シンガポール料理が気になる! スペアリブ&薬膳スープの「バクテー」専門店も!シンガポール料理がおいしいお店
チキンライスやラクサで近年注目を集めるシンガポール料理。今回は、スペアリブと薬膳スープの「バクテー」専門店など、いまオススメのシンガポール料理店2軒をご紹介します。
1.シンガポール料理の奥深さをカジュアルな気分で体感できる〈松記鶏飯〉/小川町
小川町の路地にある〈松記鶏飯〉は、フランスで店舗デザインなどを手がけている日本人アーティストが内装やロゴを仕立てた。
おひとり様も入りやすい店構え。
オーナー松本裕介さんがこだわった旧式の窓から見える神田の街は「不思議とアジアを彷彿とさせ、生ぬるい風も心地よく感じられる」と開放部を大切にした。現地の屋台村「ホーカーズ」で使われるのと同じ器や小皿をシンガポールから運び込んだ。
現地で特注した看板。
料理は松本さんが旅して研究したシンガポールとそのルーツの料理たち。
手前から時計回りに、「海南鶏飯の茹で鷄と3種のソース」(大)930円、「ラクサ」1,180円には酸味を抑えたサンバルを。「仙草ゼリーと龍眼のデザート」380円、ピクルス風料理「ニョニャ アチャー」480円。
アジア料理特有の発酵食にはワインもよく合う、とボトルのリストも充実させる。初心者も挑戦しやすい内容だ。
2.パワーをつけるスペアリブと体をいたわる漢方のスープの専門店〈新加坡肉骨茶〉/赤坂
昨年4月オープンの〈新加坡肉骨茶〉は、マレーシアとは別にシンガポールで独自に発展したスペアリブ&スープの専門店。ここで食べられるのは、オーナーがシンガポール中を食べ歩いてたどり着いた理想の一皿。
骨付き肉骨茶もしくは骨なし肉骨茶に、ライス、ミースア、油条、春菊から3品を組み合わせる「肉骨茶満喫セット」1,280円。パクチー200円も人気。
10種以上の漢方をブレンドし無化調で仕上げた優しい味だ。各店門外不出で伝統の味を研究し、肉の固さも追求した。席に着いたらまず、解説シートを見てほしい。
席にセットされたシートには、オーナーがオススメする現地のお店紹介も。
食べ方や楽しみ方をイラストで解説、まるでZineのよう。現地情報を載せるのは、「この店でバクテーを気に入ったら、次は現地で味わってほしい」との「編集長」のメッセージだ。
ロゴをプリントした椀は現地より大きめサイズ。
(Hanako1140号掲載/photo : Kenya Abe text : Kahoko Nishimura)