6年の連載で出会ったお取り寄せ食材。 日本全国のお取り寄せお菓子6選!大人も子ども喜ぶセンスと、やさしい味わい。
約6年間続いている、野村友里さんの本誌連載「Good Neighbors, Good Suppliers」。ここでは野村さんが直接会いに行った生産者のものを中心に、普段から愛用する珠玉の食材を紹介してきました。いつでもパントリーにそろえておきたい、頼れるお取り寄せ品をカタログにまとめます。今回大人も子どもも喜ぶ、日本全国お取り寄せお菓子をご紹介します。
1.〈VOSTOK labo〉のふくろうのチーズクリームサンド/北海道 【冷凍・2週間】
根室でアトリエを始めて約5年となる〈VOSTO Klabo〉。森や動物がすぐそばにある暮らしがお菓子作りのイメージになっている。平飼いの卵や放牧で育った牛の生乳で作る有機発酵バターなど、食材は身近なオホーツクのものを使用。6羽2,100円(税込)。
■0153-24-0555
2.〈飯田屋飴店〉のあめせんべい/長野【常温・180日】
空気を含ませながら手作業で練り、2人がかりでのばして上品な飴に。黒糖とサトウキビ由来の粗糖でミネラル豊富に仕上げた。懐かしくて優しい甘さは、江戸時代から続く店の味だ。パリパリ割りながら食べる楽しさも。120g 450円(7月から500円)。
■0263-32-1983
3.〈藤野良品店〉のチョコレート/神奈川【冷蔵・3カ月】
店主は、新たな暮らし方を求め神奈川県旧藤野町の里山に移住。夫が出張先のタンザニアで出合ったカカオ豆を里山の木炭で焙煎し、有機砂糖だけを加えてチョコレートに。カカオの実を表現した形と、藤野の作家による包装も素敵。950円(秋頃から販売)。
4.〈可笑しなお菓子屋 kinaco〉のビスケ/鳥取【常温・30日】
植物性食材のみで作る「ビスケ」は、知人や親交のあるお店による材料で。季節で替わり、今回は塩麹(右)とピーカンナッツショコラ(左)。素材のおいしさを通し、温かな作り手の気持ちを感じ取れる。取り寄せは不定期、要問い合わせ。各480円(税込)。
■suttoco.kinaco@gmail.com
5.〈Food Hub Project〉のカミヤマメイト/徳島【常温・6カ月】
土地の食材をその土地に伝わる方法でいただく“土産土法”を体現する〈Food Hub Project〉。農家で作られていたおやつを再現したこちらは、小麦粉に米粉や米ぬか、米油と豆乳を混ぜたもの。「カミヤマメイト定番と季節の味セット」2,300円(税込)。
■088-676-1077
6.〈くるみの木 cage〉の奈良のクッキー/奈良【常温・約3週間】
卵やバター、小麦粉は使わずに、奈良県産の米粉や玄米粉で作る素朴な品。ほろっと繊細ながら、素材の味わいが口いっぱいに。玄の蕎麦、羽間農園の結び米、北村農園の玄米、ティーファーム井ノ倉の大和茶の4種。大1,300円(各2袋入り)。
■0742-20-1480
Navigator…野村友里(のむら・ゆり)
〈restaurant eatrip〉主宰。フードディレクター。食を通じて人や場所、モノをつなぎ、広げる活動を行う。『春夏秋冬 おいしい手帖』『Tokyo Eatrip』など著書多数。
(Hanako1186号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Kahoko Nishimura, Marie Takada, Wako Kanashiro, Ami Hanashima)