イベントライター道玄坂まりこがセレクト!「おこぼれイベントメニュー」 第3回 7月22日(土)~23日(日)に行くべき、観るべきイベントは?

FOOD 2017.07.21

人生のさまざまな坂をのぼっておりて転げ落ちて。それでもたくましく生きていきたいみなさんのために、いま行っておきたいアツいイベントを独断と偏見で紹介する連載。今回は郷愁を誘うイベントに注目よ。

懐かしのデザインケータイと再会!

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世間は夏休みに突入らしいけどまぁそんなの関係ないわよね。こっちは休みをとってるつもりでも携帯があればどこにいたって連絡がとれちゃうもん。「道玄坂さん、ここの言い回し修正できますか?」とか「あの撮影の件ってどうなりましたっけ?」なんて序の口で「おい、道玄坂!あの原稿まだかよ!?」みたいな脅迫電話がじゃんじゃんかかってくるワケ(号泣)。もうこの世に安息の地なんて存在しないと思うわ。で、何が言いたいかっていうとauが2002年から取り組んでいる「au design project」の15周年を記念して、これまでに発表したプロダクトデザイン(コンセプトモデル及び量産モデル)約70点をずらっと並べた展示「ケータイの形態学 展」を開催しているの。

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INFOBAR nishikigoi

ガラケーが主流だった時代はいろんな色・形の機種があったわよね(遠い目)。中でもデザイン性で一歩抜きん出てたのがau。深澤直人先生が手がけたINFOBARが出た時の衝撃は今でも覚えてるわ。だってこれを持ちたくてキャリア変更までしたのよ私。そのあとも吉岡徳人兄貴や森本千絵女史など日本を代表するトップクリエイターたちが参画して「デザイン携帯電話」という独自のジャンルを築いていったの。そんな懐かしの機種と久々のご対面よ。 

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kusama yayoi 私の犬のリンリン

今回は、2009年に限定10個しか作られなかったという草間彌生大先生の超レアな犬型携帯電話「私の犬のリンリン」も登場するらしいからアートを観るつもりで行っても充分楽しめるんじゃないかしら。「初めて持った携帯はiPhoneです」なんて若い子ちゃんもぜひ見てほしいわ。

「ケータイの形態学 展」〈GOOD DESIGN Marunouchi〉
■東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階
■7月21日〜31日
■11時〜20時(最終日のみ〜17時) 期間中無休

駅のホームでギョーザを焼く!

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ちょっとちょっと!今、両国駅が大変なことになってるって知ってた?ふだん立ち入ることができない両国駅の3番ホームで餃子を食べられる「ギョーザステーション」が連日満員御礼の大盛況っぷりなの。

これは「味の素冷凍食品」の「ギョーザ」発売45周年を記念したイベントで、各テーブルに用意されたガスコンロとフライパンを使って、各自で「ギョーザ」を焼いて食べちゃおうってことらいしのよ。

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「ギョーザ」を駅のホームで焼くっていう非日常感も素晴らしいけど、ホームの反対側に走る総武線を横目にギョーザを頬張るなんて鉄分多めの人にとってはご褒美感満載よ。

加えて、フライパンの中でギョーザをどう並べるかによっていろんな形が作れるから工夫しがいがあるわよね。「ええ、私にそんなアイデア思い浮かびません」って方は特別専用サイト「ギョーザ焼き型道場」を見てから挑んでほしいわ。このサイトに掲載されているギョーザの焼き方が想像の斜め上イっちゃっててびっくらこくわよ。
https://www.ffa.ajinomoto.com/gyoza/dojo/

最初にお伝えした通り、連日満席が続いている大人気イベント。行くときは熱中症対策をしっかりして楽しんでね!!

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ギョーザの形の羽をつけた「ギョーザフェアリー」がお出迎え。かわいすぎやろ。

「ギョーザステーション」
■JR総武線両国駅3番ホーム(※入場券またはSuicaなどの交通系ICカードで改札内への入場が必要)
■ 7月14日〜28日
■平日 17:00~23:00(LO・22:15)、土日祝日 11:00~23:00(LO・22:15)

カンボジアの手仕事に惚れる!

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ⒸKaku Ohtaki

最後は乃木坂の「Books and modern」でカンボジアの手仕事にフューチャーした展示「カンボジアモダン&クラフツ」を紹介するわね。これは21日(土)までの開催だから気をつけて!

カンボジアと聞いてアンコールワットだけしか思い浮かばなかった?まぁ斯くいう私もなんだけど(数年前に行った時はアンコールクッキーを買った記憶しかないわ)、まずはコックトラーイ村で一つずつ手編みされているラペアのバスケットを紹介するわね。ラペアってカンボジアとベトナムの一部しか採れない貴重な素材で、すごく丈夫なのが特徴なんですって。色をつけたり、ニスを塗らずとも出るという自然なツヤの風合いが素敵よね。均一で美しい網目にも惚れ惚れするわ。今回は日本の生活に合わせた使いやすいサイズ、形でデザインされたバスケットが豊富にあるから目移りしながら選びたいわね。

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ⒸKampong Chhnang pottery

あとはコンポンチュナン陶器にも注目。なんとこれ、コンポンチュナン州の伝統の素焼きと益子焼の釉薬技術が融合して新しく生まれた陶器なの。この陶器が生まれた背景をちょいと説明するわね。9〜15世紀、アンコールワットで有名なクメール王朝時代に「クメール焼」と呼ばれる優れた陶芸技術があったんだけど王朝の衰退とともに、その技術は失われてしまったの。その陶器生産を地場産業として振興を復活すべくお手伝いをしたのが益子なのよ。日本人にもなじみが深く、美しい質感のコンポンチュナン焼き。夏の食卓にもきっと映えるわよ!

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ⒸKaku Ohtaki

「カンボジアモダン&クラフツ」〈Books and modern〉
■東京都港区赤坂9−5−26パレ乃木坂201
■03-6804-1046
■12:00〜19:00 日・月休

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