〜開運のしすぎには要注意〜 Love Me Doの 開け！金運 後編

ーー2023年におすすめの財布は、具体的にどんなものですか？

2023年のラッキーカラーは、黒・青・緑。でも、金運に限っては「赤」です。それから「三角」もラッキーなモチーフ。赤であるということに加え、財布自体が三角形だったり、フラップ部分が三角形になっていたりするものがおすすめですね。

ーー「赤」と言われると、つい「赤字」を想像してしまいます。どうして「赤」が良いのでしょう？

今年は陰陽五行論で言うと「癸（みずのと）卯（う）」年。風水的に金運は火を表す赤に当たるんです。それを象徴する赤い財布が金運アップの鍵になるというわけです。
確かに、財布に赤は向かないと言われることもあるようですが、今年に限っては赤が一番。気になる人は、「赤字にならないように頑張ろう」と前向きに捉えてほしいですね。

ーー前回お話しいただいたように、金運はメンタルというわけですね。

その通り。だから、赤くて三角形の財布を買って安心してしまっても、もちろんダメですよ。そこで安心してしまう人たちには金運なんてきません！そうじゃなく、お金に対しての能動性が金運を呼ぶんですよ。
例えば、神社に行ってお参りする程度では、宝くじは当たりません。よく当てている人というのは、一年間かけて開運のためのコンディションを作っているんです。毎月吉方位のパワースポットへ旅行に行ったり、ラッキーフードを欠かさず食べたり、ラッキーカラーを取りいれた服を着て過ごしたり、常に謙虚な姿勢を心がけて生活したり。

ーーそう考えると、開運は努力ですね……！

そうですね。開運は漢方薬みたいなもの。毎日の行動に取り入れて、継続して行うことで、結果に結びつくんです。

ただ、問題もあるんですよね。漢方だって飲み過ぎれば毒になるように、開運しすぎると「宿命」が当たらなくなるという弊害があるんです。今まで話してきた金運アップを始め、開運というのは風水の領域。運命学に「一に宿命、二に運命、三に風水、四に陰徳、五に努力」という言葉があり、それに基づくと風水より、宿命や運命の方が上位になるんですね。
風水で開運をするということは、嫌なことを避けるということですよね？

ーーそうですね。嫌なことに見舞われず、いいことがあるように風水に頼っています。

よく「このひどい経験があったからこそ、社長になれた」とか「恵まれない幼少期を送り、そこから脱したくて稼げた」というサクセスストーリーがあるじゃないですか。でも、開運しすぎちゃうと、そういう宿命で定まっていた苦しさまで回避してしまうことがあるんです。そうすると、そこで苦しんだことで未来に訪れるはずだった、大きな成功も回避してしまう。例えば、スクラッチで10万円当たる、みたいな目先の利益は得られるかもしれないけれど、苦しみと引き換えに手に入れるはずだった月収100万円の生活を失ってしまう、ということだって考えられるわけです。

ーーそんな……！では、開運はしない方が幸せになれるんですか！？

悪いこと全てを風水や占いで回避しようとするんじゃなくて、宿命として用意されていた辛さや苦しさはある程度受け入れることも大切なんですよ。
だからこそ、前編でお話ししたように、財布を落とした時に「高い財布だったのに」とネガティブになるんじゃなくて、「これを機にいいことが起こるんだ」と前向きに捉えられるメンタリティが重要になってくるんです。結局、苦しさをプラスに変えていくメンタルを築くことが、一番金運を呼ぶということですね。

ーーなるほど。一つに繋がりますね！

占星術の世界に「サタン・リターン」という、いわゆる厄年に当たるものがあります。人は28歳〜30歳ごろまでの間に、人生で苦しいことに遭遇したり、自分の弱点と向き合わざるを得ない状況になるんですね。でも、そこから逃げ出さなければ、より輝くことができる。読者の中にも、実際にそういう経験をした人がいるんじゃないかな。
金運に対しても同じように考えてほしいんです。苦しさがあった分だけ、稼げるようになるから。

ーーその考え方は、転機を迎え苦しさを感じている人にもエールになりそうです。

私はみなさんに「お金稼ぎのプロだ」という意識を持ってほしいんです。スポーツやアートなどでプロになれる人は一握りですが、お金を稼ぐということに関しては、みなさんすでに立派なプロなんですよ。そのプライドを持ってほしい。そうすれば、人を騙してお金を稼ぐような汚いことだってしなくなります。
今回紹介した開運テクニックをうまく利用して、自分のメンタルを金運開運モードにしてくださいね。