美味しいパンは関西にあった! 【関西エリア】地元に根付く人気ベーカリー6選。パンマニアが絶賛するお店は必見!

FOOD 2021.05.20

京都、神戸、大阪は全国的に見てパンの消費量が多いエリア。パン通の地元民も喜ぶ美味しいパンが揃ってるはず!今回はパンマニアがおすすめする珠玉のベーカリーをご紹介。

1.〈LAND〉/京都

おいしいパンはおいしい小麦から。北海道産小麦を使い、ベーグル、バゲット、カンパーニュ。奇をてらわず、堂々と熟成のきいた食事パンを作り、バリエーションはサンドイッチで。アメリカを彷彿とさせる店。エスプレッソマシーンも完備。パンとコーヒーを買ったら、ピクニックがてら、ほど近い鴨川の河川敷へGO!

Navigator/池田浩明(いけだ・ひろあき)
パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。

(Hanako1182号掲載/photo:Hiroaki Ikeda, Kenya Abe text:Hiroaki Ikeda special thanks:Yuya Uemura, Ami Hanashima edit:Yoshie Chokki)

2.〈Walder〉/京都

京都の中でも中心地、河原町から徒歩圏内にある〈Walder〉さん。朝早めの時間帯に到着すると幸せな光景が広がっていました。少しレトロなくすみピンクとブルーグレーの店構えから中をのぞけば、一面ぎっしりとパンが並んでいるではありませんか!

今回いただいたのは、「ポンムカネル」。サクサクのパイの間を縫うようにして泳ぐシナモン。その香りに寄り添うようにしてリンゴが存在しています。ルックスを見るからに、リンゴが主役なので、ぶっちぎりでリンゴの味が前に来るかと思ったら、あら驚いた。パイのサクサクから滲み出るバターやシナモンクリーム、ずらりと重ね並べられた薄切りのリンゴも、みんなみんなフレッシュな味わいで、いい意味でどの子もムンムンと色気を放ったり個性を主張しすぎたりしないのです。いつまでも雑味がなく、見た目以上にすっきりとした、透明感のあるデニッシュです。

「京のおだしパン」は一口食べるとこれがジャパニーズUMAMIだと言わんばかりのほとばしる旨みの洪水が。特に具などは入っておらずシンプルで、しっとりというよりはふんわり食感で汁気だって全くないのに、どこまでも広がる出汁に導かれるのか、するすると食べてしまいます。

〈Walder〉
■京都府京都市中京区麩屋町六角下ル坂井町452 ハイマート・ふや町 1F
■075-256-2850
■9:00~19:00 木休

さらに詳しい連載記事はこちらから。

(photo&text:Yuki Hanai)

3.〈PANE PORCINI〉/大阪

深夜23時まで行列が絶えない人気店。米粉を使ったもちもちの権化「もちぱん」、もちもちを超えた“ぷにゅぷにゅ”という新領域に踏み込む「塩フォカッチャ」、大量のクリームを充填したクリームパンなど、“ずるいパン”のオンパレード。さらに昨年、ハード系で勝負するパン呑みの新拠点〈ラッテリア・ポルチーニ〉がオープン。

〈PANE PORCINI(パネ・ポルチーニ)〉
■大阪府大阪市福島区福島5-10-22
■06-6451-8001
■10:00〜23:30(金土〜24:00)日休

Navigator/池田浩明(いけだ・ひろあき)
パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。

(Hanako1182号掲載/photo:Hiroaki Ikeda, Kenya Abe text:Hiroaki Ikeda special thanks:Yuya Uemura, Ami Hanashima edit:Yoshie Chokki)

4.〈Moulins et Cafe gout〉/大阪

思わず声が出る、シズル感満点のパン。ピラミッド型に栗を盛った「カシスモンブラン2019」など芸術点の高いデニッシュ。フレンチを彷彿とさせる「鶏むね肉のコンフィとわさびのソースレフォールサンド」。北海道産小麦・春よ恋の個性を生かした超もちもちパンによる「だし巻き卵の春恋ドッグ」。

〈Moulins et Cafe gout(ムーラン・エ・カフェ グゥ)〉
■大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-10-16 第二森ノ宮ハイツ 1F
■06-6949-2221
■8:00〜20:00 木、第1・3水休
■8席/禁煙

Navigator/池田浩明(いけだ・ひろあき)
パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。

(Hanako1182号掲載/photo:Hiroaki Ikeda, Kenya Abe text:Hiroaki Ikeda special thanks:Yuya Uemura, Ami Hanashima edit:Yoshie Chokki)

5.〈MAISON MURATA〉/神戸

パンの聖地・神戸の中心部から少し離れた港町・和田岬で、キレッキレのパンを作る活きのいい若手、村田圭吾シェフ。「アルビオレ」は、外側ばりばり、中身はぷるぷる、コクと旨味の塊だ。角食パンは驚異的なやわらかさ。4面を耳にしてかろうじてまっすぐ立たせる。ひなびた街並みの中で異彩を放つハイセンスな店。

〈MAISON MURATA〉
■兵庫県神戸市兵庫区小松通2-3-14
■078-587-3977
■7:15〜17:30(日〜14:00)月水休

Navigator/池田浩明(いけだ・ひろあき)
パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。

(Hanako1182号掲載/photo:Hiroaki Ikeda, Kenya Abe text:Hiroaki Ikeda special thanks:Yuya Uemura, Ami Hanashima edit:Yoshie Chokki)

6.〈パンやきどころRIKI〉/神戸

神戸元町の中華街を抜けた先、行列を目にしたらそこが〈パンやきどころRIKI〉さん。大人気のパン屋さんで、以前訪れた夕方にはすっかりパンがなくなっていたので今回はお昼前に来てみました。小さな店内に入るとパン好きの皆様の興奮が伝わってきて、私もヒートアップ。ふわんふわんの口溶け滑らかな生地の「カフェパン」や「エスカルベーコン」など個性的なパンがずらり。ハード系のパンも充実していました。

さらに詳しい記事はこちらから。

(photo&text:Yuki Hanai)

※掲載しているパンはすべて取材時のものです。

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