LO、提供時間～16：30LOの2時間制）　
定休日：月休