涼を誘う夏の和菓子が勢揃い! 【全国】夏に楽しみたい涼しげ和菓子8選。大切な方へのギフトにもおすすめ。

FOOD 2021.07.18

夏の手土産には、見た目や食感も清涼感があふれる和菓子がおすすめ!そこで今回は、見た目も食感もみずみずしい、夏におすすめの和菓子をご紹介します。

1.〈NEXT 100 YEARS〉のフルーツの羊羹

〈NEXT 100 YEARS〉のフルーツの羊羹

遊び心たっぷりの落雁が人気の和菓子店〈UCHU wagashi〉から生まれた新ブランドが、Web販売を開始。白あんベースの羊羹に、桃や甘夏などのピューレで作ったフルーツ羹をちりばめて。白あんのほっくりとした食感とフルーツの甘酸っぱさが絶妙なハーモニー。

〈UCHU wagashi 寺町本店〉
■京都府京都市上京区寺町通丸太町上ル信富町307
■075-754-8538
■11:00〜17:00 火水休

(Hanako1188号掲載/photo:Kunihiro Fukumori text:Azusa Shimokawa)

2.〈五穀屋 松屋銀座店〉の「発酵さしすせそ羊羹 五季(いつき)」

5個入り1,620円(税込)
5個入り1,620円(税込)

同店が独自に5つの季節を表現した色彩豊かな玉羊羹。酒・塩糀・酢・醤油・味噌の発酵調味料をベースにした味わいがそろう。「豊かな風味と軽やかな後味。お茶の旨みと合う和菓子」。ぷるんとした丸いフォルムも愛らしい。

〈五穀屋(ごこくや)松屋銀座店〉
■東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座 B1
■03-3567-1211(大代表)
■10:00〜20:00 無休

Navigator/山時慶子(さんとき・けいこ) 外食をこよなく愛するレストランPR。20代の頃から本誌を読み込み、端から端まで食べ歩くほどの銀座好き。日本料理を学ぶうち、茶道も究めたいと裏千家に入門。自身の稽古の傍ら、小学生向けの茶道教室やテーブル茶道の講師も務める。朝ごはんは「和菓子と一服」。

(Hanako1184号掲載/photo:Yoichiro Kikuchi styling:Shikiko Ishida Ryutaro Koizumi)

3.〈長門屋〉の「羊羹ファンタジア」

〈長門屋〉の「羊羹ファンタジア」

これ、本当に羊羹?と思ってしまうようなパッケージ。製造している〈長門屋〉さんは会津の老舗和菓子屋さんです。中身は普通の羊羹…だと思うでしょ?切ってみますよ。見てください、この断面。澄んだ空に鳥が羽ばたき、山の向こうにまん丸お月さま。パッケージの世界観そのまま、まるで絵画のようです。反対側も切って、さらに驚き。今度は三日月の下に佇む鳥の絵が!そう、切る場所によって、絵が変わっていくんです。なんて素敵な仕掛けでしょう。

オンラインショップはこちらから。

(photo&text:Kaori Manabe)

4.〈菓游 茜庵(かゆう あかねあん)〉の「ゆうたま」

7個入り950円。
7個入り950円。

徳島県の和菓子店が四国産の果実を厳選して作った和のゼリー。ゆず、有機すだち、阿波山桃など、どれも口に含んだ瞬間に果実のみずみずしい風味が弾ける。独特の食感は、寒天を使ってゼリーのような質感を生み出す「錦玉」という和菓子の伝統技法によるもの。透き通るビー玉のような佇まいも上品。7個入り950円。
■088-625-8866

5.〈風流堂〉の「遊びかん」

1箱540円。
1箱540円。

島根県松江市の和菓子店が手がけるひと口羊羹は、表面はシャリッ、噛むとしっとりした食感。誕生のきっかけは「和菓子文化の華だった羊羹の人気を復活させたい」という老舗の心意気。黒・黄・桃色のカラーは黒糖、ゆず、隠元豆という和菓子伝統の味に由来する。角砂糖のようにティーカップに添えても素敵。1箱540円。
■0852-21-2344

6.〈UCHU wagashi(ウチュウ ワガシ)〉の「mix fruits」

9個入り1,300円。
9個入り1,300円。

繊細な口どけと黒砂糖をまろやかにしたような風味を持つ落雁。フルーツ落雁は古くから愛される魅力はそのままに、オレンジやキウイなどの天然果汁を使ったゼリーを練り込むことでいままでにない爽やかな風味を生み出した。お茶と果実、和三盆の調和を楽しむなら、抹茶やアールグレイと一緒に。9個入り1,300円。
■075-754-8538

(Hanako特別編集『私が知りたいお茶のこと、すべて。』掲載/photo : Naoki Seo styling : Yui Otani text : Yuriko Kobayashi edit : Seika Yajima)

7.〈紫野和久傳〉の「れんこん菓子 西湖(せいこ)」

〈紫野和久傳 松屋銀座店〉

蓮粉(れんこんのでんぷん質)のもちもちとした口あたり、和三盆の甘みに品が感じられる。美しい湖に咲く蓮の花をイメージした逸品で風情漂う同店を代表するおもたせ。「とぅるんとした爽やかな食感が楽しい」。竹籠10本入り4,104円(税込)。

〈紫野和久傳(むらさきの わくでん)松屋銀座店〉
■東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座 B1
■03-3567-1211 (大代表)
■10:00〜20:00 無休

(Hanako1184号掲載/photo:Yoichiro Kikuchi styling:Shikiko Ishida Ryutaro Koizumi)

8.〈乃梅本舗 佐藤屋〉の「空ノムコウ」

『夜空の先にある宇宙のような、神秘的な錦玉羹です(下井美奈子さん)』、『薄明の空を錦玉に映す、青のグラデーションが見事(chicoさん)』
『夜空の先にある宇宙のような、神秘的な錦玉羹です(下井美奈子さん)』、『薄明の空を錦玉に映す、青のグラデーションが見事(chicoさん)』

八代目・佐藤慎太郎さんが山形のガラス作家の作品に感銘を受け、寒天と砂糖でつくる伝統菓子「錦玉(きんぎょく)」を現代の感性で伝える。気泡をあえて入れることで、夜空に浮かぶ星や宇宙を表現。「若い世代の注目も集め、和菓子の魅力を多くの人に伝えました。ほのかな生姜の味で食べやすい仕上がりに」(平岩さん)。1棹1,296円(税込)。

〈乃梅本舗 佐藤屋(のしうめほんぽ さとうやし)〉
■山形県山形市十日町3-10-36
■023-622-3108
■8:30~18:00 元日休

(Hanako1193号掲載/photo : Kichi Fukuda, Natsumi Kakuto styling : Misa Nishizaki text : Ami Hanashima)

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