KEY TO LIT (キテレツ) 中村嶺亜さんと猪狩蒼弥さんの「学び」について。メンバーへのメッセージも!
なかむら・れいあ/1997年4月2日生まれ、東京都出身。個展『REIA NAKAMURA 1st EXHIBITION ReBELiUM @SHIBUYA』を2026年春に開催予定。
いがり・そうや/2002年9月20日生まれ、東京都出身。出演の映画『教場Requiem』が公開中。『呼び出し先生タナカ』『ZIP!キテルネ!』などバラエティでも活躍。
「本は紙派。定期的に読み返す本がたくさんあります。」(猪狩蒼弥さん)

多才なメンバーが集まるKEY TO LITの中でも、クリエイティブ力が光るふたり。ラップのリリックやライブ演出を手掛ける猪狩蒼弥さんは読書、個展開催が決定している中村嶺亜さんは絵を描くことから日々学びを得ている。
中村:純粋に絵を楽しみたいから、以前は仕事にしないつもりだったんです。でも、『プレバト!!』で描く機会をもらって挑戦したら、すごく楽しくて。先生方の評価が学びになって技術も上がったし、前より思い通りに手が動くようになりました。一方、プライベートで描く絵は番組で評価を得られるリアルな絵とは違うテイスト。だから、『プレバト!!』の経験が影響しすぎないよう引き算をするようにはしてるかな。絵はヒストリーだから、そういう経験や軌跡が見えるのも面白いんですよ。
猪狩:僕ももともと本は娯楽だったけど、今は仕事を意識している面もあるな。今って、昔の哲学者という存在が芸術のアウトプットに置き換えられている気がして。ロックもヒップホップも哲学だし、バンクシーも哲学。それぞれ生き様や人の善悪とかと向き合って表現してる。いずれ自分もそういう表現を求められる時代がくるかもと思うと、作品を作る側にいる以上、思考や真理みたいなものを確立しておかないとなって。そのために、先人たちの考えを本から学んでいる部分はあります。
「考える余白があるような作品が好きだし、目指したい。」(中村嶺亜さん)
そのインプットしたものは、どう表現として生かされる?
猪狩:脳内は音楽のフォルダ、ライブ演出のフォルダって分かれていなくて、得たものをどんどん放り込んでいる感覚。で、アウトプットするときに、ぐるぐる混ぜ合わせて抽出する感じなんです。だから、全部のインプットの結晶が自分の表現につながっているんじゃないかな。
中村:わかる。僕も自分の中に取り入れた好きなものが混ざり合って、脳内で街みたいな世界を形成していて。混ぜ合わさったものがその街に流れてる音楽や人々が着てる服とかを作っていて、それを絵として出力してる感じ。知見や感覚を得るたび街も育っていくんですよね。
学びたいことがあればあるだけ、感じ方も楽しみ方も増えていく。
常に知的好奇心が絶えないふたり。自分にとって学びとは?
中村:人生を楽しむための、おもちゃ探しみたいなもの。学んで物事を知ったぶん、楽しさも感じ方も広がると思うから。
猪狩:本当にそれ。逆に学びをやめたときが終わりの始まりなんだろうな。知らないことがあって自分が学ぶ立場にあるって思えているうちは、前進し続けられるのかなと思います。
猪狩蒼弥さんの読書の思い出
猪狩:幼稚園の頃、母が読み聞かせをしてくれていて。毎晩1話じゃ物足りず、もっと聞きたい、知りたいって勝手に読み進めて、1年分の365話を完読した記憶があります(笑)。母が読書家だから、近づきたい思いもあったのかも。今は、アウトプットする仕事が重なる時期は人のエッセンスを入れたくなくて、前に読んだ本を読み返すことがほとんど。それ以外は小説を読むことが多いんですが、気に入った表現を見つけると語彙の一軍になるまで意識的に使って、ものにするようにしてます。本って文庫ならコーヒー1杯より安いこともある。最高の娯楽ですよね。
中村嶺亜さんのアートの思い出
中村:幼稚園に入る前から絵は好きだったのですが、描き続けるうちに画法をどんどん知って、そのたび感動してのめり込んでいきました。ここ2年半くらいは個展を念頭に置いて、テーマ性のある絵を描いていますね。そのテーマは、幼い頃から僕の脳内に広がっている想像の世界。街のような空間で、そこに存在している人やモノ、ストーリーを切り取って絵にしている感覚なんです。初の個展は誰にも見せるはずのなかった、その世界へ皆さんを招待するイメージ。言葉の説明は最小限にして、来てくれる方が想像して楽しめる展示にしたいなと考えています。
中村嶺亜さんからメンバーへメッセージ
中村:ツアーのロゴデザインを担当させてもらったけど、実は自分の作品を見てもらうのが、最初は少し照れくさかったんだよね。いくつか案を見せたとき、自分的に好きだなと思っていたデザインをみんなが選んでくれて。自分の感覚は間違いじゃなかったと思えて安心したし、ロゴを通して5人のグループへの思いをすり合わせられてよかったと思った。何よりメンバーがロゴ入りTシャツを着てステージに立つ姿を見て、やってよかったって心から感じたよ。
猪狩蒼弥さんからメンバーへメッセージ
猪狩:メンバーに本をすすめるなら…嶺亜くんは『史上最強の哲学入門』。思想が表れる作品が今後は価値になっていくと思うから、第一歩として。(岩﨑)大昇は村上春樹さんの著書。奥行きを得て、物憂げな雰囲気をまとってほしい。(井上)瑞稀くんは読むのが遅いから、星新一さんの『ショートショート』かな。単純に面白いしね。(佐々木)大光は『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』。論理的にならず、今のままでいてほしいからマンガがほどよい(笑)。
[中村嶺亜さん着用]Tシャツ18,400円(ROOP TOKYO https://rooptokyo.com/) [猪狩蒼弥さん着用]ニット31,000円(KUMÉ https://kume-studio.jp/)/その他スタイリスト私物


















