八戸観光の正解。運気を呼び込む神社などおすすめスポット3選
1. 金運を味方につける! パワースポット〈蕪嶋神社〉で参拝
種差海岸の最北に位置する蕪島(かぶしま)は、大正11(1922)年に国の天然記念物にも指定されたウミネコの繁殖地。

毎年、35000羽ものウミネコが飛来し、繁殖する様子を間近で観察することができる国内唯一の場所として知られています。

目的地は、その頂上にある〈蕪嶋神社〉。ウミネコのフンが落ちてくることがあるので、傘をさして向かいます。

「こんなに間近でウミネコが見られる場所って他にない! この子は毛の色が違うね、赤ちゃんなのかな」とアリスさん。

そうこうしているうちに、〈蕪嶋神社〉に到着。永仁4(1296)年、約730年前に創建した神社です。2015年には社殿が焼失してしまいましたが、約4年の歳月をかけて再建されました。
〈蕪嶋神社〉は市杵嶋姫命(弁財天)を祀り、「蕪」と「株」が同じ読みであることから、株が上がるご利益や、商売繁盛、漁業安全、子宝などにもご利益があるといわれています。
さて、ここで運試し。ウミネコ型の陶器に入ったおみくじを引いてみました。アリスさんの結果は……?
ここまで来たので、「運開きめぐり」もしていきましょう。社殿の周りを反時計回りに3周することで運が開けるといいます。なぜ反時計回りかというと、水道の蛇口やネジなどは、反時計回りにすると「開く」から。

ちなみに、気をつけていても、ウミネコのフンがついてしまうことがあります。でも気を落とさないで。

〈蕪嶋神社〉では、ウミネコのフンは“ウン”がついた=運がついたとされ、社務所で「会運証明書」が発行されます。持ち帰れたら旅の思い出になるかも!?
住所:青森県八戸市大字鮫町字鮫56-2
TEL: 0178-34-2730
参拝時間:8:30~17:20(4月~9月末)
8:30~16:50(10月~3月末)
2. 〈八戸ブックセンター〉で思いがけない本と出合う
2014年から「本のまち八戸」を掲げ、本にまつわる公共サービスを提供する八戸市。その中心街に16年にオープンした〈八戸ブックセンター〉は、全国でも珍しい“市営書店”です。

ブックコーディネーターの内沼晋太郎さんをディレクターに迎え、空間づくりなどのアドバイスを受けたという店内の各所には、イスやソファ、ハンモックが配置されています。カウンターで購入したコーヒーやビールを片手に、ゆったりと本を読むことができます。
さっそく、気になった本を手にとって試し読みをするアリスさん。
一般的な書店では小説やコミック、雑誌など、本のジャンルやカテゴリーでゾーニングされていますが、〈八戸ブックセンター〉での棚は「文芸への招待」「いのり」「猫」など、テーマに合わせて選書されているのも特徴。

地方の書店では、ベストセラーなどの売れ筋商品を中心に扱わざるを得ない状況にありますが、〈八戸ブックセンター〉では、都市部の大型書店や専門の書店でないと取り扱っていないような珍しい本が並びます。
興味のある棚を見ていたら、思いがけない本が見つかるかも。インターネット書店で関連書籍をレコメンドされるのとは違う、偶発的な本との出合いがここにはあるのです。

東京のデザイン集団〈groovisions(グルーヴィジョンズ)〉が手掛けたロゴ。トートバッグや文具などのグッズはお土産にぴったり。
住所:青森県八戸市六日町16-2 Garden Terrace1F
TEL:0178-20-8368
開館時間:10:00~20:00(日祝~19:00)
休館日:火休(祝日の場合は翌日休)、年末年始休
3. 古本屋〈GERONIMO〉でお酒片手に古書探し
八戸市中心街のビル3階にある〈GERONIMO(ジェロニモ)〉は、2024年7月にオープンした古本屋さん。小説や郷土史、カルチャー系、写真集、自己啓発系、アートや芸能など、約1万点もの本が並びます。

店名は、アパッチ族の伝説の戦士・ジェロニモに由来。書店が激減する中で新たに開業したことに、ジェロニモの勇敢さを重ねたそう。
〈GERONIMO〉でも、〈八戸ブックセンター〉と同じように、お酒やコーヒーを楽しみながら本探しができます。
さて、気になる本を探してみましょう。
また、〈GERONIMO〉では、「貸し棚本屋」というクリエイターを支援する取り組みも行っています。区画を月額でレンタルし、本やZINEを販売できるのです。

「本のまち」を担う古本屋さんは、八戸のカルチャーを支えています。
住所:青森県八戸市三日町32 江口ビル3F
営業時間:13:00~19:00
定休日:月火休
Instagram:@geronimo_3f
















