豪徳寺でしか出合えない器や雑貨を探しに。わざわざ行きたくなる人気店4選
小田急線豪徳寺駅と東急世田谷線山下駅が隣接。豪徳寺には奉納された招き猫が並び、今では人気観光スポットに。豪徳寺商店街と反対側には山下商店街が広がり、個性ある店が顔をそろえる。コンパクトな街ながら衣食住に事欠かない。
自分らしい暮らしを見つけに。
大通りに面しておらず、チェーン店も少ない分、個人の世界観が詰まった店がそれぞれの個性を生かしながらゆるやかに共存する豪徳寺。「流行に流されず、自分に似合うものを自由に選ぶ人が多いと感じます。いいものをちゃんと選んで、大切に楽しむ̶̶そんな大人の街だと思います」
そう語るのは〈niente〉見城ダビデさん。この言葉は、豪徳寺という街の空気をよく表している。〈うつわのわ田〉の店主・和田明子さんも同じように「静かだけど芯がある街。派手さよりも自分らしさを大切にする人が多い気がします、器選びにもその人らしさが感じられるんです」と話す。
「大手のチェーン店が少なく、小さなコミュニティで支え合っている雰囲気が心地いい」と教えてくれたのは〈bulb〉の大浦伊都子さん。店と店、人と人の小さなつながりから生まれる心地いい雰囲気に惹かれ、若い世代のお店も徐々に増えてきた。
〈Radio Kultur〉の店主・佐藤貴之さんは、この街を「山の手の中にある下町。人の温度が感じられる場所」と表現する。店主たちが語る言葉には共通点がある。急がず、各々のペースで日々を重ねるそんな穏やかな時間が流れる街に自然と人は集まってくるのだろう。
1. 沖縄やちむんの温もりを日々の食卓に届ける。〈うつわのわ田〉
2018年オープン。料理をよりおいしく見せる器の力を伝える。沖縄県外では唯一、壺屋焼・常秀工房の島袋常秀さんの器を正規に扱うほか、真南風工房の大宮育雄さんなど、沖縄のやちむんを中心にそろえる。オリジナルの招き猫の箸置きはお土産に人気。
住所:東京都世田谷区豪徳寺 1- 49-2 トリアドムス102
TEL:090-6654-1492
営業時間:11:00~18:00
定休日:水休、不定休
2. 切り花から寄せ植えまで花のある暮らしを提案。〈bulb〉

「野草のような落ち着いた色合いの花が好き」と店主の大浦さん。水やりや切り口の工夫などケアを丁寧に教えてくれるのもうれしい。「花の持ちがぜんぜん違う」と〈niente〉の見城さんも太鼓判を押す。長く楽しめる寄せ植えや庭づくりも手がける。
住所:東京都世田谷区豪 徳寺1-7-10 1F
TEL:080-3604-51 11
営業時間:営業時間はInstagramで確認
定休日:不定休
インスタグラム:@bulb_duet
3. 用の美がある服とクラフト。タイムレスなショップ。〈Radio Kultur〉
店名はドイツ語で「文化放送局」の意。新旧問わず創意とウィットにあふれた服を軸に、現代作家による工芸も並ぶ。実用と遊び心をミックスした、男女問わず楽しめる大人のための服と暮らしの道具。日本人の視点を大切に店主自ら買い付けた一点物はセンス抜群。
住所:東京都世田谷区豪徳寺 1-47-8
TEL:なし
営業時間:14:00(土日 13:00)~20:00
定休日:月休
4. 生活をもっとおもしろく、街を楽しむセレクトショップ。〈niente/Tokyobike Plus 豪徳寺〉

自転車と雑貨のライフスタイルショップ。「tokyobike」の販売や修理、試乗のほか、レンタル(1日 2,500円)もあり、豪徳寺や世田谷線沿線をゆるりと巡るのもおすすめ。広々とした店内にはアップサイクルなオリジナル雑貨や国内外のセレクトアイテムが並び、訪れる人とゆっくり会話を交わしながら提案してくれる。街と人の魅力を伝える音声コンテンツ「豪徳人」もSpotifyで配信中。レンタルバイク 2,500円。
住所:東京都世田谷区赤堤 2-3-9-101
TEL:03-6379-1705
営業時間:11:00~18:00
定休日:水木休
@niente.co.jp
各スポットを紹介してくれた豪徳寺の案内人
静岡県出身。バッグメーカー、自転車メーカーを経て、2019年に株式会社ニエンテを創立。世田谷区の豪徳寺をベースとし、”価値の再構築”にまつわる活動をする傍ら、自転車・服・雑貨を扱う店舗を営んでいる。




















