サウナーじゃない私が、本場のサウナに毎日入ったら…。編集部I、初めてのフィンランドで整う!? 体験記。②

サウナーじゃない私が、本場のサウナに毎日入ったら…。編集部I、初めてのフィンランドで整う!? 体験記。②
サウナーじゃない私が、本場のサウナに毎日入ったら…。編集部I、初めてのフィンランドで整う!? 体験記。②
TRAVEL 2026.01.22
フィンランドといえば、皆さんは何を思い浮かべますか? ムーミン、マリメッコ、オーロラ、サンタクロース、かもめ食堂……こうやって列挙するだけでも、魅力的なコンテンツの数々にHanako読者ならきっとワクワクするでしょう。が、しかし! 忘れてやいませんか? それらを凌駕するほどのフィンランドのとっておきの名物。そうです、フィンランドといえば、サ・ウ・ナ!
 
そこで! 今回は編集部Iがフィンランドにビューンと飛び、ムーミンにもマリメッコにもオーロラにも目もくれず、ただひたすらにサウナを巡りまくるという、ちょっと変わった(でもサウナーにとっては贅沢すぎる)特化型の旅をしてきました。
(取材協力/Visit Finland、Helsinki Partners、Visit Kuusamo、フィンエアー/Finnair)
photo & text_Hanako

フィンランド2日目も、目指すはサウナ!
…の前に、まずは現地流の腹ごしらえから。

約1ヶ月ぶりに、こんにちは! 海外旅行(とお酒)が大の好物、編集部Iです。

すっかり2026年になってしまいましたが、私の2025年のハイライト=フィンランドのサウナ旅行について、引き続き語らせていただきたいので、今年もどうぞお付き合いをよろしくお願いいたします!

前回の記事はコチラ。

さて、前回の記事①では、フィンランド北部の街「クーサモ」にて、スモークサウナ&湖で、人生初!整ったかもしれない!? 旅1日目をお届けしましたが、今回は2日目のお話。

ムーミンにもマリメッコにも目もくれず、ただひたすらにサウナを巡りまくる…!!! と宣言はしましたが、とはいえ人間だもの、お腹は空くのだもの…ということで、まずは腹ごしらえをしにやってきたのがここ!

フィンランド サウナの旅
三角屋根が特徴の小屋は、フィンランド伝統の建物で「コタ」と呼ばれるもの。今日のランチ会場は…ここ!?

クーサモの湖畔に佇むかわいい小屋で、迎えてくれたのはボガーシュさん&トマーシュさん(美男美女!)。ふたりが営むのは「Wildout(ワイルドアウト)」という名の移動式レストラン。食材や食器を自らすべて持ち込んで、ある時はこちらのコタ、またある時は別の場所で…と、神出鬼没に営業をするおもしろい形態のレストランです。

提供されるのは、地元野菜など、土地の恵みをふんだんに使った日替わりのメニュー。ランチのコースをメインに、夏は週に1回、冬は週に3回ほど営業しているそう。

さてこの小屋、一見するとミニミニサイズに見えますが、中に入ってみると意外とひろびろ。ここで、食材をカットするところから順を追って、調理を実演して見せてくれます。

フィンランド サウナの旅
こちらがコタの内部。ロッジみたいな雰囲気です。中央にある薪窯で、ランチからデザート、食後のコーヒーまで全てを手際よく調理。
フィンランド サウナの旅
お客さんみんなで薪窯をぐるりと囲んで、キャンプファイヤー気分で、調理の手順を見守ります。調理をしながら、地元の食材やフードカルチャーの説明もしてくれるので、目でも、そして耳でも楽しめる体感型ライブキッチン!
フィンランド サウナの旅 食事
出来上がり〜! この日のメインは、ヴィーガン仕様のビーツのリゾット! 自家農園のニンジンなど野菜もたっぷりで食べ応え◎。チーズ代わりにトッピングしたイーストパウダーがコクをアップしていて、食が進む進むぅ〜。

そんなふたり、実は移動式レストランのほかに、アウトドアアクティビティーも提供しており、この日はランチの前に「バードハウス(鳥の巣箱)作り」のワークショップも、ちらりと体験させていただきました。

フィンランド サウナの旅
ワークショップは、ふたりの自宅の隣にある工房にて。木の温もりに包まれた手作り空間。

バードハウスの素材は、近隣の森林や村で出た古材をリサイクル(さすがエコマインドが進んでる!)。板を切って、組み立てて、鳥たちが入る穴を開けたら完成! それをさらに湖畔の林に持っていき、木に設置してミッション・コンプリート。どんな鳥たちが入居してくれるかな〜。

ちなみに自分の作った巣箱の入居状況は、「Wildout」のサイトからいつでもチェックできる仕組み。設置して終わり、じゃなくて、帰国したあとも巣箱をそっと見守り続けることができる。フィンランドとのこんな繋がり、ちょっと素敵じゃないですか?

フィンランド サウナの旅
こんな感じで設置完了。巣箱の側面に、オリジナルの焼印も入れてみました(絵心がなさすぎてスミマセン)。自分で手作りすると、愛着もひとしお。いつかまたここに戻ってきて、マイ巣箱に再会できたらいいな。
Information
Wildout(ワイルドアウト)

住所:Jäkäläniementie 30C, 93800 Kuusamo, Finland
料金:ランチ3コースお任せメニュー109ユーロ〜(夏季)、129ユーロ〜(冬季)、巣箱作りなどのアクティビティ付189ユーロ
Instagram:@wildoutfinland
https://wildout.fi/

小学校を改装した北欧デザインホテルは、
3種類のサウナを備えたパラダイスだった!

さて、すっかり「サウナ以外」をエンジョイしてしまいましたが、そろそろ本日のお目当てへと移動しましょう。「Wildout」から車で45分ほど移動した場所、「ルカ」という町にあるとっておきのホテルへ!

フィンランド サウナの旅
ⒸHouse of Northern Senses
「ルカ」は、人よりもトナカイの数のほうが多いと言われるほど、自然豊かな町。そんな美しい環境に建つかわいらしい建物、こちらが本日のサウナスポットです。

ホテル「House of Northern Senses(ハウス・オブ・ノーザンセンス)」は、なんと元・小学校。確かに外観を俯瞰して見てみると、その面影が少しあるかも? 小学校が閉校した後は、長らく航空会社の保養所として活用されていたそうですが、そこを現オーナーが買い取り、リノベーションを加えてオープンさせたのが2022年5月。

まず一歩足を踏み入れると目を見張るのが、北欧デザインの家具やインテリアで埋め尽くされたオシャレすぎる空間!

フィンランド サウナの旅
宿泊者が自由に過ごせるリビングルーム。THE北欧インテリア!な空間にうっとり。

アアルトやアルテックなど北欧ブランドがそこかしこに。まるでインテリアショップのショールームみたいな素敵さ! ここで自由にくつろげるなんて、それだけでも宿泊する価値あり、です。

フィンランド サウナの旅
こちらは、リビングの隣にある、夕食や朝食をいただくスペース。ここもめちゃくちゃ素敵〜。
フィンランド サウナの旅
お部屋も北欧ブランドで統一。淡い色合いが女子心をくすぐります。

さてさてこちらのホテル、空間も素晴らしいのですが、サウナもスペシャルです。すぐそばに広大な湖があり、その湖畔に建つサウナ小屋には、スモークサウナと薪ストーブサウナの2種を完備。さらにホテルの客室フロアの階下スペースには、電気加熱式サウナと、プールまで!

3種のサウナを自由に行き来して、クールダウンに湖に飛び込んで、湖畔でボーッと外気浴をして、気分転換にプールで泳いで……と、ホテル施設だけで1日じゅう満喫できる(いや、一週間くらい余裕でこもれそう)天国のような場所、ここにあり!

せっかくの素敵ホテル、オシャレなリビングでお茶したり、客室でゴロゴロしたりもしたいところですが、なんせサウナが3種類もあるんですもの、時間が足りないよ〜(焦)。お部屋で水着&ガウンに秒速で着替えたら、さっそく湖畔へ急ぎます。

フィンランド サウナの旅
ホテルから歩いてすぐ、サウナ小屋が出現。ここに、2種のサウナルームと休憩スペースが完備されています。
フィンランド サウナの旅
ⒸHouse of Northern Senses
1種は、フィンランド伝統のスモークサウナ。こちらのサウナルームは階段で小上がりに上るスタイル。

スモークサウナとは…。前回の記事①でも触れたのですが、おさらいしますと…サウナ室で薪を数時間燃やし続け、室内に充満した煙で石を熱して、使用前に煙を換気してから入るサウナのこと。サウナルームに漂うスモーキーな香りがクセになります。

さて、こちらのサウナルームは、昨日体験したスモークサウナよりも薄暗く、入室した瞬間はちょっとドキドキ。でも、しばらくじっと佇んでいると、余計な情報から遮断され、なんだか瞑想をしているような気持ちに。

フィンランド サウナの旅
ⒸHouse of Northern Senses
スモークサウナの隣には、小ぶりな薪ストーブサウナのお部屋も。好みの温度のタイミングに合わせて、2種のサウナを行ったり来たり。永遠にループできる気持ちよさ…。

サウナ途中のクールダウンに…
噂のサ酒「ロンケロ」にも初挑戦。

フィンランド サウナの旅
途中、オーナーさんが差し入れを持ってきてくれました。お水かスポドリかと思ったら……ん? ほとんどアルコールなんですけど(笑)

聞けば、フィンランドでは、サウナ中にアルコールを楽しむ人が多いとか。しかも休憩合間だけでなく、サウナルームに持ち込んで飲むのもOKな場合も! もちろん全てのサウナがアルコールOKというわけではないので要確認。そして医学的にはあまり推奨されていないようなので、サウナ酒を楽しむ場合は自己責任でね!

なお、こちらは、サウナルームへのアルコールの持ち込みOKだったので、私も初めてのサウナde酒を(適度に)嗜ませていただきました。ちょっぴり罪悪感があったけれど…でも楽しい&美味しい。

フィンランド サウナの旅
皆さん、これ、知ってます? ジンをグレープフルーツで割った「LONG DRINK」という飲み物で、フィンランドでは「ロンケロ」と呼ばれ、国民的なお酒。なんとサ飯ならぬ、サ酒(サウナ用のお酒)で、“ロンケロ片手にサウナ”が、本場では定番らしい。実際、サウナルームで私の隣にいた地元女子、ゴクゴク飲んでましたよ…。

スモークサウナと、薪ストーブで熱々になったら、もちろん、目の前の湖が水風呂がわり! は、お約束。昨日は初体験ゆえ、少し躊躇した私ですが、湖ダイブの気持ちよさを知ってしまった今は、迷いなく直行! 文字通り、大自然に浸っている感覚がたまらない〜。

フィンランド サウナの旅
ⒸHouse of Northern Senses
サウナ小屋の中にある休憩スペースも、北欧のロッジみたいで、なんて素敵な雰囲気なんでしょう!

湖畔のサウナを満喫し終えたら、ホテル内のサウナに移動して、極楽時間はまだまだ続きます。

フィンランド サウナの旅
先ほどのスモークサウナとは一転、ホテル内にあるのは、モダンな雰囲気の電気加熱式サウナ。誰もいなかったので、ゴロンと横になったりと自由に過ごさせていただきました。
フィンランド サウナの旅
ⒸHouse of Northern Senses
サウナには開放的なプールが併設。なんて贅沢空間! 熱々の体で飛び込んで、ザブザブ泳いでクールダウン。時間が全然足りませーん!

サウナ後のディナータイムにも
地元ならではの初体験が待っていた!

サウナ→プール→サウナ→プールの無限ループを繰り返していたら、昨日に続き今日もまた、気づけば私がラスト1人に。嗚呼! 今日こそちゃんと身なりを整えて、ディナーに出席しようと思っていたのにー!

またしても、サウナ上がりほやほやの状態でディナー会場に急ぐと、そこに広がっていたのは、なんとまぁ素敵な光景(やっぱり身なりを整えて来るべきだった…)。

フィンランド サウナの旅
ⒸHouse of Northern Senses
映画のワンシーンみたいなディナー会場。みんなで長テーブルを囲むスタイル、なんだか祝祭感があっていいですね。
フィンランド サウナの旅
テーブルセッティングもかわいくてセンス抜群!…と思っていたら、ん? これはロブスターかしら??
フィンランド サウナの旅
ロブスターじゃない! これは…ザリガニだ! 山盛り!

実はフィンランド、ザリガニを食べる習慣があるのだとか。7月下旬〜10月下旬がザリガニ漁が許可されている期間なので、旬のザリガニは夏限定のごちそうで、毎年これを楽しみにしている人も多いそう。今日はホテルオーナーの粋な計らいで“フィンランドならではのおもてなし”として用意してくれたみたい。

ザリガニ専用のカトラリーで殻を剥いて身を出したら、バゲットにバターとディル、そして剥き身をのせ、ザリガニオープンサンドにしてパクッ。エビのようで、エビじゃない。独特の香ばしさで、これ美味しいかも〜! さらにウォッカをショットでクイッと煽れば、これがフィンランド流のザリガニの食し方!

フィンランド サウナの旅
居合わせた地元ガールをパシャリ。紙エプロンも、紙ナプキンも、ザリガニ柄で統一。ザリガニを食べる時は、全力でザリガニに向き合う!が、現地流。いいね!

山盛りのザリガニがみるみるうちになくなっていき、ウォッカでほろ酔いになりながら、濃密な1日が終了。

フィンランドDAY2は、3種のサウナはもちろん、食体験もかなりスペシャル。“初めて”と“驚き”がいっぱいの、カルチャーショックを楽しむ1日でした。

DAY3はいよいよ、首都・ヘルシンキへ! せっかくのヘルシンキだもの、カフェにも寄りたいし、美術館にも行きたいし、北欧デザインのショップ巡りも……な浮ついた欲望を、否!と全部滅却して、引き続きサウナ道を突っ走りますよ。ヘルシンキでも整うか、私!?

information
House of Northern Senses(ハウス・オブ・ノーザンセンス)

住所:Virkkulantie 82, 93830 Rukatunturi, Finland
宿泊料金(2名1室、朝食込み):サマーシーズン(4/1~12/16)322ユーロ~、クリスマスシーズン(12/17~1/6)523ユーロ~、ホリデーシーズン(1/7~3/31)482ユーロ~。
サウナ使用料:電気加熱式サウナ308ユーロ(2時間貸し切り、屋内プールエリア利用可)、薪ストーブ式サウナ308ユーロ(2時間貸し切り)、スモークサウナ836ユーロ(3時間貸し切り)
※上記料金は2026年3月31日まで
https://www.northernsenses.com/ja/home

Videos

Pick Up