ときめく!スイーツ大賞【ケーキ部門】 定番ケーキがどんどん進化中!2022年注目のタルト&ショートケーキ4選

FOOD 2022.02.10

今回も、Hanakoが信頼する20名のスイーツエキスパートを審査員に迎えて、この1年を代表し、これからのスイーツ業界を牽引するであろう極上の逸品を16ジャンルから選出しました。今回ご紹介するのは、【ケーキ部門】よりタルトとショートケーキです。

【タルト】

小さなドームの中に複雑な仕掛けを施すタルトレットがじわじわと人気の兆し。断面をじっくり観察したくなる。

1.〈Richehuit〉のキャラメルバナナのタルトレット/四条寺町

〈Richehuit〉のキャラメルバナナのタルトレット/四条寺町

シェフの縄野裕太さんとパティシエールの紗耶香さん夫妻が手がけるデザートコースとタルトの店。チョコのシュクレ生地をベースにキャラメルやナッツ、ココアなど味を重ねつつも、主役のバナナが際立つバランスが絶妙。「『バナナをよりバナナらしく』と工夫の詰まった自信作は切った瞬間の香りが濃厚!」(nanshiさん)。620円。

【Comments】
「料理人らしく、素材を大切にしたケーキ(nanshi)」

〈Richehuit〉
■京都府京都市下京区貞安前之町609飯田屋ビル2~4F
■075-257-2828
■14:00~18:00 月火休
■19席

2.〈CONFECT-CONCEPT〉のタルト・オ・カシス・マロン/稲荷町

昨年4月にオープンしたパティスリーからは「タルトタタンミルフィーユ」「タルトオポンムパイユ」などさまざまなケーキがノミネート。特に季節の果物を使ったタルトの評判が良く、現在販売中なのはカシスとマロンのタルト680円。タルトの中にはカシスジャムやマロンペーストが層をなし、メレンゲの中にもマロングラッセやカシスを忍ばせる。

【Comments】
「タルトタタンミルフィーユもバランスが秀逸でした(松本由紀子)」
「一つのケーキの中でいろんな発見を楽しめる(スイーツなかの)」

〈CONFECT-CONCEPT〉
■東京都台東区元浅草2-1-16シエルスト1F
■10:00~19:00 月休
■03-5811-1621

【ショートケーキ】

一見すると王道の姿をしていても、食べてみると、ひとひねりのアイデアが。きゅんとするビジュアルの代表格。

1.〈ピエール・エルメ・パリ〉のショートケーキイスパハン

〈ピエール・エルメ・パリ〉のショートケーキイスパハン

ブランドを代表するフレーバー、イスパハンがショートケーキに。香り高いローズ風味のクリーム、ライチとフランボワーズのコンポートなどを重ね、「口溶けは日本人が大好きなあのショートケーキ」(クリーム太朗さん)。現在、販売は〈ホテルニューオータニ〉〈ザ・リッツ・カールトン京都〉〈パークハイアットニセコHANAZONO〉の3店のみだが、4月20日から直営ブティックでも開始予定。1,296円。
■03-5485-7766(ピエール・エルメ・パリ青山)

【Comments】
「ピエール・エルメの挑戦を感じる日仏による最高のショートケーキ(クリーム太朗)」

2.〈Le Gâteaulier〉のマスカルポーネのショートケーキ/川崎

〈Le Gâteaulier〉のマスカルポーネのショートケーキ/川崎

「週3日だけ営業する、知る人ぞ知るお店。保存料などは使わず、厳選した素材でクオリティの高いお菓子を作っている」(梅田さん)。マスカルポーネのクリームで全体がさっぱりといただけるショートケーキは、ホールケーキのオーダーも可能。メロンや桃など季節のフルーツを使い、現在はイチゴを販売中だ。570円。

【Comments】
「安心して食べられるおいしいお菓子ってこういうもの(梅田なお実)」

〈Le Gâteaulier〉
■神奈川県川崎市多摩区菅1-2-22西山ビル1F
■044-712-3252
■11:00~18:00 木金土のみ営業

CONTRIBUTORS/“スイーツエキスパート”な20人の審査員。

(Hanako1205号掲載/photo : MEGUMI, Wataru Kitao, Miyu Yasuda styling : Ami Kanno text : Wako Kanashiro)

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