食パンだけじゃない! おいしい「惣菜パン」に注目。【東京】レトロで懐かしいパンが集まるベーカリー。
日本のベーカリーを彩る「惣菜パン」は、実は日本独自のパンというのをご存知ですか?おやつとしても朝食や軽いランチとしても、ちょうどいい「惣菜パン」。今回はそんな惣菜パンが美味しい都内のベーカリーをご紹介します。外国人の友達にも喜ばれるかも!?
1.懐かしく、味のある表参道の学食パン〈木村屋〉/表参道
まずね、ほとんどのパン達が100円代で買えるのですよ。ここ表参道で、ここ青山で、この2019年に。それだけでも拍手を送りたい。子供が帰り道にお小遣いで買える値段。大人だってそりゃあ嬉しい!
ベースのパンはしっとりとしたデニッシュ生地のような甘みとバター感があり、そこにテリヤキチキンとゴボウサラダときたもんだ。照り焼きチキンにシャキシャキしたゴボウサラダのマヨが加わるだなんて、“美味しい”のスタンダードでしょ!
上に被るクッキー生地はお家で焼いたチョコチップクッキーのような親しい味がします。所々その厚みもまばらで、クッキーがしっかりわかる所と薄い所があり、その下のパン生地はクッキー生地の質感を継ぐドライさもありながらも細やかな口溶けが嬉しい。
この中に入っているチョコクリームとホイップクリーム!断面の、外からの見た目からは想像出来ないクリームの綺麗な二層っぷりにまずは驚きが隠せないのですが、チョコクリームの内側にホイップクリームが包まれています。
〈木村屋〉
■東京都港区南青山5-4-25
■03-3407-1475
■6:30~19:30 日祝休
(Hanako.tokyo連載「花井悠希の朝パン日誌 vol.44」/text&photo:Yuki Hanai)
2.漫画家、イラストレーター・山本ありさんおすすめ。「50回以上通った、大好きなパン屋さん。」〈FluffY〉/渋谷
「気取らないのにどこか特別感のある味わいで、食べるたび心が温まるのがこちらのパンの素晴らしさ。店長の奥村さんは料理もお上手で、ランチセットや惣菜パンも、ほかとはひと味違ったおいしさがあります」
ブルーチーズ入りのカンパーニュ 350円
パンオピーチ 330円(各税込)
〈FluffY〉
ボストックやクグロフなど、外の伝統菓子パンも並ぶ。
■東京都渋谷区鶯谷町4-15 1F
■03-3461-8655
■11:00~19:00 月水日祝休
漫画家、イラストレーター・山本あり/本場の味を求めて世界各国を巡るほどのパン好き。著書に『やっぱりパンが好き!』(イースト・プレス)、『パンは呼んでいる』(ガイドワークス)など多数。
(Hanako特別編集『おいしいパンのこと、すべて。』掲載/photo:Yuko Moriyama text:Kahoko Nishimura edit:Kayo Yabushita illustration:Takeshi Tomoda)
3.とにかく種類が豊富なベーカリー〈近江屋洋菓子店〉/淡路町
朝9時の開店と同時に焼きたてのパンが並び、売り切れ次第終了。食パン、バゲット、ドックパンとパンの種類も豊富なサンドイッチや、具沢山の焼ピロシキ、フルーツののったデニッシュなど。飲み放題のドリンクサービス600円には、フレッシュなフルーツジュースやお惣菜パンに合う温かいスープもそろう。
〈近江屋洋菓子店〉
日祝はパンの販売なし。
■東京都千代田区神田淡路町2-4
■03-3251-1088
■9:00~19:00(日祝10:00~17:30、喫茶は17:00まで)無休
■25席/禁煙
(Hanako特別編集『おいしいパンのこと、すべて。』掲載/photo : Kasane Nogawa text : Michiko Watanabe edit : Kayo Yabushita)
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