見た目も涼しげ。 【予算2,000円】夏ギフトにぴったりの涼やかな和菓子5選!初夏の挨拶や帰省土産に。
暑くなってきたこの頃、手土産に喜ばれるのはやっぱり涼しげなお菓子たち。そこで今回は夏の挨拶や帰省土産にぴったりの、2,000円以内で買える見た目も涼しげな和菓子をご紹介します。
1.伝統の技で実現。香り弾ける和のゼリー。〈菓游 茜庵〉の「ゆうたま」
徳島県の和菓子店が四国産の果実を厳選して作った和のゼリー。ゆず、有機すだち、阿波山桃など、どれも口に含んだ瞬間に果実のみずみずしい風味が弾ける。独特の食感は、寒天を使ってゼリーのような質感を生み出す「錦玉」という和菓子の伝統技法によるもの。透き通るビー玉のような佇まいも上品。
■088-625-8866
2.しゃりっとした食感がたまらないひと口羊羹。〈風流堂〉の「遊びかん」
島根県松江市の和菓子店が手がけるひと口羊羹は、表面はシャリッ、噛むとしっとりした食感。誕生のきっかけは「和菓子文化の華だった羊羹の人気を復活させたい」という老舗の心意気。黒・黄・桃色のカラーは黒糖、ゆず、隠元豆という和菓子伝統の味に由来する。角砂糖のようにティーカップに添えても素敵。通信販売有り。
〈風流堂〉
■0852-21-2344
(Hanako1170号掲載/photo : Naoki Seo styling : Yui Otani text : Yuriko Kobayashi edit : Seika Yajima)
3.発酵を生かしたカラダにおいしい羊羹。〈五穀屋 松屋銀座店〉の「発酵さしすせそ羊羹 五季(いつき)」
同店が独自に5つの季節を表現した色彩豊かな玉羊羹。酒・塩糀・酢・醤油・味噌の発酵調味料をベースにした味わいがそろう。「豊かな風味と軽やかな後味。お茶の旨みと合う和菓子」。ぷるんとした丸いフォルムも愛らしい。
〈五穀屋(ごこくや)松屋銀座店〉
■東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座 B1
■03-3567-1211(大代表)
■10:00〜20:00 無休
Navigator/山時慶子(さんとき・けいこ)外食をこよなく愛するレストランPR。20代の頃から本誌を読み込み、端から端まで食べ歩くほどの銀座好き。日本料理を学ぶうち、茶道も究めたいと裏千家に入門。自身の稽古の傍ら、小学生向けの茶道教室やテーブル茶道の講師も務める。朝ごはんは「和菓子と一服」。
(Hanako1184号掲載/photo:Yoichiro Kikuchi styling:Shikiko Ishida Ryutaro Koizumi)
4.ベリーの甘酸っぱさと3つの食感が新境地!〈NANASAN〉の「MIO」
1932年創業の〈とも栄菓舗〉の若い職人夫婦が「革新7:伝統3」を指標に掲げて2017年に立ち上げたブランド〈NANASAN〉。地域特産の果物・アドベリーを主軸に、伝統に現代感覚を取り入れたお菓子を創出する。ペースト&ラスク「SOU」などもある。通販可。
〈NANASAN〉
■滋賀県高島市安曇川町西万木211-1
■0740-32-0842
■9:00~19:00 元日休
5.愛と夢があふれる世界観。贈り物にもぴったり〈越乃雪本舗大和屋〉の「おさとうのまほう」シリーズ
日本三大銘菓のひとつとされる落雁「越乃雪」で知られる1778年創業の和菓子舗。若い世代にも和菓子の魅力を知ってほしいとの思いで始めた「おさとうのまほう」シリーズが好評を博す。パッケージのイラストやデザインも家族ぐるみで制作している。通販可。
〈越乃雪本舗大和屋〉
■新潟県長岡市柳原町3-3
■0258-35-3533
■9:00~17:30 日水休
(Hanako1181号掲載/photo : RiE amano, MEGUMI styling : Sumire Hayakawa(KiKi inc.)text : Asami Kumasaka edit : Yoko Fujimori)