第4回　チュートリアル福田充徳の「はじめてパパのなんでも〈新発見〉！」 【チュートリアル福田の育児エッセイ・4】夜中にミルクを作っていて、腹立つわ～となったこと

病院からはじめて家に帰ってきた日。さて、どうやって寝ようかという話になりました。奥さんの友人からお古のベビーベッドをいただいていたので、まあこれに寝かせてみようかと。で、寝かせたら全然寝てくれないんですよね、ベビーベッド。ベビーのベッドやのに、全然寝ない。で、こりゃもう仕方ないから大人のベッドに３人で寝ようと。しばらくは、川の字で寝ていたんです。

でも、大人用のベッドはベッドで、息子の寝相が半端なく激しくてあっちゃこっちゃいっていたり、大人用の掛け布団だと暑いみたいで気付いたら汗だくになっていたり……。あと、うちのベッド、シングルのマットを２つくっつけているんですけど気づくとその隙間にすぽっとハマってたりする（笑）。

それで、3ヶ月くらいたったときに「やっぱ、これはあかん！」と思って、もう１回ベビーベッド寝かせてみようか、という話になりました。初日、「これ絶対、ぐずるやろな〜」とベビーベッドに置いたら、信じられないくらいすっと寝た！　

なんやねん！　となりましたけど、きっと本当はこっちの赤ちゃん用のベッドのほうが、ほどよい固さだし、暑すぎないし、寝心地いいんでしょうね。結局、いつもは３時間でおっぱいほしくて起きるのに、4、5時間くらい続けてぐっすり寝てくれたんです。ああ、大人用のベッドでいろいろしんどかったんかな、申し訳ないことしたなと思いました（笑）。

最初の1ヶ月はミルクもあげていたので夜中の粉ミルクは僕が担当していましたね。哺乳瓶をレンジで3分チンして消毒するやつ、あれ便利ですね！　とはいえ、ミルクを準備するのもなかなか大変です。

消毒して、40度くらいのお湯で粉ミルク溶かして、温度調節して、で、最後に腕にちょっとミルク出して飲みやすい温度か確かめるじゃないですか。それが全然、乳首から出てこないときがある。思い切りふったら自分の手に乳首の先ががっつりついちゃって「消毒やり直しやないか！」ってなる。これ、腹たちますわ〜（笑）。

今は、奥さんの完全母乳なので僕のミルクは出る幕はなくなりました。深夜もオムツ替えはするのでおっぱい終わるころを見計らって「オムツは俺が変えるよ〜」とかは協力するようにしていますね。でも、それも酔っ払ってしまうと気づかないんです（笑）。朝までぐっすり寝てしまいます……。

それが続くときげんが悪くなるので、朝、起きしなに奥さんが「はあ……」と、ため息から目覚めているような時は「そろそろやばいぞ」の黄色信号です。できるだけ、飲まないで帰ってくるようにします。でも、そういうときに限って打ち上げがあったりするんですよね……。難しいところです。