全国の一の宮神社を詣でる。 2021年行くべき「一の宮神社」ガイド【東山道〜北陸道編】。スピリチュアルアーキテクト・暁 玲華さんセレクト!
歴史ある大社・名社が名を連ねる一の宮神社。中でも2021年に参拝したい神社を古神道研究家の暁玲華さんが3つのキーワードで厳選。土地の気が満ちた、一の宮神社で運気アップ!今回は東山道〜北陸道エリアをご紹介します。
1.〈鹽竈神社(しおがまじんじゃ)〉「御神塩」と「神釡」で、災害除けを祈願!/陸奥国(宮城)ご利益:厄除け
人々に製塩法を教えたとされる塩土老翁神(しおつちおじのかみ)を祀り、塩竈の地名の起こりともなっている神社。「決意を固め、信念を強くしてくれる神社です。鹿島神も祀られていて、難を取り払ってくれます」(暁さん、以下同)。末社の御釡(おかま)神社には、「神釡」と呼ばれる四口の鉄製の釡が祀られているが、変事ある時その前触れとして御釡の水が変わるという言い伝えも。
■宮城県塩竈市一森山1-1
■022-367-1611
■5:00~17:00
【ACTION!】
「全国に鹽竈神社は多数ありますが、ここは塩の作り方を教えた神様がいる総本社!『御神塩』を授かって、盛り塩にすることで厄除けが期待できます」
2.〈諏訪大社上社本宮(すわたいしゃかみしゃほんみや)〉心機一転、新しいことを始める原動力に。/信濃国(長野)ご利益:心機一転
諏訪湖を挟んで南の上社(本宮・前宮)、北の下社(春宮・秋宮)の四社からなる大社。本宮の御祭神は、古くから風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神として、また武勇の神として広く信仰されている諏訪大明神。「何か新しいことを始めたい時に初動力をもらえるので、新しい仕事や事業を始めたい人に特におすすめです。本宮のあと、前宮に赴けば、失敗してもフォローしてくれます」
■長野県諏訪市中洲宮山1
■0266-52-1919
【ACTION!】
「上社・下社それぞれ回るのが好ましいです。本宮のあと、前宮へ参拝を。上社から下社へ行く途中にある名所・諏訪湖にも足を運ぶとなお良いです」
3.〈彌彦神社(やひこじんじゃ)〉気品ある「おやひこさま」で心を洗う。/越後国(新潟)ご利益:心機一転
創建から2,400年以上の歴史を有し、万葉集にも歌われている由緒正しい古社。古くから「おやひこさま」と呼ばれ親しまれている。「境内が美しく、気品のある神社。弥彦山(やひこやま)を背に立つ美しい社殿は必見。品格を上げたいと願う方におすすめです」。御祭神は天香山命(あめのかごやまのみこと)で、越後国の開拓に尽力した神様とされる。
■新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
■0256-94-2001
■8:30~16:00
【ACTION!】
「『玉の橋』は、神様が通るといわれている赤い橋。人は渡ることができませんが川のせせらぎを聴きながら眺めると、心が浄化されるはず」
4.〈白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)〉霊峰白山の「登拝」で、健康祈願を。/加賀国(石川)ご利益:健康運上昇
全国三千余社の白山神社の総本宮。御神体である霊峰白山は、古くから“命の水”を供給する神々の座として仰がれた。「山への信仰が“登拝”という形へと昇華した霊山信仰の聖地。境内の遥拝所から山頂の奥宮を拝むこともできますが、可能であれば白山へ。たとえ山頂まで行けずとも、山に入って手を合わせるだけでも御利益はあります」(白山奥宮の開設は7/1~8/31)
■石川県白山市三宮町ニ105-1
■076-272-0680
■9:00~16:00
【ACTION!】
「白山白川郷ホワイトロードを通って『姥ケ滝(うばがたき)』へ。水が流れ落ちる様が、白髪の老婆のように見える、不老長寿を象徴するスポットです」
Navigator…暁 玲華(あかつき・れいか)
スピリチュアルアーキテクト、古神道研究家。風水・神社研究の傍ら神社本庁神職資格を取得。神道の歴史に造詣が深い。風水・霊視鑑定も人気。
一の宮神社とは何なのですか?
飛鳥時代から明治まで日本には「令制国」といわれる68の「国」が置かれていた。それぞれの国が誇るナンバーワン神社、それが一の宮なのです。北海道から沖縄まで、全国津々浦々にある一の宮は、なんと100社以上。廃藩置県が行われる明治まで使われていた、68の令制国にそれぞれ一の宮が置かれていた。五畿七道(北海道が新設されてからは八道)のエリア区分で、今あえて全国を巡ってみたくなる!?