特別な時間を楽しもう。 記念日、デートにおすすめ!【銀座】10,000円台でおまかせコースが楽しめる寿司屋5選
今回は、コースメニューが楽しめる銀座の寿司屋をご紹介します。板前さんに身を委ねて、特別な日を演出できること間違いなしです。
1.〈鮨 からく〉江戸前寿司の伝統技術をワインのペアリングで昇華。
銀座の中心で30 年間〈からく〉を営む、戸川基成さん。10年ほど前にお客さんを通してワインの本当のおいしさと出会った戸川さんは、江戸前寿司の「漬け」や「締め」といった伝統的な保存技術と熟成したワインとのフードマッチングに目をつけた。
アミノ酸が増した最もおいしい状態のネタに合うワインといただくぺアリングコースは、今や〈からく〉のお客さんの8割が選んでいるという。生魚のみで勝負する寿司屋が多い中、〈からく〉では江戸前寿司の技術を駆使し、ほとんどの魚を塩で締めることで水分量を調整している。塩で脱水してネタの生臭みを和らげると、ネタとワインはより自然にマッチングする。シャリは赤酢と米酢をブレンドし、ネタを引き立てる程よい酸味を目指す。ランチ握りでもいただける煮穴子の握りのタレは創業からつぎ足しており、穴子の旨味がぎゅっと詰まっている。濃密なタレは赤ワインとの相性もいい。
中トロは最低1週間熟成し、より旨味を閉じ込めるために氷水につける作業も行っているという。新鮮で一番良いネタを、一番おいしい状態でお客さんに提供するべく、〈からく〉のあくなき挑戦は続く。「ワインに合う寿司ではなく、〈からく〉の寿司に合うワイン探しの旅はまだまだ終わらない」と熱く語る戸川さんだ。
〈鮨 からく〉
昼の握りのコースは3,000円、5,000円、8,000円。
■東京都中央区銀座5-6-16 西五番館ビルB1
■03-3571-2250
■12:00~13:30LO、17:30~21:30LO(土12:00~14:30LO、17:30~21:00LO) 日・祝休
■30席/禁煙
2.〈鮨 石島 本店〉「おいしいのは当たり前」。だからこそ愛情を感じる寿司を。
〈鮨 石島〉ではお客さんに最高の寿司を提供するために、あらかじめ魚の身を切っておく“切りつけ”は絶対にしない。昼だけでも50~60名の来店がある中、提供する度にその日仕入れた新鮮な魚に包丁を入れ、愛情を込めて一貫一貫握っている。シャリは秋田〈藤岡農産〉のあきたこまち。お客さんの来店時間に合わせて土鍋でお湯からふっくらと炊き、赤酢や穀物酢を使用。ネタの新鮮さを後押しする、シャリの程よい甘さと酸味が心地よい。
「寿司は恋愛に似ています。相手を喜ばせるために一生懸命握ることが大切です」とご主人の石島吉起さん。淡白でありながら深い旨味とゆずの風味を感じるヒラメの昆布締めや、臭みのない肉厚のさんまなど驚きが止まらない握りだ。
〈鮨 石島 本店〉
昼はリーズナブルな1,500円のセットも。夜のコースはデザート付きで25,000円。
■東京都中央区銀座1-24-3
■03-6228-6539
■11:30~13:30LO、18:00~22:30LO(土18:00~22:00LO ) 日祝休
■16席/禁煙
3.〈鮨 ふじ田〉繊細な仕事が光る“五感が記憶する”寿司。
「きめこまやかなサービスのために、自分の目の届く広さで店を始めたかった」と語るご主人の藤田真一郎さんは、カウンター8席の店を構えた。
白身魚は千葉・外房と、瀬戸内海から直送で仕入れている。産地直送は天候にも左右され流通が難しいといわれているが、長年の経験と人のご縁で独自のルートを確保。毎朝市場で買い付けた魚介類ともに、昼と夜のメニューで素材の品質は変えない。シャリは赤酢、白酢で作った2種をネタによって使い分け、味の調和を大切にしている。特筆すべきは中トロ。「トーストにバターを塗る」イメージで、炊きたてのシャリに細かい飾り包丁を入れたトロをのせる。これ以上ない口溶けは悶絶もの。
〈鮨 ふじ田〉
ランチのコースには、握り12貫の8,000円もあり。夜には、12,000円、15,000円のコースが。
■東京都中央区銀座3-13-5 新山ビル1F
■03-6278-7018
■11:30~13:30LO、17:30~22:00LO 火休
■カウンター8席/禁煙
(Hanako1177号掲載/photo : Sachie Abiko, Takafumi Matsumura, Takeshi Abe text : TAMOinai edit : Seika Yajima)
4.銀座の人気寿司店で、大満足の1万円コースを大公開!〈すし処 志喜〉
まずは豆皿に盛られた小さなおつまみ。そこから始まるおまかせコースは、怒濤の口福の連続。ひとくちサイズのおいしいものが次々と、なんと20種類あまり登場する。
相模湾の魚介を中心に、ひとつひとつに丁寧な仕事をほどこし具材そのもの以上のおいしさを引き出す、店主の吉村匡史さんの技には驚くばかり。今日の海の中の風景が見えるような、旬の魚介が堪能できる。おつまみの後に待っているのは握りの快楽。「近海の天然もので、自分が納得できる魚しか使わない」というだけあり、良いものが手に入らなければ、お寿司の定番である鮪を使わないことも。もっと多くの人にお寿司に親しんでほしいという、強い思いがそこにある。
(Hanako1165号掲載/photo:MEGUMI(DOUBLE ONE) text:Riko Saito)
5.日本酒のペアリングがついて、“銀座でお寿司”が10,000円!?〈羽田市場GINZA 7 SEVEN〉
寿司好き、日本酒好きに朗報です。小皿料理10品、握り10カン、デザートのコースが10,000円!さらに、料理に合わせた日本酒も付くという太っ腹。即予約を。
〈羽田市場GINZA 7 SEVEN〉
■東京都中央区銀座7-14-15 杉山ビルB1
■03-6264-2618
■17:00~23:00(22:30LO) 土日休
■42席/禁煙
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