午前中で売り切れてしまう食パンも。 わざわざ買いに行きたい!全国の絶品食パン3選【栃木・京都・兵庫】

FOOD 2020.03.09

ここ数年、盛り上がり続けている食パンブーム。そこで今回は2月28日(金)発売「今、食べるべきパンは、これだ!進化する、日本のパン」より、全国のパン屋さんを知り尽くす池田さんを唸らせた全国の食パンをご紹介します。

1.耳までサクッとほろり。厚切りトーストがおすすめ〈利〉のプレミアム利/栃木

〈利〉栃木

土曜日だけ営業する食パン専門店。北海道産小麦粉の中でも、希少価値の高い品種を使用。食パンは“トーストして食べるもの”という概念を崩さず、焼いた時のおいしさを追求している。「小麦と発酵バターの香りがとてもよくて、体にすっと染み込むような優しい味わい。焼いた時のパリパリ感も秀逸で、力を入れなくてもサクッとほろっと生地がほどけていく。非常に食べ心地がいい食パン」。毎日食べても飽きない、白米のような存在感。1.5斤1,300円(税込)

毎月20日にSNSで予約日と詳細を発表。当日販売は朝8時より整理券配布(一人2本限り)。
〈利(とし)〉
■栃木県日光市野口692-2
■090-7801-7383
■9:00〜完売まで 日〜金休
■イートインなし

2.超ふんわり食感と小麦の香りと甘さが際立つ逸品〈ナカガワ小麦店〉のトースト・モンターニュ/京都

〈ナカガワ小麦店〉京都

北米産有機小麦と海洋酵母を使用。低温で長時間発酵させて、旨みを引き出している。「ため息の出るような気泡の美しさ。加水多めの生地がプルプルしていて、舌触りはもちもちしっとり。有機小麦の清らかな香りも素晴らしい」。フニャッとくびれた鍵穴みたいな形は、やわらかさの証。「小麦の液のような素材そのものの旨みや、香りの立ち方はハード系に近い。なのに、食感は超やわらか」。トーストの音も小気味よく、焼いても美味。1斤630円(税込)。

毎日60〜70本を焼き上げ、午前中に売り切れも。電話予約の受付は当日朝8時30分から。
〈ナカガワ小麦店〉
■京都府京都市左京区下鴨松ノ木町52-1
■075-702-6672
■10:00〜16:00 月火水休
■イートインなし

3.王道を極めた食パンのネオスタンダード!〈bakery 点心〉の食パン/兵庫

〈bakery 点心〉京都

卵や添加物は不使用の、耳までやわらかい手作りの食パンが人気。「砂糖は少なくバターをたっぷり使って、素材の甘さだけですごくリッチな味わいに。食感はふわふわともちもちの中間くらい。グルテンの粘り気が控えめで、歯切れと口どけがすごくいい」。トーストがおすすめで、「バリッとした食感を楽しむために、バターは塗らずにスライスしてのせ、口の中で溶かして食べる」のが池田式。誰からも愛される、食パンの王道の味を極めた逸品。2斤670円。

2日後でもやわらかい。パンの予約は朝8時より受付開始。全国発送も対応。詳しくはHPで。
〈bakery 点心〉
■兵庫県尼崎市武庫之荘5-13-4
■06-4981-0248
■11:00〜18:00 日祝休
■イートインなし

Navigator…

池田浩明(いけだ・ひろあき)/パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。

(Hanako1182号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Ayano Sakai edit:Yoshie Chokki)

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