第85回 チュートリアル福田充徳の「はじめてパパのなんでも〈新発見〉!」 【チュートリアル福田の育児エッセイ・85】「パパ、きらい!」と言われたとき、福ちゃんが返した言葉とは?
2017年12月、待望の第一子となる男の子が誕生! 新米パパとして、まだまだわからないことだらけだと言う福田さんの育児日記です。子どもとの毎日の暮らしの中でみつけた発見や感動、ときにするどい(!?)ツッコミを赤裸々に語っていただきます。
納得がいくまで“いやいや”に付き合ってあげたいけれど……。
まだ絶賛イヤイヤ期が続いています。
気に食わないことがあると「向こうに行け!」と言うんですよ! 「野菜食べなさい」など息子があまりやりたくないことをやりなさいと言うと「パパ、いや。向こうへ行って!」と言ってきます。
あとは「パパ、きらい」も言うように。これは、きちんとダメだよと諭しています。「きらい」は言ったらあかん。
「お友達にそんなん言われたらいややろ?」と言うと「いやだ」と言うので「だったら、自分も言ったらだめだよ」と話しています。でも、こういう強い言葉は、きっとこちらの言っていることから影響を受けて使っていると思うので、日々、大人の言葉遣いも気をつけないとな、と思います。
多分、無意識に「パパはそういうのきらいやで」とか「できないなら、向こう行くで」とか言っているのだと思うので、そういうところから、息子は言葉を拾っているんじゃないかなと思うんです。
だから、あまり頭ごなしに怒らずに話を聞いてあげれたら、と思います。
時間にゆとりがあれば「今、この恐竜のTシャツを着ていったら、寝るときには着られないから違うシャツにしたほうがいいと思うよ」とか、ひとつひとつ説明できるのですが、もう朝のめちゃくちゃ忙しい時はそんな余裕もない。30分以内にご飯食べて、支度して、送っていかないと仕事にも間にあわない。
そんなときはどうしても「はい、はい、もうええ。ええから、さ、これ着て! もう行くで!!」となってしまう。で、そんな一方通行ばかりやっていると「パパ、きらい!」と向こうも爆発してしまうんでしょうね。
あと、怒っているときは息子に対してどういう態度をとってしまっているか気づかないことも多いです。
ママが叱っているのをみると「そんなキツイ言い方しないでも……」と思いますが、ママに言わせると「そっちのほうが、めっちゃ厳しく怒っているよ」となる。
自分が怒っているときは、どうしても感情とか勢いが先に出てしまって、自分でも気づかないこともある。
怒らないわけにはいかないですが、僕にとっても息子にとっても、いい怒り方ができるようになりたいものです。