第73回 チュートリアル福田充徳の「はじめてパパのなんでも〈新発見〉!」 【チュートリアル福田の育児エッセイ・73】息子が「パパ心配だよ!」と福ちゃんに言ったこととは?
2017年12月、待望の第一子となる男の子が誕生! 新米パパとして、まだまだわからないことだらけだと言う福田さんの育児日記です。子どもとの毎日の暮らしの中でみつけた発見や感動、ときにするどい(!?)ツッコミを赤裸々に語っていただきます!
子どもとのごはん時間、ストレスになっていませんか?
昨年の春ごろから息子はおしゃべりがすごく上手になりました。最近では、どこでそれ覚えた? というようなことを言うようになりました。この間びっくりしたのが、僕が息子にご飯を食べさせて、僕はその横でビールを飲んでいたんです。晩酌なので、軽くつまみを食べながら。そうしたら息子が「パパ、ごはん、ちゃんと食べて! 食べないと僕、心配だよ」と。お前、心配ってどういう感情かわかって言ってる!? と思いました。
大人の真似をして、いろいろ言うようになってきているのが面白いです。食事のときにはよく「一緒に食べるとおいしいね」とも言ってくれます。これは、本当にそう思っているんやろなあと思います。
ただ、大人の側からすると、別のタイミングで食べたいときもありますよね。子どもと一緒だと慌ただしいし、食べさせないといけないし、ゆっくり自分が食べたいものを食べるわけにはいかない。
例えば、夜、微妙な時間に帰宅すると、もうご飯を食べ始めているときがある。面倒だから息子が食べ終わってお風呂も済んで、完全に寝てから自分は何か食べようかな、と思う。でも、息子は「今、一緒に食べよう」と言うんです。そう言ってくれるのが幸せだし、できるだけ食卓は共有したいなと思う一方、のんびりテレビでも見ながらメシ、食べたいなあ…とも思う。これは本当に難しいところです。
気づくと、食卓に並ぶのも子どもが好きなもの、食べてくれるもの優先になっている。世のお母さんたちだって、もっと辛いもの食べたいな……とか、もっと味わって食べたいのに……と思っているのではないでしょうか。みんなきっと同じですよね。ま、でも「一緒に食べたい」と言ってくれるのも今だけかもしれません。この不自由もまた幼いうちの貴重な時間やと思って、できるだけ一緒においしいねと言い合えるものを食べたいと思います。