パンアワード2020にノミネートされた人気抹茶パンも。 お茶スイーツのブーム到来!?【東京】お茶好き必見のこだわり日本茶カフェ4選
体に優しい日本茶は国内外で大人気!そんな日本茶を、おしゃれな空間で楽しめるお店が都内に増えてきています。今回は、日本茶を使ったこだわりスイーツがある日本茶専門店をご紹介します。
1.お茶に惚れ込んだ店主が作ったスイーツたち。クリエイティブなお茶体験ができる〈INARI TEA〉/恵比寿
恵比寿駅から少し歩いたところにある、赤と白のシンプルな看板。そして可愛らしいお稲荷さんが目を引き、思わず足を踏み入れたくなるお店〈INARI TEA〉。
〈INARI TEA〉の魅力は、九州のお茶に惚れ込んだ店主が作った、目で見ても楽しいクリエイティブな茶葉のスイーツ。抹茶、ほうじ茶、和紅茶の中から、迷いに迷って店主いち押しの和紅茶パフェを、宮崎県高千穂の釜茶と一緒にいただきましょう。釜茶といえば、九州で主に作られている、鉄釜で炒った茶葉を使用したお茶。黄金色をした釜茶は香ばしく、さっぱりとした後味でスイーツにもぴったり。
「和紅茶パフェと釜茶」はバニラのフォーム、和紅茶のパルフェ、ラズベリーソース、カボスとスイートバジルのジュレ、栗、胡桃などの層で作られているパフェ。まずはそれぞれの味を堪能しつつ、この組み合わせがどんな科学変化を起こすのだろう?という疑問を解決すべく、この美しい重なりを丁寧にスプーンで掬ってみる。そうすると、ラズベリーソースと絡み合ったスイートバジルとカボスのジュレの有能さよ…!苦みと渋みがなく、ほんのり甘い屋久島産の和紅茶がさらに引き立つ斬新な組み合わせは、たまらなく上品で美味しいのです。
「和紅茶とあまおうのボウルデザートと白折」は泡でベールに包まれたこちらのスイーツに、和紅茶の可能性はさらに広がります。和紅茶ソースにクランブル、あまおう、あまおうのコンフィチュール、シナモンマスカルポーネが和紅茶の泡に包まれたボウルデザート。日本茶が好きで、その可能性をクリエイティブに追求したからこそ作られた端正なフォルムに期待が高まります。ふわっとした和紅茶の上品な甘みの気泡に、シナモンマスカルポーネのふわっと香るシナモンが優しいアクセントに。そして和紅茶のサクサクしたクランブルと甘酸っぱいあまおうのソースが、お互いの良さを引き立てあうのです。
〈INARI TEA〉
■東京都渋谷区恵比寿1-5-2 こうげつビル101
■03-6721-6420
■(月~金)10:00〜22:00(土12:00〜22:00)日祝休
2.本気のラテや衝撃のパンに出会える!?〈CHAYA 1899 TOKYO〉/御成門
〈CHAYA 1899 TOKYO〉は、「お茶」がテーマのブティックホテル〈HOTEL 1899 TOKYO〉の1F にオープン。「街の茶屋で、ゆるやかな時間を日常に」をコンセプトとし、和モダンでカジュアルな落ち着きのある日本茶専門店です。
「抹茶パン(いちごミルク)」、衝撃的に美味しくて、パンアワード2020に早くもノミネートされました。静岡県産の抹茶を使って長時間発酵し、丁寧にふわっと作られた抹茶パンの期間限定いちごミルク。こちらは店内でのみいただくことができます。一口、口に入れたときの抹茶とバターの香りとモチモチの食感!これがたまらなくて何個でも食べたくなってしまう魔法の味…。ちょこんと乗ったいちごのころんとしたフォルムも可愛くて、食べているうちに愛着が湧いてしまうアイドル的要素を持つ抹茶パン。一口食べれば虜になります。
〈CHAYA 1899 TOKYO〉
■東京都港区新橋6-4-1 ホテル1899東京1F
■03-3432-1890
■11:30~21:00(LO20:30) 無休
3.記憶に残るお茶体験を。お茶を使ったチーズティーやモンブランも!〈カネ十農園〉
表参道の駅からちょっと歩いて脇道を進んでいくと、大きな暖簾が目立つお店が目に入る。〈カネ十農園〉は、静岡県牧之原市の茶農園。栽培から製茶、梱包まで自社で一貫して行い、一番茶を届けるプロダクトなので新鮮かつ風味豊かなお茶が楽しめるのです。
「焙じ茶モンブラン」はオープンからお昼すぎには完売してしまう程の人気メニュー。実はこの「焙じ茶モンブラン」、写真では伝わらないけど、揺するとプルプルと可愛く揺れるのです!(きになる方はぜひインスタでチェックしてみてください)
その秘密は、中に焙じ茶プリンが隠れているから。濃厚だけどさっぱり食べられる焙じ茶プリンの上に栗餡と焙じ茶パウダー、そしてお茶と相性の良いクリームチーズと混ぜたモンブランの組み合わせは新しくて今までにない感触のスイーツ。これは並んででも食べたくなる。
焙じ茶LOVERな皆様には是非一度は食べていただきたい。そして可愛く小躍りする焙じ茶モンブランちゃんを体験してみてください。
4.お茶好きさん必見!この夏は台湾発“スキアマ”なソフトクリームで決まり!〈蜷尾家/NINAO〉/三軒茶屋
三軒茶屋駅から路地を入り商店街を少し歩くと、和モダンな建物が目に入る。ここだけどこか非日常のような、感覚的には京都に来たような気持ちにさせてくれます。〈蜷尾家/NINAO〉は台湾の台南にある有名なソフトクリーム屋さん。台湾の人も、ちょっと遠出しようかなという時に、台南に行ったら絶対寄りたい場所と言うくらい人気のスポット。台湾ではコンビニで発売したら即完!お店はいつも賑わっている。そんな遠出してでも行きたいソフトクリーム屋さんが東京の三軒茶屋で味わえるのです。
ソフトクリームは、本国台湾の約110種類のフレーバーの中から、人気のフレーバーや日本人の味覚に合うフレーバーを週替わりなメニューで提供しています。
「塩ミルク」は台湾人気ナンバー1フレーバー。コクのあるミルクに天日塩の塩味がアクセントとなっています。食べ続けても飽きのこない、ずっと食べていられる味。甘いにしょっぱいがプラスされる味大好き界隈の人間なので、これは大好きでしかないに決まってる。
そして今回の大本命。「東方美人茶」フレーバー。台湾へ行った際も、メニューでその文字を見つけると頼んでしまうくらい好きなお茶。台湾茶の中でも比較的発酵度が高くて、“爽やかな紅茶”のような味がたまらなく好き。そんな「東方美人茶」はグローバル1号店を記念し、日本限定の新フレーバー!ここでしか味わえないという特別感がさらに良い。茶葉をミルクベースと合わせて作っていて、口に入れた瞬間茶葉の香りが。見た目は濃厚なのかな?と思いきや、スッキリとした甘さが印象的。“スキアマ(スッキリあまい)”です。私の好きな「東方美人」の爽やかさもしっかり堪能できる、お茶好きにはたまらないソフトクリームかもしれません。
(photo:Kenichi Kurosaki text:Misa Kimura)
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