みんな大好き惣菜パン。 【東京】惣菜パンがおいしいベーカリー7選!日本中のパン屋を旅する“あの人”が厳選。
おやつとしても朝食や軽いランチとしても、ちょうどいい「惣菜パン」。今回は日本中のパン屋を旅するパンラボ主宰の池田さんがおすすめする、惣菜パンが美味しい都内のベーカリーをご紹介します。
1.〈Pane&Olio〉
東京でイタリアっぽいパンを食べたかったらここへ。名物はパネトーネ。伝統的な方法を踏襲し、イタリアから持ち込んだ自家培養のパネトーネ種によって背の高いパンを作りだすために5日を要する。乳酸菌の生むさわやかな香り、縦伸び気泡の口溶けの心地よさ。イタリアそのままはフォカッチャも同じ。イタリアの小麦粉の旨味が味わえる。
〈Pane&Olio(パーネエオリオ)〉
■東京都文京区音羽1-20-13
■03-6902-0190
■10:00〜18:00 日月祝休
2.〈MORETHAN BAKERY〉
ホテル〈THE KNOT TOKYO〉の玄関横に開店。ホテルに泊まれば、朝食が絶品パン食べ放題のビュッフェという夢のような一日がはじまる。スペシャルなもちもちっぷりのあんぱん、サンドイッチディレクターによる自家製ツナを使ったツナサンド、カレーサンド(不定期)など独創的なサンドもこの店の売り。
〈MORETHAN BAKERY(モアザン ベーカリー)〉
■東京都新宿区西新宿4-31-1
■03-6276-7635
■8:00〜19:00 無休
■ホテルスペース利用可/禁煙
3.〈Le Petit Mec HIBIYA〉
長い陳列台に並ぶパンの列。豊かさ、華やかさ、遊び心。順番を待つ間も目がパンをさまよって飽きない。フランスへの憧れをパンで表現する、創業者・西山逸成氏の原点は変わらない。「フルムダンベールとセロリ」の天才性。バゲットに自家製レモンピールを混ぜた「バゲット・シトロン」の可憐。
〈Le Petit Mec HIBIYA(ル・プチメック ヒビヤ)〉
■東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ 1F
■03-6811-2203
■8:00〜20:00(19:30LO)休みは施設に準ずる
■42席/禁煙
4.〈イトキト〉
独創的なサンドならこの店。フレンチの手法で調理した具材を長時間発酵のバゲットなどではさむ。「スモークサーモンとかぶのソテーのサンド」は、鮭の旨味がカブに移って妙味が醸される。「アプリコットとクリームチーズのバゲットサンド」はアプリコットのコンポートをはさむ。スパイスに彩られ、贅沢な味わい。
〈イトキト〉
■東京都大田区北千束1-54-10 佐野ビル 1F
■ 03-3725-7115
■10:00〜20:00(土祝〜19:00)日月休
5.〈神田川ベーカリー〉
名曲『神田川』のメロディーが聞こえてくるような早稲田の裏路地で、突如出会う窓口だけのかわいいパン屋。おやつや昼ごはんで食べられる菓子パン、惣菜パンがケースにいろいろ。一番人気は「塩パン」。ぷにゅっとして、底はバターが固まってかりかり。「あぶくりのカレーパン」はひき肉たっぷり、ドライカレーのようにむしゃむしゃ食べられる。
〈神田川ベーカリー〉
■東京都豊島区高田1-11-14
■070-6971-0731
■11:00〜18:00 月火休
6.〈GREEN THUMB〉
渋谷のど真ん中に畑!?都市生活者に緑とのふれあいを提供するアーバンファームがテーマ。フォカッチャのトッピングにはこの畑のローズマリーを使用。8の字型の近未来ベーグル「グリーンサム」は、ごわごわ感一切なし。ちゅるーんと埼玉県産小麦ハナマンテンの風味が溶けてくる。「グリーンサム」を使用した日替わりのベーグルサンドも楽しい。
〈GREEN THUMB(グリーンサム)〉
■東京都渋谷区桜丘町28-9
■03-6452-5611
■10:00〜19:00 無休
Navigator/池田浩明(いけだ・ひろあき)
パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。
※掲載しているパンはすべて取材時のものです。
(Hanako1182号掲載/photo:Hiroaki Ikeda, Kenya Abe text:Hiroaki Ikeda special thanks:Yuya Uemura, Ami Hanashima edit:Yoshie Chokki)