日本茶の新しい楽しみ方。 老舗発の日本茶カフェバー&ティースタンドに注目!
続々オープンする日本茶カフェ。しかし、カフェバーやティースタンドを手掛けたりと老舗も進化しているって知っていましたか?より身近になった老舗で本物の味を楽しんで!
1.【閉店情報あり】抹茶パフェの元祖が手がける大人のための隠れ家〈林屋新兵衛〉/銀座
1753年、石川県金沢で創業した〈京はやしや〉が提案する本格的な日本茶や和スイーツを楽しめるカフェバー。「抹茶パフェ」を世に先駆けて発案したことでも有名で、今も変わらず新たなお茶の魅力を発信し続けている。
お茶を点ててくれる美しい所作にも注目。京都祇園の趣を感じさせる店だ。
「お好みを言っていただければ、お茶の渋味や濃さは調整しますよ」と、店長の松本龍太さん。お茶を知り尽くしているからこその教科書通りではない柔軟さもうれしい。フードは近隣の店から出前も可能。
2.〈すすむ屋茶店 東京自由が丘〉で国内有数の多彩な品種を誇る鹿児島の表情豊かなお茶を。/自由が丘
鹿児島で100年以上製茶業を営むオーナーが手がける日本茶専門店。一番摘みの煎茶や番茶など、取り扱う茶葉はすべて鹿児島産で、品種によって全く違った味わいを楽しめるのが魅力のひとつ。個性際立つ茶葉は焙煎の仕方やブレンドを変えるなど、品種の特性を引き立てることを重視している。
それぞれの日本茶に合うフードのペアリングも提案してくれるので、シーンに合わせた選び方も可能。
3. 関東初!本格的なほうじ茶を気軽なティースタンド〈加賀棒茶 丸八製茶場〉で。/品川
創業154年の〈丸八製茶場〉が手がける、香り高いほうじ茶「加賀棒茶」を扱うこちら。店の一角にあるティースタンド〈ティーサロ!〉では4種の日本茶を提供。
昭和天皇に献上した「献上加賀棒茶」HOT350円(税込)など。
新茶である一番茶の茎の旨味を損なうことなく浅く焙じ、芳しい香りとすっきりとした飲み口の「献上加賀棒茶」は、1日に100杯近く出る日もあるほど人気。新幹線に乗る前にもサクッとテイクアウトできるので、ぜひ。
「加賀いろはテトラシリーズ」も販売。
(Hanako1145号掲載/photo : MEGUMI (DOUBLE ONE), Yoichiro Kikuchi)