暑い季節にピッタリの爽やかな日本ワインをピックアップ。 思わずジャケ買い!おいしい・かわいい日本ワイン3選。

FOOD 2020.06.11

ワインをジャケ買い?そんなの邪道と思いきや、ワインの味わいと同様に、ラベルには造り手さんたちのワインへの思いや哲学が込められているもの。今回はその可愛らしさに思わず手に取ってみたくなる、実力派日本ワイナリーの3本のワインをご紹介します!

テーブルの上が一気に夏色に!

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鮮やかなオレンジカラーのグラデーションを描くワインたち。
どのワインも冷やして飲むのがオススメです。

左から山梨県〈四恩醸造〉のロゼ「向日葵」(オープン価格)。
真ん中は大分県〈安心院 小さなワイン工房〉のオレンジワイン「デラウェアorange 2019」(1,800円)。
右は宮城県〈Fattoria AL FIORE〉のネコシリーズより発泡白「Sola 2019」(3,120円)。

「向日葵」で食卓に花を添える。

山梨県 四恩醸造 向日葵 日本ワイン ロゼ 

家族団らんの幸せなひとときにつながるワイン。それが山梨県〈四恩醸造〉の目指すワイン。この「向日葵」に限らず〈四恩醸造〉のワインボトルには優しげな花の絵が描かれています。食事のひとときに華を与えられるように、との思いをラベルに込めたそう。ラベルをきっかけにファンになる人も多いのだとか。

山梨県 四恩醸造 向日葵 ロゼワイン 

山梨県産の巨峰を使用した「向日葵」。“食卓に花を添える”というラベルのイメージ通り、家庭料理に寄り添うような、シンプルで穏やかな味わいです。ドライチェリーのような甘酸っぱい香りがほんのりと漂います。不思議と飲めば飲むほどに食欲が刺激されるワインです。

向日葵 四恩醸造 ロゼワイン 山梨県

実は昔、焼鳥屋さんで〈四恩醸造〉のロゼ「クレマチス」を頂いたことがあるのですが、甘辛ダレにこんなに合うワインがあるなんて…と感動したもの。今回ご紹介した「向日葵」も巨峰が持つ果実味や旨味がバランスよく感じられ、ラタトゥイユやチンジャオロースーなど、味のしっかりした料理にオススメです。

ポップなラベル、ポップな味わい「デラウェアorange 2019」。

安心院 小さなワイン工房 デラウェアorange2019

鮮やかなオレンジカラーとキュートなラベルをSNSで見かけ、気になっていた大分県〈安心院 小さなワイン工房〉のオレンジワイン。“ワイン醸造を通して故郷を元気に”、“地元ぶどう100%のワイン造りをしたい”そんな理念のもと、2010年にオープンしたワイナリーです。
ワインラベルの絵は、友人である岐阜県在住の画家、伴幹雄さんの作品。

安心院 小さなワイン工房 デラウェアオレンジ2019 オレンジワイン

大分県安心院町産の完熟デラウェアを自然酵母で醸した「デラウェアorange 2019」。果皮のタンニンが抽出されることでオレンジ色のワインに。果皮由来の旨み、爽やかな酸味が特徴です。食事にも合いそうですが、個人的にはちびりちびりとゆっくり味わいたいタイプのワインです。

デラウェアorange 2019 安心院 小さなワイン工房

口に含むたびにじわりと広がる旨みがヤミツキに。旨みや繊細さを損なわないように、できだけワインにとってストレスの少ない方法で醸造を行っているそう。オレンジワイン好きにはたまらない味わいです!

瓶底には“ワインの宝石”と呼ばれる、酒石酸がキラリ。この爽やかさ、この旨み、個人的には昼から飲みたくなるワインNo,1です。

飼い猫の名前からとった、NECOシリーズ「Sola 2019」。

ファットリア アル フィオーレ Sola2019 NECO

“同じ生き物同士、やさしい気持ちで接してつくったワインは、飲む人にとっても優しいワインになってくれるはず。”

ふと覗いたホームページに書かれた言葉にどんなワインを造っているワイナリーだろう?と気になったのが宮城県川崎町で2015年よりワイン造りを開始した〈Fattoria AL FIORE ファットリア アルフィオーレ〉。ワイン名には、ワイナリーの代表である目黒さんが家族として共に暮らしてきた猫ちゃんの名前を使用しています。

ファツトリア アル フィオーレ Sola 2019 宮城県

信頼する4人の山形のぶどう農家さんのデラウェアを使い、それぞれのぶどうの持ち味を生かして醸造、ブレンドして生まれた「Sola 2019」。ちょっとずる賢くて愛嬌のある猫のSolaちゃんを、泡でキリッと仕立てることで表現したそう。レモンサワーの様な爽やかな味わいで、夏の暑い日にピッタリです。

NECO Sola2019 Fattoria Al Fiore 宮城県

1匹1匹個性がある猫とワインの特徴を重ね合わせて造られたNECOシリーズ。チロルやゲンキなど、他の猫ちゃんのワインも気になるところ。

過疎化が進む宮城県川崎町を人が集まる場所にしたい、という思いから農園を開きぶどう造りを始めた〈Fattoria AL FIORE〉。自園でのブドウ造りと同時に大切にしているのが、近郊の生産者さんたちのブドウを使用すること。“支え合う農業を実現する”ことが、作り手にとっても、ワインを楽しむ私たちにとってもよい循環になると考えているそうです。

かわいいラベルに隠されたワイナリーの思い。

四恩醸造 Fattoria Al Fiore 安心院 小さなワイン工房

思わず手に取ってみたくなるかわいいラベルの日本ワイン。そこから一歩踏み出して、ワイナリーの思いを覗いてみればそれぞれのワインがますます愛おしく感じられるように。親しみやすく、なんだかずっと応援したくなる。これこそ、日本ワインの醍醐味かもしれません。

〈四恩醸造〉
■山梨県山梨市牧丘町千野々宮764-1
■0553-20-3541
公式サイト
※公式サイトからのワインの販売は行っていません。

〈安心院 小さなワイン工房〉
■大分県宇佐市安心院町矢畑487-1
■0978-44-4244
公式サイト

〈Fattoria AL FIORE〉
■宮城県柴田郡川崎町支倉塩沢9
■02-2487-6896
公式サイト

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