第68回 チュートリアル福田充徳の「はじめてパパのなんでも〈新発見〉!」 【チュートリアル福田の育児エッセイ・68】 気づいたら、親子ですっかり『鬼滅の刃』にハマりました!
2017年12月、待望の第一子となる男の子が誕生! 新米パパとして、まだまだわからないことだらけだと言う福田さんの育児日記です。子どもとの毎日の暮らしの中でみつけた発見や感動、ときにするどい(!?)ツッコミを赤裸々に語っていただきます!
悪い鬼を退治する、チャンバラにすっかり夢中!
僕と息子、2人で家にいるときにはいつも“間”を探ります。間というのは、2人が観たいテレビの間のことです。
僕は、録画しておいたバイクのレースだとか格闘技だとかを観たい。でも、息子は観たくない。一方、息子は最近ハマっている恐竜のYouTubeアニメーションが観たい。でも、それは僕が観ていてもそんなに面白くない。
でも、2人で何か共有したい。そんな両者が2人で観て、納得できる妥協案は何かと考えるんです。最近、その折衷案として『鬼滅の刃』を観てみないかと息子に提案してみました。話題になっているし、子どもたちも熱狂していると噂で聞いていたので、試しにアニメを1話だけ観てみよう、と思いました。そうしたら息子は、おとなしく一緒に観てくれて。次の話、次の話と気づけば全26話観ることができた。
息子は、気にくわないと「ヤダ!」とすぐチャンネルを変えろと言うんです。でも、『鬼滅の刃』ではまったく言わない、それどころか何話か観続けていたら「炭治郎が観たい!」と自ら言うようになったんです。
3歳の子も惹きつける魅力があるんだなと感心しました。すっかり、炭治郎と禰豆子が大好きになっています。先日も話しましたが、奥さんがよく怒るときに「鬼がくるよ!」と言っているので“鬼”という概念は、息子もわかっています。その悪い鬼を次々と退治している感じがいいのではないでしょうか。
その戦いのシーンで、剣を使ってチャンバラするのもまたハマった理由のようです。本人も刀を持って戦いたい様子だったので、ダイソーで売っていたスポンジの剣を、これはいいと買ってあげました。スポンジだったら柔らかいし、まあ危ないくないかな、当たっても痛くないんじゃないかと思いましたけど、いや、これが大きな間違い。
スポンジだとしても買うんじゃなかった……と思うくらい振り回して、かなり困っております。それに、顔にバッチバチに当たったらスポンジでも痛いです(涙)。 あとは、主題歌の「紅蓮華」も響いているようです。この歌も大好きで、YouTubeで繰り返し流して聴いています。
息子は、冒頭の「♬強くなれる理由を知った〜 僕を連れて進め〜!」という部分をひたすら繰り返し歌っているんです。その先も聴きたいところですが、その先は一切、歌ってくれません。エンドレスで冒頭部分を楽しそうに歌っています。