【SPECIALIST CLOSE-UP】 納豆インフルエンサー・鈴木真由子さんに密着!「納豆の魅力で複雑な社会問題も明るく乗り越えていきたい!」
仕事に趣味に積極的な女子たちが集まる本誌Hanakoの読者組織『ハナコラボ』。そんなハナコラボパートナーのパーソナルにスポットライトを当てたコーナー。普段は見えない素顔に迫ります。“納豆をもっと自由に”を合言葉にさまざまな発信をする鈴木真由子さん。今回は納豆の楽しみ方や可能性を聞きました。
大学時代、インターン先で「何か好きなものについて発信してみたら?」と言われ、SNSで大好物の納豆について発信することに。続けるうちにその深遠な世界にハマりました。まず、驚いたのは全国には3,000~3,500種類もの納豆があるということ。納豆ってスーパーだけじゃなくて、デパ地下やアンテナショップにもあって、3個パックの庶民的なものから、竹や藁わらで包まれた高級品までバリエーション豊か。大豆の種類だけでなく、発酵方法や水の違いなどによって香り、粘り、食感も変わるし、地域性も色濃く反映していて、なんておもしろい食べ物なんだろうと。
今は外出先でも納豆グルメを楽しんでいます。プロの料理人が作る、納豆を使った料理はまったく違う表情があって、毎回驚きます。近年は、ヴィーガンやベジタリアンの観点から、海外でも納豆は高い人気があります。ただ、独特の粘り気や香りが苦手な人はいるので、少しでも食べやすくできたらと思い、「納豆チョコレート」を開発中なんです。チョコレートを合わせると、癖の強いにおいが消えて、もっちりとした食感になるんですよ。今後は、納豆を通じて食育や環境問題に取り組んだり、地域や世代を超えて、さまざまな方々と交流できたら。納豆が糸でつながっているように、分断が進む現代社会で人と人をつなぐ力が納豆にはあると信じています。
鈴木さんをつくる3つのこと
1.どストライクな旨さ!納豆グルメの最高峰。
納豆グルメにハマるきっかけになった青山〈ふーみん〉の名物。「パラパラとした食感と納豆の旨味、少しの塩気、すべてがベストマッチ!」。1,228円(ランチタイム価格)。
2.香りのアイテムが好き!香水は重ね付けしてます。
お気に入りはナチュラルな素材を取り入れた日本生まれの〈AUX PARADIS(オゥパラディ)〉。「フローラルの『Fleur』とさわやかな『Savon』をダブル使いしています」
3.時間は腕時計で確認する派です。
華奢なベルトと上品な文字盤が印象的な腕時計は友人からプレゼントされたものだそう。「西海岸のアンティークショップで見つけてくれたそうです。肌身離さず着けています」
Profile…鈴木真由子(すずき・まゆこ)
大学在学中にSNSで納豆情報を発信。現在は納豆に関するコラムの執筆や企業のSNS運用、大学機関との商品共同開発などを行う。「なっとう娘の『ねばログ』毎日通信」はHanako.tokyoで毎週木曜更新中。
(Hanako1192号掲載/photo:Natsumi Kakuto text:Mariko Uramoto)