プロたちの選りすぐりの9品×5ジャンル。 プロがおすすめする「味噌」9選!使い分けしたい冷蔵庫の定番品「味噌」を徹底比較。
味噌・豆腐・醤油・納豆・卵。冷蔵庫の「ザ・定番品」、いつも同じものばかり買っていない?実は定番品こそ、バラエティの宝庫!スーパーでよく見かける商品たちの中から、プロの方々がおすすめ品を選定。味のマトリックス化に挑戦しました。今回の食材は味噌です。
麹がしっかり香るものから減塩タイプまで、よく見るものばかり。味噌汁など定番使いから隠し味まで使い分けたい味噌が勢ぞろい!
1.〈マルコメ〉の「贅沢に糀を使った甘みと深い旨みの生みそ 糀美人」
国産米100%で贅沢に米糀を使ったやさしい甘みと深い旨みが特徴の無添加味噌。「糀の香りがしっかりするやさしい味わいです。お味噌汁など普段使いに最適。コスパもほどよい」(A)。650g 498円(参考価格)。■0120-85-5420 取り扱い/イオン、サミットなど
2.〈ますやみそ〉の「芳醇 合わせ味噌(無添加)」
国産の大麦と米を使用した麦味噌、米味噌を合わせ、麹を混合し醸造した無添加の合わせ味噌。「シンプルに造られている、いいお味噌。お母さんの味のお味噌汁が作れます」(D)。500g 474円。■0823-21-6643 取り扱い/イトーヨーカドー、マルエツなど
3.〈竹屋〉の「竹伝麹みそ」
原料処理から包装に至る工程のほとんどを手作業により製造された国産大豆、国産米使用の麹味噌。「味はやさしめながら、ほんのちょっとでしっかり味がつきます。スープに入れてコク出しなどに」(C)。500g 950円。■0266-52-4000 取り扱い/東急ストア、ピーコックなど
4.〈ひかり味噌〉の「無添加 円熟こうじみそ」
余計なものは加えず、味噌本来のおいしさを引き出した無添加味噌。「豆の旨みも塩気もしっかり。万人うけするおいしさ。煮込んでも旨みや香りが消えないから、鍋や煮込みに合います」(A)。750g 398円。■03-5940-8850 取り扱い/イオン、マルエツなど
5.〈フンドーキン〉の「生詰無添加あわせみそ」
米と麦の麹をたっぷり使い、麹の甘さがおいしく、すっきりとした味わい。「麹香のある、色の白い無添加合わせ味噌です。甘みが強い九州らしい味噌で、まろやかなやさしい味。麦のざらざら感も好きですね」(B)。850g 488円。■0972-63-2111 取り扱い/西友、ベルク、文化堂など
6.〈マルコメ〉の「丸の内タニタ食堂の減塩みそ」
〈タニタ食堂〉で使用している無添加の粒味噌。減塩味噌ながら高い麹歩合(20割)で甘みとコクのある味に。「減塩なのに味に妥協がなく素晴らしい! 買いやすいお値段も◎。旨み、甘みが強めなので野菜と相性がいいです。豚汁にも」(A)。650g 498円。取り扱い/イオン、サミットなど
7.〈マルコメ〉の「京懐石」
熟成させた風味豊かな信州赤系味噌に、北海道の昆布、焼津の鰹節を中心にだしをブレンドした、上品な味わいの味噌。「忙しい時に便利なだし入り。溶けやすく、だしの風味も好み。気軽にサッとお味噌汁が作れて助かります」(C)。650g 598円。取り扱い/イオン、サミットなど
8.〈石野味噌〉の特醸白味噌
1781年の創業以来、9代にわたり造り続けられる伝統の白味噌。京都らしい塩分低めの甘口味噌。「口当たりがよく、やわらかな甘み。グラタンやシチューの隠し味として使うとコクが出ます」(B)。300g 450円。■0120-178115 取り扱い/ザ・ガーデン、クイーンズ伊勢丹など
9.〈イチビキ〉の「献立いろいろみそ」
「名古屋の味」として親しまれるコクのある豆味噌に、米味噌をほどよくブレンドし、甘みを加えた万能味噌だれ。「豆味噌100%だと食べにくい方にもおすすめ。ペースト状なのでホイコーローや田楽のたれに」(B)。450g 310円。■0120-35-3230 取り扱い/全国にて
Selectors
A.ジョーさん。料理研究家。簡単でおいしいレシピが人気。Twitterのレシピ投稿も話題でフォロワー数は26万人超。スーパー大好きを公言し、高級スーパーから業務用スーパーまでフォロー。
B.谷尻純子(たにじり・じゅんこ)/スーパーマーケットキュレーター。会社員として働く傍ら、ご当地スーパーのPRや企画などを行う。ご当地スーパーのサイトも運営。(gotouchisuper.com)
C.横峰沙弥香(よこみね・さやか)/イラストレーター。家族の日常を描いたインスタグラムの絵日記が話題に。『Hanakoママ』にてレシピ連載をするなどオリジナル創作レシピには定評あり。
D.寮母あきこ(りょうぼ・あきこ)/広島某所の造船関係の寮で寮母をしている。ボリュームたっぷりの料理がインスタで大人気。著書『寮母あきこのガツンごはん』(マガジンハウス)が話題。
(Hanako1191号掲載/photo : MEGUMI text : Kana Umehara)