銀座の喫茶店。 贅沢な時間が流れる〈資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ〉へ。昔も今も変わらない、サービスと伝統レシピ。

FOOD 2021.04.02

コーヒーのアロマやソーダ水の泡、見目麗しい甘味たち…。いいことがあった日も、うまくいかなかった日だって、贅沢気分に浸れる喫茶店は、きっとあなたの心を癒してくれる。今回は〈資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ〉を訪れました。3月27日(土)発売 Hanako1195号「いま大銀座で楽しいこと」よりお届け。

さくらんぼニット9,790円(チャイルド ウーマン03-3481-8121)/レースのつけ襟4,950円(ドット アンド ストライプス チャイルド ウーマン03-3481-8121)/ブラウス13,200円(アトリエ ドゥ サボン 03-5465-0447)/ストローカチューシャ7,150円(ミア ハットアンドアクセサリー 03-6411-4668)/イヤリング8,690円(ソムニウム 03-3614-1102)/デニムパンツ35,200円(オウシーナン | ススプレス 03-6821-7739)/ポシェット9,900円(シャンブル ドゥ シャーム 03-5790-2790)

2019年11月にリニューアルした〈資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ〉。店内にベンチシートを配置し、家族連れはもちろん、誰もがよりリラックスして過ごせる空間へと生まれ変わった。テラコッタピンクで統一されたインテリアは、大きな窓から入るやわらかな光によって、包み込まれるようなやさしい雰囲気に満ちている。

フロア内のテーブルを洗練された動きでまわるのは、素敵な制服姿のサービススタッフたち。接客はいつだって、やさしく、ていねい。笑顔でサーブされたコーヒーを飲み、昔から変わらない伝統レシピを味わっていると、心が満たされ、帰る頃には心身ともにフル充電されている。「スタッフそれぞれがお客さまに寄り添い、目配り、気配り、心配りを大切にしています」とスタッフの陳珮瑜(ちんぺいゆ)さん。おいしいレシピはもちろん、この真摯な接客が、極上の空間を生み出しているのは間違いない。

【Entrance】直通エスカレーターで向かう、わくわく感。

〈資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ〉

3階にある〈資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ〉へ訪れるには、1階の奥にあるエスカレーターを使用する。壁に挟まれた一方通行の専用エスカレーターは、なんだか遊園地のアトラクションに乗っているような高揚感が味わえる。お帰りの際は、余韻をたっぷりと残してエレベーターでどうぞ。

【Service】マニュアルはない。寄り添うサービスを提供。

〈資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ〉

お店では、画一的ではなく、お客さんひとりひとりに寄り添ったていねいなサービスを心掛けている。コーヒーをサーブする所作も、見とれてしまうほどに美しい。

5種の豆をバランスよくブレンドした資生堂パーラー オリジナル ブレンド コーヒー1,000円。
5種の豆をバランスよくブレンドした資生堂パーラー オリジナル ブレンド コーヒー1,000円。

ハンドドリップで淹れられたコーヒーは、たっぷり2杯分。ポットウォーマーのおかげで、あたたかいままでいただける。

【Traditional menu】1902年から守り継ぐ、伝統メニュー。

およそ120年の間、当時の味わいを守り続けているメニューがある。それは、ソーダ水と自家製アイスクリームだ。たまご色の濃厚バニラアイスは、三角のウエハースもどこか懐かしい雰囲気。アイスクリームソーダは、〈ソーダファウンテン〉開設当時のメニューを一度に楽しめる。

【Interior】機能的でありながら洗練されたインテリア。

〈資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ〉

スペインの建築家リカルド・ボフィル氏が設計した「東京銀座資生堂ビル」の外壁の色に合わせ、壁や家具をテラコッタグラデーションカラーでコーディネートし、華やかな空間に。テーブルにはオリジナルデザインのテーブルクロスとフレッシュなお花がスタンバイ。糊のきいたテーブルクロスでお迎えするのもおもてなしのひとつ。

〈資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ〉

〈資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ〉

1902年、〈資生堂薬局〉内に併設された〈ソーダファウンテン〉からはじまった銀座のシンボル的存在。
■東京都中央区銀座8-8-3 3F
■03-5537-6231
■11:00~20:30(日祝~19:30)月休(祝は営業)
■46席

※価格はすべて税込みです。

(Hanako1195号掲載/photo : Nobuki Kawaharazaki styling : Satomi Kamino model : BEBE text : Motoko Sasaki edit : Kana Umehara)

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