知る人ぞ知る飲み屋さんも。 今、京都人が注目するカフェ&ご飯処5軒。普段使いからハレの日まで、要チェック!
次々と新しい名所が誕生するのも京都の特徴。話題の〈エースホテル京都〉から知る人ぞ知る飲み屋さんまで。地元の人が行きたいところとは。今回は今、京都人が注目するカフェ&ご飯処をご紹介します。
1.いつも幸せに満たされる!〈Kew〉/京都・右京区
ロンドンの〈St.JOHN〉で修業をした店主・大木健太さんと妻の真奈美さんが2019年にオープンしたカフェ。市街地から少し離れているが、〈Kew〉でのティータイムを中心に旅のプランを立てるのも悪くない。
〈Kew〉
■京都府京都市右京区龍安寺五反田町15
■075-406-0763
■11:00〜17:45※事前予約制 月火金休
■8席/禁煙
2.私にとっての夏の風物詩。〈虎屋菓寮 京都一条店〉/京都・上京区
お店があるのは、長らく御所の御用を務めてきた場所で、少なくとも寛永5年(1628年)より前から店を構えていたとのこと。季節ごとに表情を変える庭や稲荷社、江戸時代からの蔵などを眺めながら甘味が楽しめる。
〈虎屋菓寮 京都一条店(とらやかりょう)〉
■京都府京都市上京区一条通烏丸西入ル広橋殿町400
■075-441-3113
■10:00〜18:00(17:30LO)不定休
■42席/禁煙
3.日々に潤いをもたらしてくれる存在。〈Stumptown Coffee Roasters〉/京都・中京区
コーヒー業界のサードウェーブの代表格とも評される、ポートランド発の人気コーヒーショップ。世界各地から調達した高品質なコーヒー豆を使用し、ミディアムローストしたこだわりのクラフトコーヒーを提供している。
〈Stumptown Coffee Roasters(スタンプタウン コーヒー ロースターズ)〉
■京都府京都市中京区車屋町245-2 エースホテル京都 1F
■075-229-9000
■7:00〜19:00 無休
■14席/禁煙
4.行列が絶えないおうどん屋さん。〈山元麺蔵〉/京都・左京区
岡崎公園のすぐ近く、風情ある古民家が連なる中、ひときわ目を引く長い行列。数時間待ちが当たり前というこちらの一番人気は「土ゴボウ天のざるうどん」。コシの強い平麺を引き立てる、鰹だしの利いた濃厚なつけ汁も絶品。
〈山元麺蔵(やまもとめんぞう)〉
■京都府京都市左京区岡崎南御所町34
■075-744-1876
■11:00〜18:00(水〜14:30)木、第4水休
■18席/禁煙
5.木の香りに包まれながら。〈酒場 井倉木材〉/京都・上京区
木材屋さんで立ち飲みができるという一風変わった店。それも角打ちのようなスタイルではなく、本格的な料理も楽しめる。「家業を継いだ後、酒場をやりたいという夢を形にしたらこうなりました」と、店主の井倉さん。
〈酒場 井倉木材(さかば いくらもくざい)〉
■京都府京都市上京区薮之内町77-1
■17:00〜22:00(21:00LO)日祝休
■立ち飲み席20人分/禁煙
Navigators
●宮下亜紀(みやした・あき)/編集・ライター。出版社勤務の後、生まれ育った京都を拠点に活動。京都の暮らしから芽生えた書籍や雑誌の編集を手がける。
●いしいしんじ/作家。1966年生まれ。京都在住。著書に『ぶらんこ乗り』『悪声』など。Webサイト「THEKYOTO」で「いしいしんじの『禅語』」連載中。
●ダイモンナオ/イラストレーター。大学の非常勤講師。京町家に暮らしながら、8月からはアトリエスペースのある宿泊施設〈草と本〉を営んでいる。
●加藤純子/かとう・じゅんこ/1996年に創刊した京都のタウン情報誌『Leaf』の編集局長。Web「Leaf」やグルメサイト「京都GO!HAN旅」も随時更新中。
(Hanako1188号掲載/photo:Norio Kidera
illustration:Maori Sakai text:Yuya Uemura, Mako Yamato)