6年の連載で出会ったお取り寄せ食材。 チーズを焼いて“ステーキ”に!?わざわざお取り寄せしたい国産チーズ5選
約6年間続いている、野村友里さんの本誌連載「Good Neighbors, Good Suppliers」。ここでは野村さんが直接会いに行った生産者のものを中心に、普段から愛用する珠玉の食材を紹介してきました。いつでもパントリーにそろえておきたい、頼れるお取り寄せ品をカタログにまとめます。今回は全国のお取り寄せチーズをご紹介します。
1.〈ファットリアビオ 北海道〉のカチョカヴァロ/北海道 【冷蔵・45日】
南イタリア出身のチーズ職人が北海道の牛乳を使い、伝統の製法と機械で作る品。イタリアチーズの魅力を日本の素材で表現した。「カチョカヴァロ」は、厚さ1〜2cmの輪切りにし、熱したフライパンで油をひかずに焼いて“ステーキ”に。500g 2,750円。
■011-376-5260
2.〈チーズ工房チカプ〉のチーズ/北海道【冷蔵・21〜60日】
菊地亮太さん・芙美子さん夫妻は、姉夫婦が営む〈横峯牧場〉の牛乳を使い、牧場内の工房でチーズを作る。夏はさっぱりと牧草の風味で、冬は濃いミルキーな味わいだ。「シッポのオイル漬け(小)」550円、白カビタイプの「シマエナガ」710円。
■0153-27-1186
3.〈しあわせチーズ工房〉のチーズ「幸」/北海道【冷蔵・40日】
5月から11月の放牧期に採れた生乳の風味が生きる、ハードタイプの長期熟成チーズ。はちみつやキャラメルを思わせる豊かな風味は、薄くスライスしてじっくり味わいたい。公式サイトでは「おまかせチーズセット」5,000円(税込)が注文可。
■0156-26-2585
4.〈清水牧場チーズ工房〉のチーズ/長野【冷蔵・7〜12日※】
標高1,400〜1,800mの北アルプスの山奥に、牛と羊を放牧する広大な牧場とチーズ工房がある。チーズ作りに最高の環境だ。上から時計回りに、「山のチーズ」200gあたり1,560円、「プティニュアージュ」760円、「バッカス」200gあたり1,780円(各税込)。
■0263-79-2800
5.〈CHEESE STAND〉のフレッシュチーズ/東京【冷蔵 5〜7日※】
多摩の牧場から届く牛乳を使い、渋谷の工房で作るフレッシュチーズ。北海道、九州、離島を除く全国に、翌日には出来たてのチーズが届けられる。モッツァレラ、ブッラータ、リコッタの「朝フレッシュセット」2,180円(税込)。
■080-9446-8411
Navigator…野村友里(のむら・ゆり)
〈restaurant eatrip〉主宰。フードディレクター。食を通じて人や場所、モノをつなぎ、広げる活動を行う。『春夏秋冬 おいしい手帖』『Tokyo Eatrip』など著書多数。
※は、種類によって異なります
(Hanako1186号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Kahoko Nishimura, Marie Takada, Wako Kanashiro, Ami Hanashima)