美しき和菓子の世界へ。 【銀座】老舗名店が作るモダン和菓子4選。日本料理店が作る大人なマカロンも。
日本らしい美的センスが宿る和菓子。 世界中から注目されてブーム到来の和菓子の魅力を大銀座から発信!ここ数年、抹茶やほうじ茶にフォーカスした新スタイルのお茶カフェが増えているなか、お茶に合う和菓子にも話題が集まっています。そこで今回は、銀座で食べ歩き、銀座を学び、茶道にも精通する、レストランPRの山時慶子さんがおすすめする逸品をご紹介します。
1.スタイリッシュで上品。口に広がる先鋭の味〈HIGASHIYA GINZA〉の「ひと口果子 真」
ヘーゼルナッツ・蜂蜜羹などをカカオやショウガを練り込んだあんで包み込む新感覚の味わい。「現代の人に向けた、このアグレッシブな和菓子に好感!」。
〈HIGASHIYA GINZA〉
■東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 2F
■03-3538-3230
■11:00〜19:00(茶房18:00LO)無休
※3月、4月は毎週月休
2.創業1847年。一子相伝で紡いだ金平糖。〈銀座 緑寿庵清水〉の「ロイヤルミルクティーの金平糖」
京都の老舗が銀座へ。フレーバーも多く、人気のロイヤルミルクティーはアッサムの香りとジャージー牛乳のコクが風味と調和。「一子相伝の金平糖は、これまでの概念を変える」。
〈銀座 緑寿庵清水(りょくじゅあんしみず)〉
■東京都中央区銀座6-2-1 Daiwa銀座ビル1F
■03-5537-9111
■11:00〜19:30(土日祝〜18:30)水休(水が祝の場合は営業、木休)
3.発酵を生かしたカラダにおいしい羊羹。〈五穀屋 松屋銀座店〉の「発酵さしすせそ羊羹 五季(いつき)」
同店が独自に5つの季節を表現した色彩豊かな玉羊羹。酒・塩糀・酢・醤油・味噌の発酵調味料をベースにした味わいがそろう。「豊かな風味と軽やかな後味。お茶の旨みと合う和菓子」。ぷるんとした丸いフォルムも愛らしい。
〈五穀屋(ごこくや)松屋銀座店〉
■東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座 B1
■03-3567-1211(大代表)
■10:00〜20:00 無休
4.日本料理の名店のセンスが息づくマカロン。〈六雁〉の「白いマカロン」
山椒や木の芽、白味噌など季節変わりの味が楽しめる“和”のマカロンは甘さ控えめで大人の味わい。「フランス菓子を日本テイストに昇華している」。
※要予約。店頭での受け取りのみ(受け取り時間13:00〜17:00)
〈六雁(むつかり)〉
■東京都中央区銀座5-5-19 銀座ポニーグループビル 6F
■03-5568-6266
■17:30〜23:00
■日祝休
Navigator/山時慶子(さんとき・けいこ)
外食をこよなく愛するレストランPR。20代の頃から本誌を読み込み、端から端まで食べ歩くほどの銀座好き。日本料理を学ぶうち、茶道も究めたいと裏千家に入門。自身の稽古の傍ら、小学生向けの茶道教室やテーブル茶道の講師も務める。朝ごはんは「和菓子と一服」。
(Hanako1184号掲載/photo:Yoichiro Kikuchi styling:Shikiko Ishida Ryutaro Koizumi)